クーバースの性格、体重や被毛の特徴は?寿命や病気、飼い方、しつけや歴史は?

クーバースは1000年以上の歴史をもつハンガリー原産の護蓄犬種です。クーバースという名はトルコ語で「貴族の守護者」を意味し、遊牧民によってハンガリーに伝わりました。今回の記事はクーバースの性格、特徴、寿命や病気、飼い方、しつけや歴史についてまとめました。

 

クーバースの性格は?

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性格

  • 忠実で勇敢
  • 番犬向きの強い警戒心

クーバーズは飼い主に忠実な性格をしています。自己犠牲の精神で、家族に危機が迫ると勇敢に立ち向かってくれます。オオカミやイノシシを相手にしていた猟犬なので心強いですよ。怪しい物音や人物には激しく吠えて威嚇し、それでも引かない場合は攻撃をしかけることもあります。警戒心が強く体も大きいので、番犬にうってつけな犬種といえます。

 

クーバースの特徴は?

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特徴

  • 体高 66~76cm
  • 体重 30-52kg
  • 被毛 ダブルコート
  • 被毛カラー 白

クーバースは体高66~76cm、体重30~52kg前後の超大型犬に分類されます。体高より体長がわずかに長いがっちりした筋骨とたくましいボディを持ち、純白で大きな体は気品があり優しい雰囲気があります。

被毛はダブルコートで厚いアンダーコートの上に、直毛かウェーブ状の粗いアウターコートが密生して生えています。首元と四肢の後ろにある飾り毛が特徴的です。被毛カラーは白のみで、夜間でもはっきりと見えます。

 

クーバースの寿命や病気は?

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クーバースの平均寿命は10~12年前後です。大型犬によくみられる「鼓脹症」や「股関節形成不全」、肩関節の「離断性骨軟骨症」などに注意が必要です。

「鼓腸症」は大型で胸の厚い犬種によくみられる疾患で、腹部が膨張し落ち着きがなくなる、「クーン」と鼻を鳴らして吐きたがるといった症状があれば病院へ行ってください。すぐに治療を受けなければ命を落とす確率の高い病気です。

体重が50kgを超えることもある超大型犬ですから、太らせすぎによる「関節疾患」に特に注意してあげてくださいね。

 

クーバースの飼い方は?

クーバースは関節疾患にかかりやすいため、あまり激しい運動は必要ありません。散歩は毎日2回60分ほどがおすすめです。暑さに弱いので、暑い時間帯の散歩をなるべく避け、「脱水症状」や「熱中症」に十分注意してあげてください。日本では室内飼育が基本になります。

被毛の手入れは、1週間に1~2回のブラッシングで十分です。

被毛には汚れを自然に落とす脂分が含まれています。シャンプーをし過ぎるとその脂分も落ちてしまい、体を洗えば洗うほど汚れがつきやすくなってしまいます。

 

クーバースのしつけは?

賢い犬なのでしつけの飲みこみは早いですが、体が大きく独立心が強いので、初心者の方には大変です。きちんとしつけないと猛犬になってしまいます。家族への防衛心と相まって、人に危害を加えてしまうこともあるので服従訓練は徹底してくださいね。

繊細で傷つきやすい性格なので、厳しく叱りつけるようなしつけ方ではなく、褒めて長所を伸ばすようにすると効果的ですよ。

 

クーバースの歴史は?

9世紀頃にハンガリーのカルパチア盆地を支配したマジャール人が育種していた犬が、クーバースの起源ではないかといわれています。13世紀に使役犬として活躍していたクーバースを、王国の貴族が護衛犬として城で飼育し始めました。

1458年から1490年に在位したマティアヌス王は主人に忠誠を誓うクーバースを溺愛し、自らの警護のため大量に飼育していました。時代を経て、クーバーズは貴族だけでなく大衆の間にも広まったのです。

世界大戦の戦禍と反マジャール感情の影響で一度は絶滅寸前に陥りましたが、国内外からクーバースを集め、繁殖させることで頭数の回復に成功します。現在は護蓄犬としてだけではなく、ペットやショードッグとしても人気を高めていますよ。

 

ボディーガードになってくれる犬

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日本では入手が困難でしつけが難しい犬種ですので、すべての飼い主におすすめできる犬ではありません。飼い主に忠実な性格なので、時間をかけて信頼関係を築くことであなただけのボディーガードになってくれますよ。信頼関係を築ければ、共に過ごす時間をより濃密なものにしてくれるはずです。過去に中世の王様とクーバースが過ごした時間を、体験してみてはいかがでしょうか。

クーバースを日本で飼育しようとしたときにかかる初期費用や餌代はこちらの記事にまとめています