カレリアンベアドッグの性格、特徴、しつけ、寿命や病気、飼い方、歴史は?

カレリアンベアドッグはフィンランドのカレリア地方原産の猟犬です。フィンランドでは国宝に指定されており、現在でも熊狩りの実猟犬として飼われています。今回の記事はカレリアンベアドッグの性格、特徴、しつけ、寿命や病気、飼い方、歴史についてまとめました。

 

カレリアンベアドッグの性格は?

性格

 

性格

  • 飼い主家族に忠実
  • 勇敢でプライド高い
  • 警戒心が強く番犬向き

飼い主やその家族に忠実で愛情深い性格ですが、勇敢でプライドが高い一面を持ちます。他の犬に対して警戒心が強く、時に攻撃的な態度を示します。命をかけて家族の危機を守るという気持ちの表れです。

怖いもの知らずで、ひるむことがほとんどありません。原産国のフィンランドでは「ガードドッグ」として活躍したこともあります。日本にも輸入された際には、ヒグマによる被害が深刻だった軽井沢で熊退治を行っていた過去もあります。

 

カレリアンベアドッグの特徴は?

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特徴

  • 体高 53~60cm
  • 体重 17~28kg
  • 被毛 ショートコート
  • 基本カラー ブラック&ホワイト

カレリアンベアドッグは体高が52〜60cm、体重が17〜28kgの大型犬に分類されます。日本犬によく似たスピッツタイプの犬種です。口角が少し上がっているため笑っているようにみえる表情と立ち耳、背中にくるっと巻き上がった尻尾が特徴的です。

被毛は分厚いショートコートで防寒性や防水性に優れています。カラーには個体差がありますが、基本ブラック&ホワイトで、ブラックを基準としてマズル、ブレーズ、首、胸、腹部、前脚、後ろ足首、尾先が白くなっています。

夜間や雪の中でもしっかりと見分けることができるように、現在では黒と白にほぼ固定されました。

 

カレリアンベアドッグのしつけは?

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カレリアンベアドッグは性格上、1ヶ所につないでしまうとストレスを感じてしまいます。加えて、リーダーと認めた人の命令しか聞きません。初心者がしつけるのは難しいといえます。

幼犬の頃から主従関係をしっかりとしつけて、「まて」を覚えさせます。カレリアンベアドッグはよく吠えて力も強いので、「まて」をしつけて思わぬ事故の発生を防いでくださいね。

 

カレリアンベアドッグの寿命や病気は?

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平均寿命

  • 11~13年

かかりやすい病気

  • 股関節形成不全
  • 皮膚疾患

カレリアンベアドッグの平均寿命は11~13年前後です。かかりやすい病気は「股関節形成不全」「皮膚疾患」があります。

大型犬がかかりやすい「股関節形成不全」には注意が必要で、生後60日位までは関節に負荷をかけ過ぎないように激しい運動は避けてくださいね。歩き方に異常がみられたら、すぐに獣医さんに診てもらってください。

 

カレリアンベアドッグの飼い方は?

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散歩

  • 1日2回1時間程度

よく吠えて運動量も多く必要なので、都心部での飼育はおすすめできません。散歩は1日2回1時間程度が理想的です。ドッグランなどで自由運動をさせてあげられるといいのですが、他の犬への攻撃的には注意をしてくださいね。

なついていても主人に吠えることがあります。自分の気持ちを伝えようとしている合図なので、日頃から会話をしてあげてくださいね。吠えることを無理やりやめさせるとストレスになり、体調を崩したり破壊行動に繋がったりしてしまいます。

愛犬の気持ちを汲みとって接してあげることがポイントですよ。

 

カレリアンベアドッグの歴史は?

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新石器時代の頃から、フィンランド南東部~ロシア北西部にまたがる「カレリア地方」に生息していたとされています。

猟師たちに好まれて、100年にわたってヒグマ猟に適するように改良されました。熊の数が減ってからはイノシシやエルクといった、他の大型哺乳類の狩猟にも使われるようになりました。

カレリアンベアドッグはフィンランドとロシアの国境地帯に生息していたため、どちらの国に所属させるかについての論争が1900年代に行われました。犬種名をめぐっても2国は対立し、1犬種を分断所持することで合意しました。

フィンランド側では純血を保ち、ロシア側では改良が加えられて「ラッソヨーロピアンライカ」という別犬種が誕生して現在に至ります。

 

気軽な気持ちでは飼えない犬

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カレリアンベアドッグはしつけづらく飼育にはあまり向かない犬種です。アメリカでは軽い気持ちでカレリアンベアドッグを飼い始め、手を焼いたあげく飼いきれずに捨てるということが実際に起こっています。

日本でもかなりの犬種、頭数が毎年殺処分されていますので、飼い始める前に熟考してくださいね。