エストレラマウンテンドッグの性格、体重や被毛の特徴は?寿命や病気、飼い方、しつけや歴史は?

エストレラマウンテンドッグは羊を狼から守るために作り出されたポルトガル原産の護畜犬です。狼と遜色ないほどの力強さと大きい体が特徴の犬種です。この記事ではエストレラマウンテンドッグの性格や特徴、寿命や病気、飼い方、しつけや歴史についてまとめました。

 

エストレラマウンテンドッグの性格は?

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性格

  • 知的で好奇心旺盛
  • 穏やか

エストレラマウンテンドッグは知的で独立心旺盛ですが穏やかな性格で、飼い主家族に深い愛情を示してくれます。勇猛果敢で警戒心が強いので番犬としても最適な犬種です。独立心が強いので、子犬期からしつけておかないと、他の犬やペットと仲良くなりません。

 

エストレラマウンテンドッグの特徴は?

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特徴

  • 体高 62〜72cm
  • 体重 30〜50kg
  • 被毛 やや粗めのダブルコート
  • 被毛カラー フォーン、ブリンドル、ウルフグレー

体高62〜72cm、体重30〜50kgの大型犬に分類されます。骨太でがっしりとした体格をしており、デューラップと呼ばれるノドのたるみが特徴的です。外見が「レオンベルガー」という犬種にそっくりですが、エストレラマウンテンドッグはやや骨太です。

被毛は豊富で山羊に似た手触りをしており、やや粗めのダブルコートです。被毛の長さは短くさらりとした「ショートコートタイプ」と、長く豊かな毛を持つ「ロングコートタイプ」がいます。

「ロングコートタイプ」が持つ長いタテガミは、寒い所で首から熱が発散することを防いだり、狼に噛まれても首へのダメージが軽減されたりとポルトガルの厳しい環境に適応するために進化したものです。どちらのコートタイプも毛の密度が高く、寒さにはかなり強いです。

被毛カラーはイエローを基調としたものが中心で、フォーン、ブリンドル、ウルフグレーなどがあります。どのカラーであれ、顔と耳のブラックマスクは共通しています。

 

エストレラマウンテンドッグの寿命や病気は?

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エストレラマウンテンドッグの平均寿命は10~12年前後です。注意が必要な病気は「皮膚病」と、大型犬によくみられる「股関節形成不全」です。「皮膚病」は長引きやすく再発しやすいです。被毛を手入れする際に、マッサージも行い、常に皮膚に異変がないかチェックしてあげてください。

「股関節形成不全」は急激な骨の成長に、筋肉の成長が追いつかなくなることで起こります。歩行に異常がみられたらこの病気を疑い、獣医さんに診てもらってくださいね。

 

エストレラマウンテンドッグの飼い方は?

毎日1時間程度の運動を2回させてください。

エストレラマウンテンドッグの体重が重く、腰に負担がかかりやすいです。激しい運動は避けるべきですが、運動不足はストレスになってしまいますので注意してくださいね。

被毛の手入れは「ショートコートタイプ」であれば週に1度、「ロングコートタイプ」であれば週に2~3度のブラッシングが必要です。

 

エストレラマウンテンドッグのしつけは?

やや独立心が強いので、子犬の頃からのしつけがポイントです。

飼い主との主従関係を幼犬の頃からしつけ、服従訓練をします。体重が50キロ近くなる大型犬で、主人以外に友好的とはいえない性格なので、しつけを怠ると手におえないほどの猛犬になってしまいます。

散歩の時に動くものを反射的に追いかけてしまう習性などを抑えこむように、飼い主の静止命令を聞くように普段から厳しくしつけてあげてください。

 

エストレラマウンテンドッグの歴史は?

エストレラマウンテンドッグはポルトガルのイベリア半島における最古の犬種とされています。6世紀頃には存在していたといわれていますが詳細は不明です。

19世紀の後半には牧羊の縮小化や2度の大戦により絶滅品種になりました。貴族によって飼われていたエストレラマウンテンドッグがポルトガル国外にいたため、国内の動乱期に生き残ることができ絶滅の危機を逃れました。

現在ではドッグショーが庶民の間に広がり、繁殖が頻繁に行われることで徐々に個体数を増やすことに成功しています。ポルトガルだけでなく、他のヨーロッパ諸国やアメリカなどで人気の高い犬種の一つになりました。警戒心の高さから警察犬や軍用犬としても採用されています。ペットとして飼われている個体は稀な犬種です。

 

日本で飼うにはハードルの高い犬

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エストレラマウンテンドッグはペットではなく狩りなどの実用犬として適している犬種です。

一般の方がペットにするにはハードルが高いといえます。どうしても飼ってみたい方は、「ジャパンケネルクラブ」という団体が主催しているドッグショーを見学されることをおすすめします。

日本でエストレラマウンテンドッグは希少ですが、たまに出場していることがあります。飼い主の方に話をよく聞いてみると、飼ったあとの生活や大変なことがわかり、実感がわきますよ。