紀州犬のブリーダーは?北海道犬との違いや他の日本犬の特徴は?有色紀州犬とは?

日本犬の犬種は全部で6種類確認されていますが、紀州犬は2番目に飼育頭数が多い犬種です。紀州犬はペットショップでの販売はほとんどされておらず、ブリーダーから譲り受けるのが一般的です。今回の記事では紀州犬のブリーダー、北海道犬との違い、有色紀州犬についてまとめました。

 

紀州犬のブリーダーはいる?

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紀州犬のブリーダーは日本各地に存在しています。紀州原産のためか大阪、京都、三重など近畿地方に多い傾向にあります。飼育を考えている方はブリーダーのホームページを確認してみてください。里親募集のコーナーや繁殖状況を紹介しているので、愛犬探しに役立ちますよ。

日本犬保存会は天然記念物である日本犬を国内外に広める活動を行っているので、関係者に交渉して譲ってもらうのもおすすめです。飼育していくうえで困ったことがあれば、アドバイスをもらえるので心強いですよね。日本犬保存会に問い合わせると、入手方法や繁殖状況などを詳しく教えてもらうことができます。

 

紀州犬と北海道犬との違い、その他の日本犬の特徴は?

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紀州犬は同じ中型の日本犬である「北海道犬」と似ていて区別がつきにくいです。見分ける方法はいくつかありますが、外見でいえば北海道犬の方が顔が丸っこく、耳が短いです。被毛カラーの違いでいえば紀州犬は白い個体が多く、北海道犬は大半が茶色の個体なので、被毛カラーである程度見分けることもできます。

日本犬の特徴は、立ち耳、がっしりした体と足、巻き尾、差し尾がありますが、日本犬種にもそれぞれの特徴があります。以下にまとめました。

 

紀州犬

中型犬に分類され、すっきりと鼻筋の通った顔に、ピンと立った三角耳と細い三角目が特徴です。尾は狼のような差し尾の個体が多いです。

北海道犬

中型犬に分類され、三角形の小さな立ち耳と目尻が吊り上がった暗褐色の三角形の小さな目をしています。背中の上にある尾は巻き尾か半円状の差し尾の2種類がいます。

秋田犬

大型犬に分類され、ふっくらした顔に三角形の立ち耳と目を持ちます。くるりと巻いたフサフサの巻き尾も特徴のひとつです。

四国犬

中型犬に分類され、鋭い風貌にピンと前に傾いて立った三角形の耳と目をしています。尾は背中まで丸く巻き上がっています。

甲斐犬

中型犬に分類され、被毛は黒虎毛と中虎毛と赤虎毛に分かれます。ワイルドな風貌に前傾した長い耳とつぶらな三角形の瞳をしていて、尾は巻き尾か差し尾の2種類います。

柴犬

小型犬に分類され、素朴で凛々しい顔に小さくピンと立った耳と目じりの吊り上がった三角形の目を持ちます。くるりと巻いた尻尾をしています。

 

有色紀州犬とは?5%しかいないのは何故?

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有色紀州犬とは白以外の被毛カラーをもつ紀州犬のことで、紀州犬の中でも5%程しかいません。第二次世界大戦頃までは有色の紀州犬が大半を占めていましたが、戦後になり白色の個体のほうが多くなりました。理由は諸説ありますが、遺伝的な要因が多いのではないかとされています。

遺伝学では白色の被毛は有色に対して劣性の遺伝形質になります。有色の犬であれば白色と有色のどちらの被毛遺伝子も持っている可能性がありますが、白色の犬は白色の被毛遺伝子しか持っていません。つまり有色の犬同士の交配で白色の犬が生まれることがありますが、白色の犬同士の交配では白色の犬しか生まれないのです。

狩りの際にイノシシと間違えないように白い紀州犬が好まれたことから、白色の紀州犬同士を多く掛けあわせました。結果として白色紀州犬が増え、有色紀州犬が減少したという背景があります。

現在では有色紀州犬の絶滅に危機を感じる方が増え、有色紀州犬は繁殖され個体数は微増していますが、まだまだ少ないです。その結果、有色紀州犬は高価な値段で取引されているのが現状です。

 

有色紀州犬の飼育もオススメ

紀州犬
紀州犬に興味を持たれた方は有色紀州犬を飼うことも視野に入れてみてください。天然記念物である紀州犬の保護と繁殖を兼ねるので、ただ犬をかうだけでなく、日本固有の犬種を守ることにも繋がります。日本の歴史や伝統に関心がある方は、日本犬のなかでも人気の紀州犬を愛犬にしてみてくださいね。