紀州犬の色や体高、体重の特徴は?寿命や病気、歴史は?

紀州犬は日本犬の中で柴犬に次ぐ人気であり、堂々とした気構えと品位・素朴さを兼ね備えた正統派の日本犬です。

この記事では紀州犬の毛色や体型、寿命や病気、歴史についてまとめました。

 

紀州犬の色は?

紀州犬5

被毛カラーの特徴

  • 95%の紀州犬 白
  • 残り5% 胡麻、赤毛、虎毛、黒毛等の有色

紀州犬の95%は白い被毛をしています。残り5%に、胡麻、赤毛、虎毛、黒毛等の有色の個体もいます。

昔は75%程度有色の個体がいたそうですが、繁殖を繰り返す中で白い被毛の個体が大半を占めるようになりました。

イノシシとの誤射を防ぐためや家庭犬として白い色が好まれた結果など様々な説がありますが、繁殖によって白色の個体が増加したことから遺伝子上の理由が最も的確といえるかもしれません。

 

紀州犬の体高や体重は?

紀州犬3

特徴

  • 体高 オス 49〜55cm、メス 43〜49cm
  • 体重 体重15~30kg

紀州犬の体高はオスが49〜55cm前後、メスが43〜49cm前後、体重15~30kg前後で、メスの方が一回り小ぶりです。

昔に比べてコンパクトなサイズになっています。オスは紀州犬ならではの逞しい雰囲気を持ち、メスは大人しくおしとやかな雰囲気があります。

猟犬として活躍していた頃の紀州犬は、エラが張った大きな頭がごつくて迫力がありましたが、家庭犬として普及し始めたコンパニオンタイプは、頭が小さくて涼やかで温厚な印象を我々に与えてくれます。

 

紀州犬の寿命や病気は?

紀州犬の平均寿命は14年前後です。健康な犬種ですが、日本犬によくみられるアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患や眼の疾患、甲状腺機能低下症などの病気や疾患に注意が必要です。

内分泌性皮膚病である甲状腺機能低下症は、全身の代謝がうまくいかず全身の毛が薄くなったり、ぶくぶくと太ったりします。

眼の疾患では「緑内障」や「白内障」になりやすいので定期検診は欠かさずに受けさせてください。

先天的に「心室中隔欠損」という心臓奇形を持つ個体が稀に存在します。自然治癒は望めない疾患なので、検査を行い、重症化させないように気をつけておかなければなりません。

これらの疾患の治療は早期発見が重要になります。異常があれば早めに病院で受診するようにしてくださいね。

 

紀州犬の歴史は?

紀州犬の歴史は古く、祖先は紀元前から日本にいた中型犬といわれています。平安時代に紀州犬の祖先が、空海を高野山の霊場に導いたという逸話が残っています。

紀伊半島3県である和歌山、三重、奈良にまたがる山岳地帯で飼育されていた犬の中で、イノシシ猟に使うように品種固定されたのが紀州犬です。

「那智犬」「太地犬」「熊野犬」「奥吉野」と地域ごとに呼び名が異なりましたが、日本犬保存会に「紀州犬」として登録されて以来、まとめて「紀州犬」と名が付けられました。

 

素朴さの中にも神秘的な魅力がある犬

shutterstock_278836880
紀州犬は飼い主に忠実な性格で、大切に飼えば主人の期待に応えてくれます。白く均整のとれた美しい姿は優雅な雰囲気を醸し出しています。

健康的なので、他の犬種に比べて病気の心配がいりません。日本犬の持つ素朴さと白い被毛が醸し出す美しい容姿に魅了されたい方におすすめな犬種ですよ。