アフガンハウンドの性格や特徴、しつけ、寿命など飼い方まとめ

長く美しい毛並みがエレガントなアフガニスタン原産の犬種アフガンハウンド。この記事では、世界中で愛されているアフガンハウンドの歴史、性格や特徴、しつけや寿命、飼い方についてご紹介します。

 

アフガンハウンドの歴史は?

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アフガンハウンドは現存する犬の中で世界最古の歴史をもつ犬種です。旧約聖書に登場するノアの箱舟に乗った犬としても伝えられており、先祖は、視覚ハウンドの宝庫であったシナイ半島に生息していた犬種といわれています。

古代エジプトの遺跡からアフガンハウンドに似た工芸品が発掘されたこともあり、シナイ半島からエジプト方面に移り住み、王室で猟犬として飼育されました。

その後、アフガニスタンへ渡ったのと伝えられています。その美しくエレガントな雰囲気から、ヨーロッパでは鑑賞的価値に重点が置かれ、品評会やドッグショーで活躍しています。ただアフガニスタンでは、いまも狩猟犬として活躍しているのです。

 

アフガンハウンドの性格は?

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性格

  • 利口でいたずら好き
  • 感情を表に出さない
  • 常にそっけない態度

アフガンハウンドは利口で機敏、活発でいたずら好きな性格をしています。情愛が深く、飼い主を常に気にかけているような一面もあります。自立心が強く常に毅然とした態度で、人に媚びたり感情を表に出したりはしません。

興味のない人にかまわれても、喜ぶでもなく、警戒するでもなく、そっけない態度を示すことがあります。子供に対しては基本的に優しく接してくれますが、一緒になってはしゃいで遊ぶといったことはしないタイプの犬種です。

 

アフガンハウンドの特徴は?

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大きさ

  • 体高:63~74cm
  • 体重:23~27kg

美しさ、優美さ、エレガンスさや高貴さが魅力のアフガンハウンドですが、走るのもとても速いです。アフガニスタン原産の長毛サイトハウンド(視覚型狩猟犬)で、現在は羊や山羊の番をし、キツネやオオカミの狩りをするタイプと、品評会向けに見栄えを優先されて改良されたタイプの2種類がいます。

体高は63〜74cm、体重は23~27kgの大型犬に分類され、頭頂部から顔の左右に分かれて髪の毛のように垂れている長い冠毛も特徴の1つです。大型犬には珍しく引きずってしまうほどの長毛で、毛色は制限がないため様々な種類が認められています。

 

被毛の特徴

アフガンハウンド

背中にそった部分と顔部分を除いて、やわらかく美しい絹糸状の直毛の被毛に被われています。この被毛はアフガニスタンの険しい山岳地帯や砂漠における寒暖差50℃にもなる土地に順応するために、通気性と保温性を併せ持つ独特の発達を遂げたものです。

 

アフガンハウンドのしつけは難しい?

狩猟犬の歴史から、しつけは大変

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かつてアフガンハウンドはプライドが高くしつけにくい犬種といわれていました。人間の指示ではなく自分で判断して獲物の対処をしなければいけなかった狩猟犬時代の名残から、飼い主さんの言うことを聞くよりも自分で判断するという癖がついているためだと考えられています。

プロのトレーナーですらしつけは大変で「世界一頭の悪い犬種」といわれていたこともあります。実際には頭が悪いわけではなく、納得できない命令には絶対に従わないという意志が強い犬種なのです。

 

子犬をしつけるポイント

アフガンハウンド

子犬からアフガンハウンドをしつけるのはかなりハードルが高いですよ。

服従訓練は通常以上の時間と労力をかけて行ってくださいね。独立心の強さからわがままな面がみられますが、感受性が強い面も持っているので、神経質に叱りつけずにおおらかに育ててください。

 

プロにしつけられた子を飼う選択肢も

アフガンハウンド

現在、アフガンハウンドのブリーダーは、幼少期から家庭犬として飼われることを前提に専門のブリーディングを行っています。子犬のアフガンハウンドでも、飼い主さんの言うことを理解するようにしつけられているので、そこまでしつけに苦戦することは少なくなりましたよ。

ただ、狩猟犬時代のアフガンハウンドの遺伝子は受け継がれているので、しつけは難しい犬種だと思っていてくださいね。

 

しつけに自信がない方へ

アフガンハウンド

しつけがうまくいかないまま成犬になるとコントロールがまったく効かなくなりますので、しつけに自信がない方は信頼できるトレーナーを探しておくことをオススメします。

 

アフガンハウンドの寿命や病気は?

アフガンハウンド 

寿命

  • 12~14年

アフガンハウンドの平均寿命は12~14年で大型犬の中では長寿だといわれています。気をつけたい病気は白内障などの眼病、甲状腺機能低下症、大型犬特有の股関節系疾患があります。若年性の白内障が2歳前後から起こりやすいといわれているので注意してください。

垂れ耳のため、外耳炎を含む耳の病気になりやすいです。2週間に1回程度、脱脂綿にイヤーローションをつけて耳掃除をしてあげてください。

高温多湿な日本では被毛が蒸れやすいので定期的にケアをして皮膚病の予防をしてあげるのもオススメです。胃捻転にも十分注意をしてください。大型犬がかかりやすい病気の一つで手術をする必要がある症状です。施術が遅れると命の危険がある怖い病気ですよ。

 

アフガンハウンドの飼い方は?

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長く厚い被毛を持っているため暑さに弱く、適切な運動量を確保できるようであれば室内飼育をしてあげてください。とにかく走ることが大好きな犬種なので、朝夕に1時間程度の散歩に加えて、短距離を思い切り走らせるなど、充分な運動をさせてあげてください。

ストレスがたまると猟をするスイッチが入りやすくなるので、ドッグランなどの囲いのある場所で自由に運動できる環境を定期的に作ってあげてくださいね。

散歩中にリードを離してしまうと、狩猟犬としての本能からか満足するまで走ってしまい、戻ってこないことがあります。併せて注意をしてくださいね。

 

アフガンハウンドの被毛のケアは?

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長毛種ですが無理なブラッシングは禁物です。コートが汚れた状態では逆に痛めてしまうからです。毛が長く揃うまでは頻繁にブラッシングをしてください。怠るとすぐにもつれてしまうので注意してくださいね。家庭犬の場合は汚れ具合にもよりますが、毎日の10〜15分ほどのブラッシングと1ヶ月に一回程度のシャンプーでコートを維持することができますよ。

日ごろのお手入れが難しい場合には無理にコートを伸ばそうとせず、お手入れできる適度な長さにカットしてアフガンハウンドとの生活を楽しむのもオススメです。

 

アフガンハウンドは上級者向きの犬種

犬_アフガンハウンド

アフガンハウンドはしつけの難しさや毎日の被毛ケア、長時間の運動が必要なことから、犬の飼育に慣れている人向けの犬種といえます。初めて犬を飼う人や一人暮らしの方が飼うにはハードルが高い犬種です。

アフガンハウンドは何かを強制的されたり束縛されたりすることを特に嫌います。冷たい印象を持つかもしれませんが、とても愛情深く甘えん坊で誰よりも飼い主やその家族を愛し、また自分自身も愛されたいと願っている犬種なのです。

手間がかかるので根気よくしつける必要がありますが、一緒に暮らすことで世界中で愛されているショードッグとしての魅力を存分に味わうことができますよ。