ファンシーラットの品種、性格、寿命、繁殖、餌、飼いやすさ、飼育方法は?

日本ではまだ馴染みの薄いファンシーラットは、ドブネズミを家畜化させたネズミです。

ドブネズミといわれると苦手意識を感じる方も多いかもしれませんが、頭が良く、穏やかで人懐っこい性格なので、飼育しやすいペットしてじわじわ人気が上がってきています。

この記事では、ファンシーラットの品種や性格、寿命、繁殖、餌、飼いやすさ、飼育方法などをまとめました。

 

ファンシーラットとは

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ファンシーラットは哺乳網ネズミ科クマネズミ属に分類される、家畜化されたドブネズミです。

ネズミの中では体が大きい方ですが、基本的には片手に収まる程度のサイズです。

ファンシーラットの名称は「動物愛好(animal fancy)」または英語の動詞の「fancy」に由来します。

ドブネズミといわれると病原菌を保有しているイメージがありますが、野生のドブネズミと違って安全な環境で繁殖されたファンシーラットはその心配はありません。

また一度人に慣れると、非常に懐っこくなる個体が多いです。

 

ファンシーラットの歴史

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ファンシーラットの起源は18〜19世紀にヨーロッパで行われていた「ブラッド・スポーツ」(動物に暴力をふるったり、動物同士を闘わせたりする余興で、20世紀初期まで人気があった)とされます。

この時期にネズミ捕り屋やブラッド・スポーツの参加者が変わったカラーのラットの飼育を始め、それをペット用に交配して多様な毛色と毛質のラットを作出し販売したと考えられます。

ファンシーラットの基礎を作ったのはネズミ捕り屋のジャック・ブラックとロンドン最大の公営競技施設の経営者であるジミー・ショウの2人で、現在ある毛色のバリエーションの多くはこの2人が起源となります。

日本での普及はいまひとつですが、最初にペットとして認めたイギリスやアメリカなどではメジャーです。愛好家による団体も世界各国に存在します。

 

ファンシーラットの品種

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ファンシーラットは野生のドブネズミには存在しない、豊富なバリエーションの毛色や毛皮(コート)があります。

色やコート、模様、体形などによって、それぞれの品種に分類されます。

 

アグーチアグーチ
シナモン
fawn(直訳:淡黄褐色)
ブラック(黒)
ベージュ
チョコレート

一部の個体の毛色は野生のドブネズミと同じアグーチ色(茶褐色の野鼠色)のままですが、黒色の毛皮のラットに由来した毛色を持つ個体も存在します。

アグーチに由来する色には「アグーチ」「シナモン」「fawn(直訳:淡黄褐色)」があります。また黒色に由来する色には「ブラック(黒)」「ベージュ」「チョコレート」があります。

また眼の色はラットの色の下位分類(さらに細かく分類)とされ、毛皮の色の定義に標準的な眼の色が含まれていることがあります。それは眼の色を制御している多くの遺伝子が毛皮にも影響するためです。

アメリカ・ファンシーラット・マウス協会(AFRMA)は「ブラック」「ピンク」「ルビー」「オッドアイ(左右の色が異なる)」を眼の色の一覧に記載しています。

色名は「fawn(直訳:淡黄褐色)」や「ライラック」など、さらに定義があいまいな品種に変わることもあります。国やクラブによって基準の解釈が異なり、国内やクラブ内ですら統一されていない場合もあります。

 

模様

ファンシーラットの品種は模様によっても分類されます。ペットとして改良されたラットには多様な色と模様の組み合わせが存在します。

模様は基本的にその形と有色と白色の毛が占める比率で分けられます。「セルフ(白色がない)」と「ヒマラヤン(ベースは白色で鼻と足にポイントと呼ばれる有色がある)」2つの正反対の特徴があります。

ファンシーラットの品評会では、細かな基準が厳密に決められています。

しかしペットとして流通している個体の多くは、色の標準に従って厳密な交配が行われている訳ではありません。そのほとんどは公的な基準からすれば「ミスマーキング」とされ、ラット愛好団体が定めた規格から外れた模様の品種とされます。

 

愛好団体に認められている模様

愛好団体に認められている模様(一例)
バークシャー背面の部分が有色で腹面が白色。
フーディッド鞍型の模様で有色部が分かれておらず、頭頂部から背骨(尾までの場合も)まで色がついている。
キャップ頭部のみが有色。
ブレイズ顔全体に三角のくさび形の白い模様があり、有色部位が頭部もしくは胴体である。
Variegated毛皮の模様が変わっているもの。フーディッド模様が分かれていたり、スポットが入っていたり、ブレイズ模様が崩れたりしたもの。
アイリッシュイギリスのNFRS(ナショナル・ファンシーラット協会)の定義では、胸部に正三角形の白色模様があり、後足の半分が白いもの。
アメリカおよびその他地域ではAFRMAなどのクラブの定義では、腹面が一様にまたは左右対称な形で白色になっているもの。NFRSのアイリッシュの定義に当てはまるものは「イングリッシュ・アイリッシュ」と区別される。
サイアミーズシャム猫のように鼻と尾が暗色で体色にグラデーションがかかっているもの。
ダウンアンダーオーストラリアで作出された品種で、背面と腹面に同形の縞か模様があるもの。

上記で挙げたもの以外にも「スポット」「ダルメシアン」「エセックス」「マスクド」などが認定されています。

 

体形

身体的な特徴としてメジャーなものに「マンクス」と「ダンボ」があります。

マンクスは遺伝子の変異で尾を持たないラットです。同じく尾を持たない猫種のマンクスの名に由来していますが、同じ種類の変異であるとは限りません。

丸く大きな耳が頭部の低い位置についているダンボは、アメリカで作出されました。名称は創作のダンボに由来しています。

 

毛皮(コート)

標準的な毛皮(コート)の種類
ノーマル/
スタンダード
オス:きめが粗くて厚い。
メス:オスと比較すると柔らかくきめが細かい。
レッキス巻き毛でひげまでカールしている。
ベルベティーンレッキスの毛が柔らかいタイプ。
サテン/シルキー非常に柔らかく、きめ細かい光沢がある。
ハーレイ長くて細い直毛。

バリエーションが豊富な色や模様に比べると毛皮の種類は少なく、国際的に標準化されていないものもあります。

最も一般的な毛皮の種類は「ノーマル」もしくは「スタンダード」です。性別による毛並みのきめの粗さの違いは許容されています。

他に「レッキス」「ベルベティーン」「サテン/シルキー」「ハーレイ」があります。

それ以外の毛皮の種類は、「ヘアレス」のように毛がないことで定義されます。

 

ヘアレス・ラット

呼び名の通り「毛がない」ことが特徴です。無毛の程度は個体により様々です。短い毛が生えた部分が見られるものから、全く無毛のものまで存在します。

ヘアレス・ラットはレッキスの巻き毛の毛皮の原因となる異なる遺伝子を組み合わせて交配することにより誕生します。

レッキスは形質の現れやすい優性形質であるため、特徴的な巻き毛の毛皮を持つ個体を誕生させるには父か母のどちらかの親がレッキスであれば良いです。

しかしレッキス同士を交配してこの形式の遺伝子が2つ存在すると、毛皮に異変が生じて無毛になり、口語で「ダブル・レックス」と呼ばれる個体になります。

またヘアレスに近い一種に「パッチワーク・ラット」と呼ばれる品種がいます。常に毛が抜けていき、生涯で複数回異なる部分の毛が再生します。

 

交配による倫理上の問題

ラット愛好家の間では、人為的に行われる選択的交配について論争が起こっています。

特定の基準を満たす、新たな基準を設定できるように交配することは愛好の基本の大部分を占めます。その一方で選択的交配は基準を満たさない個体を誕生させ、捨てられたり、食用として売買されたり、殺処分されたりしてきました。

またヘアレスや尾のないラットを交配させることは、倫理的な懸念もあります。ラットにとって尾は平衡感覚や体温調節をするのに必要不可欠です。

尾が欠如したラットは熱中症や高所からの落下、後肢麻痺や巨大結腸症など命に関わるリスクが高いです。ヘアレスも毛皮がないことで、寒さやケガによる皮膚の損傷を防ぐことできません。

愛護団体では、イベントでのこのような品種の展示や提携サービスを通じた宣伝を禁止しています。

 

海外の規制

Rattus norvegicus(ドブネズミ)やその関連種は獣害とされ、意図的に外国へ持ち込むことは規制の対象となります。

オーストラリアでは他国の齧歯類(げっしるい)の国内への持ち込みは禁じられています。自国でのみ様々な種類の色や毛皮のラットが交配されていますが、ヘアレスやダンボなどは国内で入手することはできません。

またラット自体が存在しないとされるカナダ・アルバータ州のように、研究所や動物園、学校以外での飼育は違法である地域もあります。

 

野生ラットとの違い

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飼育下のラットの特性

  • 野生種に比べておとなしい
  • 人間に懐く
  • 光や音への反応が鈍い
  • 新たな食べものに対しての警戒心が比較的低い
  • 過密状態への耐性がある
  • 簡単に交配する(交配可能年齢層が広い)
  • 野生種より体が小さく、耳が大きい、尾が長い、顔立ちが鋭く小さい

ペット化されたファンシーラットと野生種の区別で、最もわかりやすいのは毛色です。野生種のラットはそのほとんどがアグーチ色ですが、ファンシーラットにはホワイトやシナモン、ブルーなど様々な毛色が存在します。

また同種同士での争いの際の行動にも、野生種との違いが見られます。野生種の多くは争いに負けるとその場から逃げ出しますが、ファンシーラットはその場にひっくり返ってお腹を見せたり、ボクシングのファイティングポーズをとったりします。

これらの行動は遺伝によるものではなく、環境に起因しているものと考えられます。

 

ファンシーラットの特徴

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ファンシーラットは元々群れで生活しています。そのため社交性が高く多頭飼いにも向いており、また人にも懐きやすいです。

ペットとして人気のあるハムスターは本来群れで生活する習性がないため、1匹での飼育が基本となります。

ファンシーラットは1匹で飼育をすると寂しがりやすいので、複数飼育がおすすめです。しかし相性が悪いとケンカをしたり、オスとメスを同じ飼育ケースに入れると簡単に交配したりするため注意が必要です。

同腹の兄弟同士はそこまで激しい争いはしないとされますが、複数飼いをする際は相性や繁殖への配慮を行ってください。

 

性格

ファンシーラットは長い間、人間によって繁殖や管理をされてきたためとても懐きやすく、温厚な性格をしています。

常に飼い主さんのそばにいたがるほど、甘えん坊で懐っこい個体もいます。

また環境の変化にもそこまで敏感ではないため、非常に飼いやすいラットです。

 

寿命

平均寿命

  • 約2〜3年

ファンシーラットの平均寿命はハムスター同様に約2〜3年程度ですが、野生種の平均寿命は1年に満たないことが多いです。

健康上の問題も野生種とは異なり、人間と接触するため呼吸器に影響を及ぼす恐れのある肺炎レンサ球菌に感染する可能性があります。

また野生種はノミやゴキブリを媒介し、条虫であるサナダムシに寄生される可能性があります。

 

繁殖

他のネズミ種同様に、条件が整っていれば繁殖は簡単です。

一度に6〜15匹ほどが誕生します。そのためペットとして繁殖をさせる際には、責任を持った繁殖を行ってください。

 

妊娠から出産まで

まずはつがいとしての相性が重要です。仲良く過ごしているようならば、何日か同じ飼育ケースで過ごしていれば自然に妊娠します。

妊娠してから出産するまでの期間は、20〜25日程度です。出産が近づいたら新聞紙やキッチンペーパーなど巣材を飼育ケースに入れてください。メスが巣作りを始めます。

群れで生活をするファンシーラットは、オスも一緒に子育てをします。しかしメスは出産後にすぐ発情する性質があるので、子育て中の不要な再妊娠を防ぐためにも、出産後はオスの去勢をするか飼育ケースを分けることをおすすめします。

 

注意点

無事出産した後は、疲労しているメスに栄養のある食事や新鮮な水をたっぷり与え、安静にさせます。

またメスを刺激しないためにも、生まれたばかりの赤ちゃんには素手で触れないように注意が必要です。

ストレスで育児放棄や赤ちゃんを食い殺す恐れがあります。しかしそれは本能であり、母ラットのせいではありません。

このような悲しい事故を起こさないためにも、出産後のメスにはできる限り刺激を与えないでください。

 

ファンシーラットを飼うときに注意する病気

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ペットとして飼育されているファンシーラットは、野生種の間で流行する病気にはかかりにくい反面、生活環境や食事などが原因で一部かかりやすい病気もあります。

 

室内飼育でかかりにくい病気

室内で飼育されている場合、サルモネラや緑膿菌などの病原性バクテリアとの接触を避けることができます。緑膿菌は水道水のような処理された水には存在しません。

またゴキブリやノミを媒介して感染が広がるサナダムシにも、室内で飼育されているファンシーラットは媒介者との接触を回避できるため寄生されにくいです。

ペットや実験用で飼育されているファンシーラットは、安定して栄養をしっかり摂取できたり、医療処置を受けたりできる点が野生種との大きな違いです。

 

室内飼育でかかりやすい病気

室内で複数を一緒に飼育する場合、他のラットとの距離が近いので、多かれ少なかれストレスを感じる個体は多いです。そのためストレスに起因する病気にかかりやすいといえます。

特にティザー病や仮性結核などはストレスを感じ免疫力が低下していると感染しやすいです。

またペット化されたラットは、人間と動物共通して感染の恐れがある人獣共通感染症である肺炎レンサ球菌へのリスクもあります。

人間におけるニューモシスチス肺炎の真菌であるニューモシスチス・イロベチイは多くの飼育動物から発見されています。しかし免疫機能が病気で弱っていない限りは無症状の場合が多いです。発症した場合には肺炎を起こす可能性があります。

ラットコロナウイルス感染症(RCI)やセンダイウイルス、マイコプラズマなどのいくつかの疾患は、単純に感染力が強いため飼育環境により感染しやすいといえます。

 

室内飼育で他にも気をつけたい病気

必要以上にカロリーの高い食事を与え続けていると下垂体腺腫を、極端な低湿や高湿の環境下では皮膚疾病のリングテールを発症する恐れがあります。

またケンカで負った傷口から潰瘍性皮膚炎を発症する可能性もあります。

卵巣を摘出したメスのラットは、胸腺や下垂体の腫瘍が発症しにくいです。

様々な病気からラットの健康を守るための研究は日々進められていますが、まず飼い主さんができる健康対策は食生活を見直すことです。栄養バランスに配慮した食生活を心がけてあげることが大切です。

 

飼い主への病気は心配しすぎない

信頼できるブリーダーやペットショップから入手したファンシーラットは、野生種とは生理学的にも異なるため、飼い主さんに影響する健康リスクは犬や猫などの一般的なペットと変わりありません。

 

サルモネラ

サルモネラ属菌は自然界に広く分布している細菌です。感染すると腹痛や発熱、嘔吐、下痢などの症状が見られます。

野生の環境ではサルモネラを保菌した個体との接触により感染する可能性があります。しかしファンシーラットは野生種とは生活環境や健康リスクが異なるため、多くの病気で野生種に比べて疾患率が低いです。

2004年にアメリカでサルモネラが大流行しました。その原因となったのはラットの飼い主でしたが、ペットのラットへの感染源は、飼い主宅に侵入した野生の齧歯類または汚染された餌や水、敷き藁であると確認されています。

 

鼠咬症

原因菌を保菌したラットに噛まれたり、ひっかかれたりすることにより発症します。特徴的な症状は、感染した部位の腫れや発熱、嘔吐、体の痛みなどです。

ただペットとして飼育されているラットでは珍しい病気で、そのほとんどはペットショップでヘビの餌として大量飼育されているラットや繁殖、飼育をうまくできなかったブリーダーのラットからの発見です。

 

ファンシーラットの社会性

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ファンシーラットは社会性が非常に高いため、問題行動がある高齢のオスの個体を除いて複数での飼育が推奨されています。

同腹同性の兄弟、姉妹の複数飼育がおすすめです。オス同士の場合は始めこそケンカをする場合もありますが、一度リーダーが決まればその後はうまくいくことが多いです。

途中から新たなラットを追加飼育する場合には、先住のラットたちがいた飼育スペースに新しいラットを入れるのではなく、新たに用意した飼育スペースに両方のラットを入れると、縄張り行動を起こさせずうまくいく可能性が高いです。

 

ファンシーラットの飼育方法

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ここではファンシーラットの飼育方法を紹介します。

値段

ペットショップや爬虫類専門店などで1,000〜2,000円程度で販売されています。

ケージや水入れなど飼育に必要な器具を揃える必要がありますが、初期費用は他の動物に比べて比較的安価です。

 

ケージ

ラットは大きい個体で25cmほどのサイズに成長するネズミです。ケージは個体の大きさにあったものを用意してください。

ウサギやフェレット用のケージがよく使用されてますが、水槽や衣装ケースなどでも代用できます。

ウサギやフェレット用のケージは大きさもちょうど良く、排泄物の処理や餌や水やりの設備がある程度整っているため導入しやすいです。水槽や衣装ケースの場合は、その構造上掃除に少し手間がかかります。

 

床材

ファンシーラットにトイレをしつけることはなかなか難しいです。

水槽や衣装ケースを飼育ケースとして使用する場合には、床にペットシートや猫砂などを敷いて排泄物対策を取る必要があります。ラットの排泄物はニオイが強いため、脱臭作用のある猫砂がおすすめです。

逆に新聞紙はあまりおすすめできません。新聞紙は手軽に使用できる床材ですがニオイを吸収するため、使用する際にはあわせて無臭の脱臭剤や空気清浄機を置くなどの工夫をした方が良いです。

また土を用いて微生物の力で排泄物を分解する方法もあります。ペットショップに行けば動物用の土を入手することができます。排泄物を分解するとはいえ、定期的な手入れは必要です。

 

寝床

安心して落ち着ける場所として、寝床を用意してあげることが大切です。

環境に慣れるまでは隠れ場所としての役割も担います。入口が少し狭くなっているタイプを好む個体が多いです。

ラットは巣作りが得意なため、新聞紙や藁などの巣材を敷いておくと、それを寝床に運んで自分が快適に過ごせる巣を寝床の中に作ります。

 

水入れ

ファンシーラットは非常に賢く、一度使い方を教えるとすぐ理解できる個体が多いため、ウサギやフェレット用のボトルタイプの水入れが使用できます。もし使用方法を覚えない場合には、深めの水入れを使用すると良いです。

またファンシーラットは大量に水を飲みます。水分を多く含む野菜を与えるだけでは水分量は十分ではありません。新鮮な水をたっぷり用意してください。

水を多量に飲むため尿量も多く、床が湿りやすいです。床が湿ったままだと健康にも良くないうえ、ニオイも強烈です。

ペットシーツや猫砂を使用し、毎日こまめな掃除を行うことが大切です。

 

ファンシーラットは雑食性のため、わりとなんでも食べてくれます。しかし栄養が偏る恐れがあるので、ファンシーラットに必要な栄養が詰まったペレットを与えることが好ましいです。

しかし一種類の餌のみを与え続けると飽きてしまうので、ペレットを主食にハムスター用のドライフルーツやリンゴやバナナなどの生の果物(柑橘系はNG)、茹で野菜や玄米などを副菜やおやつとして与えると良いですね。

また人間用の食べ物を与えることは控えるようにしてください。

 

散歩やしつけ

運動不足にさせないためにも、室内で散歩させることは大切です。初めは少し怯えた様子を見せるかもしれませんが、慣れれば問題ありません。

しかしなにか「怖い!」と感じる出来事が起こると、飼い主さんをも威嚇してくるほど臆病でデリケートな一面もあるため、散歩をさせる際には安全に配慮が必要です。

散歩中の粗相を防ぐためにも、散歩は短時間が適しています。嬉しさや驚きでお漏らしをしてしまう場合や、オスは飼い主さんへ少量のマーキングを行うこともありますが、生理現象なので怒らないようにしてくださいね。

またファンシーラットは賢い生き物でもあるので、芸を覚えさせることも可能ですよ。

 

フィクション

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ファンシーラットが登場する作品

  • 「ウイラード」(1971年/映画)
  • 「ベン」(1972年/映画)
  • 「リメイク版・ウイラード」(2003年/映画)
  • 「Dr.HOUSE」(2004〜2012年/テレビドラマ)
  • 「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」(アニメシリーズ)
  • 「Phantasmagoria:A Puzzle of Flesh」(1996年ポイント・アンド・クリックアドベンチャー) など

映画やテレビドラマ、アニメ、ゲームなど様々なメディアで、ラットが登場するフィクション作品が多く存在します。

 

知れば知るほど魅力が満載

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ペットとして人気のあるハムスターやハツカネズミとは違い、日本ではまだまだマイナーであるファンシーラット。

スペースをあまりとらずに飼育が可能だったり、最適飼育温度が人間が快適に過ごせる20〜26度と温度管理がわりと楽にできたり、餌を食べる量を自分で調整をすることができるため餌やりに手間がかからないなど、比較的飼育がしやすいペットです。

毛色や模様のバリエーションの多さや甘えたがりな性格など、知れば知るほどたくさんの魅力を発見することができますよ。