甲斐犬の性格や特徴、寿命や病気は?販売価格やしつけのコツは?赤虎だと?

日本原産の中型犬である甲斐犬。その素朴なかわいらしさに魅了されてしまう飼い主が多い犬種です。今回の記事では、甲斐犬の特徴、性格、寿命、病気、子犬の販売価格やしつけのコツをご紹介します。赤虎など毛色についても併せてまとめました。


甲斐犬の歴史は?

甲斐犬

甲斐犬は山梨県の甲斐地方で、古くからイノシシ猟やカモシカ猟で活躍していた犬種です。昭和9年に秋田犬につぐ2番目に国の天然記念物に指定されました。

起源の詳細は不明ですが、縄文時代の遺跡から甲斐犬と思われる犬の骨が発見されています。昭和4年に「安達太助」という人物が甲斐犬の存在を発見し、昭和7年に「斉藤弘吉」「小林承吉」らが甲斐犬(かいけん)と命名しました。

現在でも4月の第1日曜日と10月の最終日曜日に、山梨県内で「天然記念物指定甲斐犬愛護会展覧会」が開催されています。

 

甲斐犬の性格は?

甲斐犬

甲斐犬の性格

  • 飼い主さんへの信頼
  • 冷静沈着な高い判断能力
  • しつこくしても怒らない

性格は日本犬らしく飼い主に従順で献身的です。飼い主にとことん尽くすので「一代一主」といわれることもあります。

 

飼い主さんへの信頼

飼い主さんのいうことに絶対服従し、信頼し尊敬する飼い主に対しては甘えん坊になる一面も持ち合わせています。

よく「飼い主さん以外の人間や違う犬種に対しては警戒心が強く簡単には心を開かない」といわれますが、飼い主さんとの信頼関係がしっかり構築されていれば飼い主さんが好意的に接する人や動物に対して敵意を示すことはありませんよ。

 

冷静沈着な高い判断能力

冷静沈着で高い判断能力を持っており、勇敢な性格なので番犬にも向いていますよ。無駄吠えも少なくしつけもよく聞きすぐにマスターしてくれます。

 

しつこくしても怒らない

同じ日本犬の柴犬や秋田犬は、飼い主さんに従順な反面しつこく触られると嫌がる傾向にありますが、甲斐犬はほとんど嫌がりません。

自分のペースを崩されることにストレスを感じにくい犬種なのです。コワモテな外見とは裏腹に飼い主さんの行動に良い意味にあわせられる性格です。

愛犬をいつまでも撫でて遊んでいたい飼い主さんにはピッタリの性格といえますよ。

 

甲斐犬の外見、特徴は?

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甲斐犬の特徴

  • つぶらな瞳
  • 長い口
  • ピンとした長い耳

甲斐犬はぶどうのような色をしたつぶらな瞳と、キツネのように長い口、舌にある班、ピンと立った長い耳が特徴的です。厳しい環境で狩猟犬として活躍してきたので、他の犬種と比べても高い体能力を持っています。

 

甲斐犬の大きさは?散歩の時間、運動量は?

大きさ

  • 体高 40~45㎝
  • 体重 16~18kg

散歩の時間

  • 生後3ヶ月:毎日朝夕30分の散歩
  • 成犬:毎日朝夕1時間の散歩と引き運動

甲斐犬は体高が40~45cm、体重は16~18kgの中型犬に分類され、日本犬の中では柴犬の次に小さい犬種です。

 

運動量

運動量は3ヶ月以降から毎日朝夕30分程度の散歩に加え、引き運動が必要になります。7~8ヶ月まで成長したら1回30分を1時間に伸ばし、早足や自転車の引き運動を取り入れた散歩が理想的です。自転車引きは四肢への負担が大きいので、毎日は避けてくださいね。

甲斐犬は運動能力が高く自由に走りまわることが好きなので、家の庭やドッグランで長時間走らせてあげるのも効果的です。ただ、すぐに飽きて他の犬にちょっかいを出す甲斐犬もいるので注意が必要です。

 

甲斐犬の体型、被毛や色は?赤虎とは?

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甲斐犬の体型は細長く筋肉質です。カモシカの猟で活躍していた「鹿犬型」とイノシシ猟で活躍していた「猪犬型」の2種類の体型が存在します。「猪犬型」の体型は現在希少とされています。

被毛は、まっすぐな上毛と柔らかい密生した下毛のダブルコートです。被毛カラーは幼犬の頃は1色で、成長とともに虎毛になります。山の中で狩りをするための保護色の役割を果たしています。

 

赤虎の甲斐犬

甲斐犬は茶褐色の被毛にトラ模様が入っている「黒虎」が一般的ですが、赤茶色をした「赤虎」や赤茶と黒色の混じった被毛「中虎」の個体も存在します。「赤虎」は特に人気が高い毛色ですよ。

 

甲斐犬の寿命は?気をつけたい病気は?

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寿命

  • 12~16年

甲斐犬の平均寿命12~16年で比較的健康的で長生きできる犬種です。猟犬としての性能を上げるために近親交配を避けられてきた経緯から、遺伝性の疾患も少ないといわれています。

日本犬の特徴でもある「アレルギー性皮膚炎」には注意してください。生活環境や食物などが関係することがあるので、日頃から食事管理や皮膚の状態チェックをしてあげてくださいね。

 

甲斐犬の子犬の販売価格は?

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甲斐犬の販売価格

  • 10~15万円

甲斐犬はペットショップに並ぶことはほとんどないので、信頼できるブリーダーを見つける必要があります。ブリーダーから購入する場合、子犬の販売価格は10~15万円程度です。

北海道犬などの日本犬に比べれば子犬の取扱いは多いのですが、希望のタイミングで甲斐犬の子犬が見つからないこともあります。

信頼できるブリーダーを見つけたら、子犬見学の予約をして、子犬が生まれたら連絡をもらえるようにしておくのがおすすめです。

甲斐犬の販売価格や餌代などはこちらの記事です。

 

甲斐犬、飼い方やしつけのコツは?

甲斐犬は「近づくと吠える犬」「飼い主以外には絶対になつかない犬」という印象が長くありましたが、他の人間や犬に慣れて落ち着いて接することができるかどうかは飼い主さんのしつけ次第です。

ポイントは「子犬の頃から飼い主以外の人や他犬種の犬と触れ合う機会を持つ」「飼い主さんと信頼関係を構築する」の2点です。

また、しつけは子犬期の接し方が鍵となります。以下に詳しく子犬期の育て方をまとめましたので、参考にしてみてください。日本犬の飼育が初めての方は専門家やブリーダーに相談してみるのもおすすめです。

 

甲斐犬の子犬、育て方は?

柴犬 甲斐犬

しつけ

  • まずは飼い主への服従訓練
  • 「社会化」「噛み癖」のしつけを優先

ポイント

  • オーバーなくらいほめる

甲斐犬は警戒心が強い性格をしているので、幼犬期に自由奔放に育ててしまうと人間を主人と認めてくれません。飼い主さんのいうことを聞かなくなってしまいますし、他の犬に対して攻撃的な性格に育つ可能性があります。

子犬のうちに飼い主に服従させ、「社会化」「噛み癖」のしつけをすることをおすすめします。

 

しつけのポイント

しつけのポイントは「オーバーなくらいにほめる」ことです。悪いことをして叱るのは大切ですが、叱ってばかりだと甲斐犬の警戒心を逆なでしてしまいます。

飼い主さんの心構えとして、悪いことを叱るよりも良いことをほめることに重点を置いてあげてくださいね。またほめられたいという気持ちからしつけをよく聞いてくれるようになります。

 

しつけの仕方

甲斐犬は元々どう猛な猟犬育ちなので他の動物を襲わないような「社会化」や、噛み癖・吠え癖を子犬のうちにをしつける必要があります。しつけの仕方は関連記事を参考にしてみてください。

叱るときは鼻先からあごの下辺りを握りながら、目を合わせて叱るのがおすすめです。

 

甲斐犬におすすめのドッグフードは?

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甲斐犬におすすめのドッグフードは「ファインペッツ極(kiwami)」です。

「ファインペッツ極(kiwami)」には「サーモンオイル」「亜麻仁油」が含まれています。皮膚や被毛を美しく保つ効果がありますよ。

主原料には「アヒル肉」を使っているので、動物性タンパク質をたくさん摂ることができます。

穀物や人工添加物を使っていないので、安心して食べさせてあげることができますよ。

 

甲斐犬におすすめな最高級ドッグフードはこちらの記事からも確認できます。

 

日本犬らしい勇敢なパートナー

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甲斐犬は日本犬らしい性格や特徴を持つ犬種といえます。基本的に丈夫で飼いやすい犬ですが、アレルギー性の疾患になりやすいので、くしゃみを連発したり体調が悪そうだったりするときは、獣医師に相談してみてくださいね。

甲斐犬はシェパードの半分の時間でしつけを覚えるといわれています。日本犬で初めて救助犬に認定され、実働救助犬として活動しているのも甲斐犬なのです。

世間のイメージであるどう猛性は、独立心が強くてしつけを聞きたがらない性格によるものです。子犬の頃から飼い主に服従する訓練を積むことが何よりも大切ですよ。

信頼関係を構築することで心強いパートナーとなり、飼い主に従順な、知的で頼もしいパートナーになってくれますよ。