カワウソまとめ!生態や特徴は?ペットとして飼えるの?販売価格や飼育方法も紹介!

テレビや水族館などで見かけることのできるカワウソは、長い胴体に短い手足、愛らしい顔や仕草は、見ているだけでも癒されますね。このカワウソをペットとして飼うことができたら、間近でその姿を堪能することができます。カワウソはペットとして飼うことは可能なのでしょうか。

この記事では、カワウソの生態や特徴などの基本データから、価格や飼育方法などをまとめました。

 

カワウソ(コツメカワウソ)ってどんな動物?

カワウソ 素材

カワウソはネコ目イタチ科カワウソ亜科の肉食動物です。南極、オーストラリア、ニュージーランド以外の全世界に13種類生息しています。

日本にも固有種である「ニホンカワウソ」が生息していました。しかし、乱獲や開発により数が急減し、1979年以降目撃されていません。そのため、現在では絶滅したのではないかといわれています。

 

カワウソ(コツメカワウソ)の生態は?

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コツメカワウソはその名の通り、爪が小さなことが特徴です。インドネシアや中国など、東南アジアの水辺に家族単位で生活しています。食事はカニなどの甲殻類、貝類、魚類、昆虫などを主食とします。

コツメカワウソは年々数が減っていることから、ワシントン条約により輸出が制限されています。そのため、日本で見かけるコツメカワウソのほとんどは日本で繁殖されたものです。

 

カワウソ(コツメカワウソ)の特徴は?

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体長 41~64cm
尾の長さ 25~35cm
体重 2.7~5.4kg
体色 背面は灰褐色やグレー、喉や首は白色

コツメカワウソは東南アジアに生息するカワウソの中でも最小種です。水に浮くことができるよう皮膚は分厚く、細長い胴は水の抵抗を受けにくい構造となっています。長い尾はかじ取りの役目をし、耳や鼻の穴は、水中で閉じることができます。

 

カワウソ(コツメカワウソ)の販売価格は?

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生態価格 60~100万円

コツメカワウソは、ペットとしてまだそれほどメジャーではありません。また、ワシントン条約により生態を輸入することができないため、国内でのみ繁殖された個体には数に限りがあります。そのため、ペットとして飼うことは可能ですが、生態価格は高額になります。

 

カワウソ(コツメカワウソ)を飼う!必要なものは?

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コツメカワウソをお迎えするにあたり、どのような飼育用品を揃えれば良いのでしょうか。ここでは、コツメカワウソをお迎えするために最低限必要な飼育用品を紹介します。

 

ケージ

コツメカワウソは1日の大半をケージの中で過ごします。活発なカワウソのためにも、ステンレスなど丈夫な素材でできた、ゆとりのある広さのケージが良いですよ。犬用のケージを使用すると、頑丈で広さもあるためおすすめです。

 

水浴び用の容器

野生のコツメカワウソは水辺で生活しているため、水浴びをしないとストレスになってしまいます。1日1回は水浴びをさせるのがおすすめです。水浴び用の容器には浴槽を使用し、泳がせてあげるとあげると良いですよ。

 

おもちゃ

活発で好奇心旺盛なコツメカワウソのためにも、おもちゃを用意してあげてください。かじっても壊れにくく、誤飲しないようなものがおすすめです。

 

トイレ

コツメカワウソはトイレをしっかりと覚えることができます。大食いで排泄量が多いコツメカワウソのトイレは、生態を飼育している販売員に相談すると安心ですよ。

 

カワウソ(コツメカワウソ)の食事、何を与えればいいの?

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野生のコツメカワウソは、甲殻類や魚類、貝類などを主食として生活しています。飼育下では同じ肉食目のフードである、キャットフードやフェレット用のフードを主食として与え、新鮮な魚介類を副食として与えます。

食べる量には個体差があるため、与える量は動物病院や販売店に相談することをおすすめします。

 

カワウソ(コツメカワウソ)の寿命は?

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平均寿命 10~16年

コツメカワウソの平均寿命は10~16年といわれています。しかし、まだまだペットとして発展途上な生き物なため、飼い方次第ではもっと長寿に育てることも可能です。

コツメカワウソがかかりやすい病気は、食欲不振や寄生虫です。

毎日のコミュニケーションを怠ったり、水浴びをさせてあげなかったりすると、ストレスにより食欲不振になってしまう可能性があります。

また、餌として与える魚介類には寄生虫がいる場合があります。なるべく新鮮な食材を与えることや、冷凍するなどの処理をして寄生虫を除去することが大切です。

まだまだペットとしての歴史が浅いコツメカワウソは、診察できる動物病院が少ないことも欠点です。事前に対応可能な動物病院をリサーチしておくことや、自分である程度の知識を身に着けることも必要です。

 


ペットとして迎える前に正しい知識を

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コツメカワウソは愛らしい顔や体型から、ペットとしても人気急上昇の生き物です。しかし、まだまだペットとしては発展途上で、飼育している人があまりおらず、飼育情報が少ないことが欠点です。コツメカワウソのお迎えを検討している方は最後まで面倒を見ることができるかをもう一度確認し、十分に予備知識を身に着けておくことが大切です。