【#ペピLIFE】トイプー姉妹と東北で暮らす「メープルクレープ」な日常⑪

この記事は連載記事です。

東北地方に在住の「えふ」さんご家族とその飼い犬「メープル」ちゃん「クレープ」ちゃん姉妹生活の様子をご紹介しています。

2011年3月11日。東日本大震災から7年が経とうとしています。第11回目の今回は番外編として、東北地方で震災を経験したえふさんが、当時のことを振り返ります。是非読んでみてくださいね。

第1~10回をまだお読みでない方は、特集リンクから移動できます。

 

振り返る…あの日。

いろいろな、3月があります。

祝いの3月、別れの3月、そして東日本大震災があった…3月…。

まもなく、東日本大震災から7年目を迎えます。

エッセイ第1回目でも少しお話しさせていただきましたが、メープルは震災前に生まれ、それからお迎えしているので、震災を経験しています。

読んでくださっているみなさんの中にも、わんこさん、にゃんこさんたちと震災を経験した方もいらっしゃるのではないかと思います。

あれから7年経ち、普通の生活に慣れてきた今こそ、振り返りが必要だと思いました。

そして、実際にメープルと震災を経験したからこそ、大変だったこと、こうすればよかったと思うこと、これから大切な「家族」たちを守るために私たちは何ができるのか?何をすればよいのか?

みなさんと一緒に考えていければと思います。

2011年3月11日 金曜日

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あの日も、ケージに湯たんぽとお友だちのひつじのメイプルとおやつを入れて、メープルはいつも通りお留守番をしていました。

この日は息子が学校行事のため、いつもより早く帰ってくる日だったので、「帰ってきたらおやつあげてメープル出してね~」なんて言いながら…。

何も変わらないはずの仕事の時間でしたが、あの日の不思議な天気は、私の中に今もはっきりと残っています。

仕事をしていたとき、夕方?と思うくらい急に外が暗くなったのです。

あまりにも暗くて窓を見ると、外は猛吹雪で「外すっごい吹雪で真っ暗だね~」と、みんなで外を見ながら騒いでました。

揺れたのは、それから間もなくでした。

14時46分…その時メープルは?

ここからは、メープルと一緒に14時46分前後を過ごしていた息子からの話をもとに…。

学校行事でお昼すぎには自宅に帰っていた息子は、約束どおりにメープルをケージから出し、ふたりでソファーに座りテレビを見ていたその時…

14時46分、突然の揺れと停電。

あまりにも激しい揺れで、家具やクローゼットの扉という扉が全部開き、中身は飛び出し…

倒れそうになるテレビを抑えながらも、「外に出られなくなる!」と判断した息子は玄関の扉を開け、出口を確保したそうです。

一瞬で部屋の中は飛び出したものや、落ちてきたもの、倒れたもの、壊れたもので身動きが取れなくなるほどだったようです。

そして何度もくる余震の中、息子はふと一緒にソファーにいたメープルがいないことに気づきます。

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今は、シニアになりぽっちゃりしてしまった(現在3.5キロ)のメープルですが、その当時は周りによく小さいね~と言われるくらいの2.5キロほどだったので、小さいメープルの姿が見えなくなってしまいました。

玄関の扉を開けた時、玄関から飛び出したのか?

それとも…まさか!と、必死で息子はメープルを呼びながら、部屋の中や、マンションの廊下を探しましたが、メープルの気配がなく…

その時、同じ階の方や、マンションの管理人さんたちが叫んでいる息子に気が付き、一緒にメープルを探してくれたそうです。

1時間くらい一緒に探してもらったそうですが、見つからず…。

繰り返す、激しい余震

その時まだ、私は停電で信号の止まった大渋滞の道路を泣きそうになりながらも、まだ家族の安否確認ができていないまま車を運転していました。

それから、間もなくして先に夫が自宅に到着し、管理人さんや、同じ階の方たちから、事情を聞き、息子と二人でメープルを呼び続け、探したそうです。

激しい余震は何度も繰り返し、揺れはおさまりません…。

食器棚などの重いものも倒れ、ガラスも割れ、もしかしたらメープルは…と判断した夫と息子は、もう諦めてお母さんを迎えに行こうと、家を出ようとしたとき!

かすかに、揺れとは違う物音が!

怖くて、動けず、押し入れから飛びだした布団の中にメープルが埋もれているではありませんか!

あぁ!!良かった!!!

その時、まだ廊下では管理人さんや同じ階の方たちも、廊下に飛び出したのでは?と探してくれていたそうなので、メープルの安否を伝え、帰宅途中の私を迎えに行くために、メープルと一緒に家をでたそうです。

すでに、震災から2時間近く経ったころでした。

運転中に携帯が鳴り、車を止めれるパン屋さんの駐車場に入り、着信を見ると夫からでした。

つながりにくい電話を何度も何度もかけなおし、やっと電話がつながりました。

家族全員の安否が確認できたのは、2時間以上たってからでした。

震災を経験して…。

予期せぬ出来事で、パニックになるのは人間も動物もみんな同じなんだということを学びました。

あの日、息子の学校行事がなければ、メープルはケージに入ったままで、ケージの周りには書棚があり、揺れで書棚が倒れケージは潰れていました…。

地震はもちろん何度も経験していますが、やはり東日本大震災のような揺れは想像もしていません。

ケージの場所や、家具の配置、高さ等震災後あらためて考え直しました。

そして、備えなければいけないのが、私たち人間の食料等はもちろんなのですが、大事な家族の一員のわんこさん、にゃんこさんたちのアイテムです。

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震災でライフラインは遮断され、一番最初に電気は復旧しました。

しかし、マンション・民家・お店等、窓や扉も壊れ、お店の中は営業できる状態ではなく、お店の営業も震災後、早いお店で1週間後くらいからの再開だったと思います。

しかも、流通が遮断されていたので、お店に並ぶ品物もわずかで、震災後1ヶ月くらいは、「おひとりさま5点まで」等、お店の入場も制限され、みんな外に一列に並び、買い物をしていました。

買い物中も何度も余震は続いていました。

そんな限られた中での買い物で流通が完全に復活する見通しがなかったので、普段とは違うドッグフードやペットシーツも購入したりしました。

もちろん、普段も予備としてストックは備えていましたが、ライフラインの復旧の目処もたたない、いつ普通の生活に戻れるかわからない状態では、私たち人間はなんでも食べられますが、メープルのフードが切れたら…と不安がよぎりました。

このとき、もっとちゃんとメープルのアイテムを用意しておけば、こんな不安にならなかったのに…と反省し、今は、人間の予備よりもちゃんとしています!

購入ルートを再確認しよう!

一番大事なペットフードはみなさんは、どこで購入していますか?

ペットショップ等近くのお店で購入できるものであれば、万が一でもお店から購入できる確率は高いのですが、メープルクレープは店舗で取り扱いのない、ネットショップのみで購入できるフードなので、ストックはかなり重要です!

東日本大震災では、高速道路も遮断され、宅急便も1ヶ月近く使えなかった記憶がありますので、普段食べる分量や、賞味期限を確認し、最大ストックできる分の確保は必要になります。

①ペットフード(賞味期限等を確認し、保管できる分)
②おやつ(冷蔵保存しなくても保管できるもの)
③水(人間の家族分にプラスで)
④ペットシーツ
⑤マナーパンツ(足元が危険でお外でおトイレができない可能性があります)
⑥ビニール袋(水道も使えないのでトイレにも流せません。においを抑えるためにビニール袋が必要です)
⑦おしりふき
⑧トイレットペーパー等
⑨お気に入りグッズ(ひつじのメイプル等)
⑩キャリーバッグ等(避難所によって必要です。普段もちゃんと入れると良いです)
⑪リード
⑫首輪 ※1
⑬靴など(ガラス等の破片が散乱します。靴や靴下など、機会があればはかせて練習してみるもの良いと思います)
⑭普段使っている毛布等
⑮洋服等(季節によっては、服が必要になります)

持ち出しバッグ的にまとめるか、わんこアイテムを一ヶ所にまとめておくのがお勧めです。
※1の首輪ですが、メープルクレープはおうちの中でもいつも首輪をしています。

震災のような突然の出来事で隠れてしまったり、身動きができなくなってしまったりした場合、体の一部を引っ張るよりも、首輪をつかまえればスムーズに確保できます。

一軒家で外に飛び出す可能性が高いわんこさんやにゃんこさんも迷子札をつけた首輪があれば…と、個人的な意見ですが、万が一の時に少しでも役に立つかと思います。

このように、突然の災害で大事な家族を守れるのは私たち人間なのです。

少しでも、大事な家族のためにできることを備えていきたいと思います。
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1年前ですが、震災関係のコラムとして、イヌメディアさんに協力し、防災対策の記事も書かせていただいております。リンクは『こちら』