猫が首輪を嫌がる!理由や対処法は?どうやって慣れさせる?

万が一逃げ出してしまった時の迷子防止として、首輪をつけておくと安心ですよね。ですが猫は首輪を嫌がってしまうことがあります。「人間からしてみればこのくらいどうして嫌がるの。」と思うかもしれませんが猫は繊細な生き物です。

この記事では、猫が首輪を嫌がるときの理由や対処についてまとめました。

 

猫が首輪を嫌がる理由は?

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飼い主としては安全のためにつけてもらいたい首輪ですが、猫からするとその意味がわかりません。突然慣れない物を体に着けられると、それをとても鬱陶しく感じてしまいます。

 

猫が首輪を嫌がっている時に見せる仕草は?

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  • 後ろ足で首輪をかいて外そうとする。
  • 床に首をこすりつける。
  • 激しく首を振り回す。
  • 首輪を噛もうと口を開ける。

以上のような行動をして何とか外そうとします。首輪がどうしても気になってしまいストレスになってしまいます。それでも外れないとパニックを起こすこともあります。

 

首輪を嫌がる猫への対処法は?

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少しずつトレーニングをして、慣れていってもらうしかありません。1回で慣れさせようと思わず、根気強く教えてあげてください。子猫の頃から始めるとより早く慣れてくれますよ。

 

猫の首輪トレーニングの方法は?

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猫に首輪を紹介する

「首輪ってこういうものだよ。」と教えてあげます。見せて触らせたり、匂いを嗅がせます。首輪を首に巻くふりをしたり、首周りに触れることに慣れさせます。

 

短時間付けてみる

最初から付けっぱなしにせず、短い時間付けてみることを毎日繰り返します。少しずつ付けている時間を長くしていきます。

 

首輪をつけたまま遊ぶ

首輪に意識が集中しないように、大好きなおもちゃで遊んであげます。遊びに夢中になっている間は、首輪の存在を忘れてくれます。

 

嫌がったらすぐに外す

首輪が嫌なものだと認識されないように、嫌がるそぶりをしたらすぐに外してあげてください。

 

猫がストレスを感じにくい首輪は?

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  • 柔らかい生地
  • 軽い素材
  • 細い
  • 鈴や飾りがない
  • 力が加わると外れる(安全装置付き)

できるだけ首輪の存在を感じさせないものがおすすめです。猫は聴力がとても優れているので、鈴など動くたびに音がするようなものはストレスになります。狭いところに入ることも好きなので、万が一首輪が引っ掛かった時に、安全装置付きだと安心です。

首輪のサイズは、人間の指が1本分くらい入るように調節します。

 

猫に首輪を付けるメリットは?

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迷子になった時の手掛かりになる、猫の居場所を特定できるなど様々なメリットがあります。もし災害が起こって猫と離れ離れになってしまったとしても、首輪を手掛かりに探し出せるかもしれません。

また、体に何かを付けることに慣れていると、怪我や病気でエリザベスカラーや包帯などを着ける場合や、外に行く際にハーネスとリードを付けたい場合のストレス緩和も期待できます。

 

首輪の代わりになる!?マイクロチップとは?

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マイクロチップとは、猫の体に埋め込む迷子札のようなものです。動物病院で対応しています。長さ約10ミリ、直径が2ミリの筒状になっています。

このチップを肩と首の間に注射器のようなもので注入します。生後4週間後からマイクロチップを挿入することができます。

チップには猫の名前や、飼い主、連絡先の情報が記録されています。もし、猫が迷子になり保護されてもマイクロチップを読み取れば身元を確認する事ができます。

しかし、GPS機能はついておらず、保護されるまで居場所を探すことができないのと、マイクロチップを読み取る機械もまだ完備されてはいないのが現状です。

 

マイクロチップにかかる費用は?

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マイクロチップ本体は無料の場合が多く、埋め込み施術料と登録料が掛かります。

埋込処置の費用は病院によって料金差がありますが、大体5,000円前後になります。情報の登録費用は1,000円です。

マイクロチップは愛猫が迷子になり、保護された時に重要な役割を果たしてくれます。首輪を嫌がる猫には、いざという時の身元保証のために処置しておくと安心ですね。

 

首輪はもしもの時の迷子札

猫

「完全室内外だから大丈夫。」と思っていても、玄関のドアを開けたすきに飛び出してしまったり、災害の時に離れ離れになってしまったり、絶対に迷子にならないという保証はありません。

もしもの時のために迷子札として首輪をつけておくと、保護されたときに見つかる可能性が高くなりますよ。根気強くトレーニングして首輪に慣れさせてあげてくださいね。