アイリッシュセッターの性格、特徴は?寿命や病気、価格やブリーダーは?飼い方や歴史は?

アイリッシュセッターは、猟犬の中でも優雅なルックスをもつアイルランド原産の犬種です。見た目の特徴である美しい被毛が目をひきますが、高い体能力や忠誠心なども魅力の犬なのです。今回はアイリッシュセッターの性格、体重や被毛の特徴、病気や寿命、販売価格、飼い方、しつけや歴史についてご紹介します。

 

アイリッシュセッターの性格は?

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性格

  • 高い忍耐力、忠誠心、勇敢さ

アイリッシュセッターは、もともと鳥猟に用いられてきた狩猟犬です。鳥猟には高い忍耐力と飼い主への忠誠心、勇敢さが求められますがアイリッシュセッターはこれらの気質を高いレベルで兼ね備えている犬種です。

見た目と気質から、アイリッシュセッターにはクールな印象を持つ方もいるかもしれませんが、実際には精神的な成熟が遅く子供っぽい性格をしています。訓練に手こずる場合もありますが、知能はとても高いので一度覚えたことは忘れません。幼犬のときにしっかり訓練を施せば、優れたパートナーとなってくれますよ。

アイリッシュセッターはフレンドリーな性格をしているので他の動物や子供とも仲良くやっていけます。ただ、体が大きいので赤ちゃんや幼児に偶然ぶつかってケガをさせたり、乱暴的に見える動作をしたりすることもあります。赤ちゃんや幼児がいる家庭での飼育は、性格をよく見て注意深く育ててくださいね。

 

アイリッシュセッターの体重や被毛色の特徴は?

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特徴

  • 体高 64~69cm
  • 体重 27~32kg
  • 被毛 直毛
  • 被毛カラー マホガニーレッド

狩猟の際に不可欠なスピードとスタミナを持ち合わせた引き締まった体型をしており体高64~69cm、体重27~32kg前後で大型犬に分類されています。

アイリッシュセッターの最大の特徴は、マホガニーレッドの美しい直毛の被毛です。長く伸びた艶やかな被毛とスラリとした体型は、アイリッシュセッターが狩猟犬からドッグショーの花形犬種になれた理由なのです。

耳、脚の後ろ、おなか、胸、尾に見られる長めの飾り毛は優雅さを感じさせるだけでなく、イバラなどにひっかかることなく草木などから体を守ることにも適していますよ。

アイリッシュセッターの体面の特徴は見た目の優美さだけではありません。スリムな体はオスで重さ30kg程度と軽量ながら、筋肉質でとても高い運動能力を誇ります。その持久力には目を見張るものがあり、狩猟においては1日で100km以上の距離を走ることも珍しくありません。

ペットとして飼育する際も充分に運動欲求を満たしてあげてくださいね。

 

アイリッシュセッターの飼い方としつけは?

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アイリッシュセッターは豊富な運動量が必要で、毎日朝夕2回それぞれ少なくとも30~60分程度の散歩を心がけてください。ドッグランなどで遊ばせてあげることもおすすめです。

一緒にジョギングをしたり、自転車との並走をさせたりするのも喜びます。フェッチや水泳など様々な方法で運動のバリエーションを増やし、飽きさせないようにしてあげてください。運動不足はストレスになり、破壊的行動を採ることにも繋がりますので気をつけてくださいね。

賢いのでしつけやすい犬種ですが、断固とした態度で一貫したしつけをすることを心がけます。感受性が強いので、厳しく叱ったり肉体的に罰を与えたりするようなしつけは絶対にやめてください。

自己主張が強く頑固な一面もあるので、幼犬期の頃から服従訓練は徹底して行うことも忘れないでくださいね。
ポジティブレインフォースメントという好ましい行動を誉め、同じ行動を繰り返させる教育訓練法が効果的で、ご褒美としてエサを与えたり、誉めたりすることで伸ばしてあげてください。

好奇心が強く落ち着きに欠ける一面もあるので、興味を維持させるためにも頻繁にエサやアクティビティを変えることもポイントですよ。

被毛の手入れは、毛の絡みからシルキーな被毛と長さを保つためにも毎日か2日に1回のグルーミングを欠かさないようにします。お風呂は汚れが目立つ時にドライシャンプーをする程度で十分です。

抜け毛の量は平均的ですが、換毛期にはそれなりの毛が抜けるので皮膚病を予防するためにも念入りにブラッシングするようにしてあげてくださいね。

 

アイリッシュセッターの病気や寿命は?

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平均寿命は12~13年で健康的な犬種です。病気やケガは胃捻転、肘と股関節形成不全、進行性網膜萎縮症、耳の病気に気をつけてください。

胃捻転は、飼い主が注意することで発症のリスクを下げられます。一回あたりの食事の量を減らし回数を増やす、食前食後の激しい運動を避ける、水をがぶ飲みさせない、過食や早食いなどに注意してくださいね。

股関節形成不全は遺伝性のことが多いですが、幼犬期の過剰な運動と肥満も発症のリスクを高めるので、年齢に見合った運動量と食事と運動のバランスに気をつけてあげてくださいね。

進行性網膜萎縮症は遺伝性の病気で治療法がなく、最終的には失明してしまうので遺伝的に問題のある血統の犬を避けなければなりません。

垂れ耳の犬種に多い外耳炎にも注意してください。綿棒とイヤーローションを使い定期的に耳のケアをして耳垢が臭ったり、頻繁に耳を掻いたりするようなことがあれば重症化する前に病院で診てもらうことをオススメします。

 

アイリッシュセッターの価格は?購入時はブリーダーから?

お金

アイリッシュセッターの子犬は、15〜20万円程度が相場の目安です。ペットショップにはあまり並ばないので、ブリーダーから入手することが一般的です。

遺伝性疾患に気をつけたい犬種なので、繁殖業者(パピーミル)を避けて信頼できるブリーダーを見極めることも大事ですよ。近年はインターネットでも子犬を簡単に購入できますが、ブリーダーの犬舎に実際に出向き、自分の目で個体を選ぶことをおすすめします。

選ぶ際のポイントは体型のバランスが良く、立ち姿が立派な個体を選ぶことが大切です。実際に子犬を抱っこさせてもらって、体つきを確かめてくださいね。

アイリッシュセッターの歴史は?

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アイリッシュセッターの正確な起源は分かっていませんが、スパニエル系とポインター系、その他のセッター系の犬を掛け合わされて作り出されたといわれています。

セッター種の中で最も古い歴史を持つ犬種といわれており、原産国のアイルランドだけでなくイギリス諸島周辺で優秀な狩猟犬として活躍していました。1800年代初期、アイリッシュセッターの毛色は赤だけでなく白地に斑の犬もまとめてアイリッシュセッターと呼んでいました。

のちに白地に斑の犬がアイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セッターとして独立したため、1876年から単色の赤いコートを持つ犬だけをアイリッシュセッターと呼ぶようになったのです。現在では、狩猟犬としてよりもショードッグとして飼われていることが多いです。

 

親犬も確認してから飼うかを決める

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実際に子犬の状態を確認するのも大切ですが、同じくらい親犬を確認することも大切です。

親犬を見れば将来の毛並みは予想がつきますし、遺伝的な病気を持っていないかも確認できます。アイリッシュセッターは遺伝病として進行性網膜萎縮症を持っている場合があるので、親犬の健康についてあらかじめ聞いておくと安心ですよ。ブリーダーはその犬種の深い知識と飼育経験を持つプロなので、不安なことは気兼ねなく質問をしてくださいね。

アイリッシュセッターは運動欲求を満たしてあげられれば、賢くてしつけもしやすく、大型犬としては飼いやすい犬種です。愛犬と思いっきり遊びたいという飼い主に特にオススメです。