イモリの繁殖や産卵を解説。幼生(赤ちゃん)の育て方は?冬眠はする?

日本では若い女性を中心に癒し系ペットとして人気が急上昇中のイモリですが、海外でも近年日本のイモリ(アカハライモリ)が人気を博しています。

他の魚との混泳も可能なことから、アクアリウムの主役的存在になっていますよ。省スペースで飼育できることも魅力の一つですね。

この記事では、イモリの繁殖や産卵、幼生(赤ちゃん)の育て方、冬眠についてまとめました。

 

イモリの繁殖方法、産卵を解説

イモリ 卵

繁殖行為

イモリは繁殖時期になると、オスの頭部や尻尾の周辺が青紫色に変化します。

尻尾を身体の半分近くまでUの字になるように曲げ、ブルブルと震わせて求愛します。メスがオスの求愛を受けてオスに触れることで繁殖しますよ。

 

産卵時期・産卵

イモリの産卵時期は、4~6月前後です。

冬眠から覚めて暖かくなり始めた春先が繁殖期になることが多いですね。

メスは産卵の準備ができると、卵を産み付ける葉※1を探し出し、寒天質に包まれた5mmほどの大きさの卵を後ろ足で丸めた葉っぱに100個ほど産み付けます。

その後、およそ10~20日程度で卵は孵化しますよ。

 

注意点

産卵した卵は親のイモリとは別の水槽に移すようにしてください。

イモリは食に貪欲なので、一緒にしたままだと卵を食べてしまうことがあります。産卵が終わったら水槽を分けて※2育てるようにしてくださいね。

※1 アナカリス、ガンボバ、ウィローモスなどの柔らかく広い葉の水草がおすすめ
※2 水草から卵を離さずに水草ごと一緒に移す

 

イモリの幼生(赤ちゃん)の育て方は?

イモリ

親イモリは卵を産んでも幼生の世話をしないため、幼生は自分の力で成長します。

孵化してから1週間程度はお腹の袋にある栄養分で育つため、幼生に餌を与える必要はありません。綺麗な水を保つことを心掛けてください。

その後はブラインシュリンプやミジンコを餌として与えますが、自ら進んで餌を食べに行くことはありません。目の前に餌を置くようにして、イモリに気づかせてあげることが大切ですよ。

近くに田んぼや池がある地域にお住まいであれば、ミジンコは容易に採取することができます。

 

幼生を育てるときの注意点

水質の悪化、餌不足、共食いなどが原因で大人に成長するまでに死に至ることも多いため、幼生時期の飼育には特に注意が必要です。

孵化してからおよそ2~3ヶ月で体が変態し、水から出て陸で生活するようになります。水量を減らし、浮島や流木などで陸に上がれる環境を作るようにしてください。浮島などを用意できない場合は、大量の水草を入れて水上に顔を出せるようにする方法もおすすめですよ。

また、脱皮が始まると餌を食べなくなりますが2週間程度で食べるようになります。餌の与え忘れをしないように気をつけてあげてくださいね。

 

イモリは冬眠する?

イモリ 

野生のイモリは気温が10度以下になると陸に上がり、湿り気のある場所の石や枯れ葉、苔などに身を隠して冬眠します。

室内飼育の場合は、冬眠前に十分な栄養を摂取させ、5~10℃前後※1に保てる場所で飼育するようにします。

ペットショップなどで販売されているミズゴケに水分を十分吸収させて置いておけば、居心地の良い場所を探して冬眠を始めますよ。ただ、冬眠していても気温が上がると活動を始めてしまうので、小まめに温度をチェックすることは忘れないで下さいね。

※1 寒すぎると凍死することもある

 

家族で感動の共有を!

イモリ

イモリの幼生を育てることは容易ではありませんが、成長過程を観察することは感動の共有にもなります。

お子様への飼育教材としてもぴったりなので、ご家族で飼育されてみてはいがかでしょうか。水槽の中をスイスイ泳ぐ姿や餌を食べる様子は、きっと飼い主さん家族を癒してくれますよ。