ヒョウモントカゲモドキの飼育環境は?餌、病気、脱皮など飼い方まとめ

爬虫類の中でも人気の高いヒョウモントカゲモドキ。英名の「レオパードゲッコー」を略して「レオパ」ともよばれています。色鮮やかさとかわいさから多くの方が飼育を始めますが、疑問や悩みもつきません。

この記事では、ケージ、餌、病気の防ぎ方、湿度など、ヒョウモントカゲモドキの飼育で失敗しないためのポイントをご紹介します。


ヒョウモントカゲモドキ、飼育環境は?

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揃えるもの

  • ケージ: 40~50cm程度
  • 水入れ: 重みがあり、口が広くて浅いもの
  • 床材: パームマット、ウッドチップ、新聞紙
  • シェルター
  • パネルヒーター 
  • 湿度計

ヒョウモントカゲモドキを飼育する上で、揃えておきたいグッズをご紹介します。

 

ケージ

ヒョウモントカゲモドキの成体時の大きさは平均して25cm程度です。同じ飼育ケージで幼体から成体まで一緒に飼えるように、長辺が体長×2倍の50cm位あるものがおすすめですよ。

壁に張り付くことが出来ず、あまり立体的な動きはしないので、ある程度の高さがあるケージなら脱走する心配はありません。

ケージの材質は「ガラス」「プラスティック」「アクリル」があり、それぞれ利点がありますが、「ガラス」製のケージをおすすめします。

ガラス製のケージは販売店が多く種類も豊富です。値段もアクリルに比べると安価ですし、プラスティックよりも傷がつきにくく経年劣化の心配も少ないからです。

 

水入れ

水を飲むために必須のグッズです。ヒョウモントカゲモドキが上に乗ってもひっくり返らないほどの重さがあり、口が広くて浅いものがおすすめです。常にきれいな水を入れておいてくださいね。

水入れから飲まない場合は代用品として霧吹きがおすすめです。

 

床材

床材の種類はたくさんありますが、ヒョウモントカゲモドキは個体によって床材の好みがあります。頻繁に床材に変えると餌を食べなくなる個体もいます。

糞尿などで汚れた床を定期的に取り換えることが必要なので、初心者の方は取り換えが簡単なキッチンペーパーや新聞紙をおすすめします。

見栄えを気にしたい方は、掘ることもできるパームマットやウッドチップのような床材がおすすめです。

ヒョウモントカゲモドキの隠れ家にもなり、水分を含む材質であればケージ内の湿度を保つことにも役立ちますよ。ただパームマットは目を傷つけたり餌と一緒に誤飲したりしやすいので注意が必要です。

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シェルター

野生のヒョウモントカゲモドキは昼間は隠れて潜んでいることが多いため、シェルターのような隠れられる隙間を作ってあげると、無駄なストレスをためずに落ち着いてくれます。

シェルターに関しては色々な意見があり、幼い個体には環境変化によるストレスを与えないために必要だが、成長した個体には必要ないともいわれています。

専門のペットショップで尋ねてみてください。

 

パネルヒーター

爬虫類は変温動物なので、自分で体温を調節できません。体温を保つためにパネルヒーターが役立ちます。熱過ぎるときの逃げ場が無くならないように、床全体ではなく半分程度をパネルヒーターに乗せてあげると、温度の勾配ができて理想的です。

 

湿度計

40~60%に保つ必要がありますが、日本では、さほど湿度に気を配る必要はありません。冬は乾燥しやすいので、湿度計は設置しておくと安心ですね。

 

ヒョウモントカゲモドキ、餌は?

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餌の種類

  • コオロギ
  • ミルワーム
  • ピンクマウス(個体による)

ヒョウモントカゲモドキの餌は主に昆虫の「コオロギ」や「ミルワーム」です。個体によっては「ピンクマウス」を食べることもあります。

飼い始めの頃は、環境変化に対応しきれず、ピンセットで餌を与えても食べてくれないことがあります。その場合、コオロギやミルワームの一部を飼育ケージの中に入れておくと食べてくれるはずです。

またコオロギやミルワームを食べる量が少なければ、「ネクトンREP」などの爬虫類用栄養補助食品を与えるのもおすすめです。その他注意点を以下にまとめました。

 

ミルワームは与え過ぎない

コオロギをメイン食にして、高脂肪なミルワームをおやつにあげるのがおすすめです。ミルワームは殻が硬く消化によくないのと、カルシウムが少なくリンの含有量が高いため、主食にすることは避けたほうがよいためです。

 

食べなかった餌は掃除する

食べなかった餌は放置しないようにしてください。菌が繁殖することがあるので、食後はケージの中をキレイにしてあげてください。

 

生き餌に噛まれることも?

コオロギは何でもかじるので、生き餌の場合ヒョウモントカゲモドキが怪我をする恐れがあります。

 

ヒョウモントカゲモドキの給餌方法は?

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ヒョウモントカゲモドキの給餌頻度は幼体と成体で異なります。幼体の場合は毎日1回、成体であれば週に2〜3回の頻度で餌を与えます。餌の量は個体によって異なるので、与える量を調節してあげて下さい。コオロギやミルワームの場合は、食欲にあわせて食べるだけ与えても問題ありません。ピンセットで摘んで、餌付けをしてあげてくださいね。

ピンクマウスは栄養価が高いですが、与え過ぎるとコオロギやミルワームの餌の食いつきが悪くなります。ピンクマウスは月に1回くらいのペースで与えることがおすすめですよ。ピンクマウスの場合、70℃程度のお湯と使って解凍することがおすすめですよ。ヒョウモントカゲモドキの顔の半分くらいの大きさを目安に餌付けをしてあげてくださいね。

ヒョウモントカゲモドキは尻尾に栄養分を蓄えることができます。普段の食事が健康的であれば、1〜2週間ほど餌を与えなくても問題ありません。大きな心配なく長期不在することもできますよ。

 

ヒョウモントカゲモドキの病気、食事で予防?

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予防のコツ

  • ダスティング(粉の振りかけ)

ヒョウモントカゲモドキは爬虫類がかかりやすい「くる病」に注意が必要です。予防は可能で、「ダスティング」が効果的です。

ダスティングとは粉をふりかける行為のことで、餌に「カルシウムパウダー」を付けて与えるとくる病の予防になりますよ。

粉を付けすぎると食感が悪くなり、餌を吐き出してしまいますので気をつけてくださいね。

 

ヒョウモントカゲモドキ、湿度は脱皮に必要?

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ヒョウモントカゲモドキは数か月に1回脱皮をします。体の表面が白っぽくなってきたら、脱皮が始まる兆候です。

皮が体に残った状態を放っておくと、壊死の危険があります。うまく皮が脱げなかった場合は、ぬるま湯に付けて優しく取ってあげてくださいね。

湿度が低い環境で起こりやすい現象なので、「ケージ内壁面などに霧吹きを行う」「大きめの水入れを用意する」などで防ぐことはできます。

 

ヒョウモントカゲモドキ、スキンシップで健康診断

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ヒョウモントカゲモドキを飼い始めたら、毎日の様にスキンシップをとる方も多いと思います。ただ遊ぶのだけではなく、手に乗せてよく体を観察してみてください。

ヒョウモントカゲモドキは具合が悪くても様子が変わらない傾向があるので、しこりや、爪欠け、怪我がないかを調べてください。

毎日よく観察することで違いに気づき、病気の早期発見に繋がります。スキンシップと併せて毎日の日課にしてみることをおすすめします。

 

ヒョウモントカゲモドキは初心者にもおすすめ

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いかがでしたでしょうか?ヒョウモントカゲモドキは体が丈夫で、安価で、飼育がしやすいので、初心者の方にもおすすめのペットです。

見た目もかわいらしいヒョウモントカゲモドキを、毎日かわいがってあげてくださいね。