犬のしつけ、いつからするの?目的は?何が正しい?基本事項まとめ

犬をペットで飼いたい方も、既に飼っている方も、しつけは関心が高いテーマですよね。今回の記事では、犬のしつけを行うにあたっての基本事項をまとめました。

 

犬のしつけ、なぜするの?目的は?

犬 2匹 飼い主

犬のしつけの目的は、2つあります。

1つ目は飼い主やその家族が、気持ちよく生活をすることです。家族ごとのルールに添って犬をしつけることで、家族全員がストレスのない日常生活を送ることができます。

2つ目は飼い犬をトラブルから守ることです。食べてはいけないものの拾い食いや誤飲・誤食をしたり、見知らぬ犬や人間とケンカしたりするトラブルを避けるために、しつけが必要になります。

犬が適切にしつけられていれば、周囲に迷惑をかけず、犬を危険にさらすことなく生活をおくることができますよ。

 

犬のしつけ、何が正しい?

(動物以外)悩む少女

インターネット検索サービスや書店には「犬のしつけ」に関するさまざまな情報が溢れています。

理論中心で抽象的なものや、理論の説明が無く方法論のみを述べたものなど、様々な種類がありますが、正反対のことが記載されていることもしばしばあります。どれが正しくてどれが誤りなのか、基本を理解して自分で判断できるようにしてください。

 

犬のしつけの基本

犬 女性

犬のしつけには大きく分けて「適正年齢があるもの」と「生涯通してのもの」の2種類あります。

適正年齢があるもの

犬は生後3〜12週ごろまでの間に社会期を迎えるといわれています。社会期とは、周辺環境からの刺激に対して順応するための学習期間です。この時期に犬は「犬以外の動物との接し方」を覚えます。

社会期のしつけで意識すべきことは2つで「スキンシップを1日1時間程とる」ことと「適度に叱る」ことです。スキンシップを取ることで飼い主をはじめとした人間に慣れ、友好的なコミュニケーションが取れるようになります。

社会期に甘やかされた犬は成犬になってから訓練不可能なわがままな犬に育つことが多いといわれています。好ましくない行動をとったときは適度に叱るようにするのも重要なのです。

生涯通してのもの

社会期が過ぎた生後13週目ごろからは、問題行動を矯正するしつけを継続して行っていくことが大切です。

「問題行動」とは飼い主が犬にやってほしくない行動のすべてを指します。犬が問題行動をしたときには罰をあたえ、継続して欲しい行動をしたときにはごほうびを与えるようにしてあげてください。

これらは犬の行動と「快」「不快」を結びつけることで行動様式が変化する「行動の強化」と「行動の弱化」を目的としています。ごほうびには餌やおやつを与え、罰には苦いものを与えたり、大きな音を立てたりするのがおすすめです。

 

犬のしつけは、ほめるのが基本

猫 女性 ソファ 赤い

犬をしつけるにあたっては「快」を与える方法と「不快」を与える方法の2種類あることを説明しました。実際には犬のしつけ方針は「ほめて育てる」のを基本としてあげるのがポイントです。

2004年にイギリスで行われた調査では、364人の飼い主に対して「トイレ」「来い」「放せ」など基本的な7つのしつけをどのように教えたかを訪ねました。

その結果、ごほうびを利用してしつけた飼い主は、罰を利用した飼い主よりも犬が従順だと答えている割合がはるかに高かったのです。逆に罰(とくに体罰)を用いた飼い主は「人や犬に吠える」「怯える」など、飼い犬の問題行動が多く見られる、と回答したそうです。

何かに怯えながらではなく、行動が楽しいと感じられるしつけの方が飼い犬のストレスも少ないのです。「ほめる」中心のしつけで飼い主も犬もハッピーな生活を送れるよう、心掛けくださいね。