失敗しないクワガタの飼育方法まとめ!必要な物は?~成虫編~

クワガタの飼育は簡単で、一部の種類を除けば特別な管理や器具が必要ない場合がほとんどです。

今回は一般的な国産クワガタの成虫の飼育方法を中心にご紹介します。

 

クワガタの飼育、用意するものは?

ノコギリクワガタ

クワガタ飼育で必要な道具は以下の5つです。

飼育ケース

クワガタの大きさに合わせて選びます。オス同士はエサの取り合いや争いが起こるため、必ず別のケースで飼育してください。1,000~1,500円程度で購入可能です。

飼育用のマット(土)

専用マットがなければ園芸用の土でもかまいませんが、農薬が含まれているものは健康を害する可能性があるので避けた方が無難です。ケースに深さ5cmほど敷き、軽く湿らせた状態で使います。湿り具合の目安はマットを手の平で軽く握ったときにマットが崩れない程度です。300~800円程度で購入可能です。

食べかすや糞でシートが黒っぽく変色し、においが気になってきたら交換してください。およそ4ヶ月が目安です。

餌(昆虫ゼリーなど)

基本的に昆虫ゼリーのみを与えていて問題ありません。およそ50個あたり400円程度で購入が可能です。ゼリー以外にもりんごやバナナなどの果物を好みますが、傷みやすいので与える場合は食べ残しを早めに片付けるようにします。衛生面を考えると昆虫ゼリーだけにした方が無難です。きゅうりやスイカは水分が多すぎて下痢の原因になるので与えないであげてください。

転倒防止の枯れ葉や樹皮、のぼり木など

クワガタはケージの中でひっくり返って起き上がれずにいると、そのまま弱って死んでしまうことがあります。転倒したときに起き上がれるよう、足場を入れておく必要があります。のぼり木を置く場合、朽木はカビが生えて見栄えが悪くなるので避けてください。少し湿らせてから使います。全部合わせて1,000円程度で購入可能ですよ。

霧吹き

マットや止まり木が乾いてきたら軽く吹きかけます。特に形状などの指定は無いため、100円程度で購入可能です。

 

クワガタの日々の世話は?

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飼育環境を整えたら、あとは湿度を保ちながら餌を切らさないようにするだけです。
クワガタの大きさによって変わりますが、専用ゼリーは週に1~2個消費します。1週間を超えても残っているゼリーはそのままにせずに取り除いてください。オスの場合、アゴの突起が邪魔をして容器のままでは食べにくそうであれば容器から取り出して、のぼり木の上などに置いてあげてください。

飼育環境が乾燥にしないよう、週に一回ほどマットや止まり木の湿り具合をチェックし、乾いていたら霧吹きをします。あまり湿らせすぎると腐食の原因になり、クワガタが弱ってしまうので、軽く湿らせる程度で構いません。のぼり木にダニがついたら熱湯をかけて死滅させます。コバエの進入防止にはケースと蓋の間に新聞紙を挟んでおくと便利ですよ。

 

飼育のポイントは?

チェックする人

一つのケースにオスを複数入れると激しいケンカの元になり、時には命を落としてしまうこともあります。オスは必ず1匹のみで飼育してくださいね。

繁殖を望む場合でも常にペアを一緒にしているとメスが弱ってしまうので、交配の時以外は別のケースで飼育します。カブトムシとクワガタを一緒に入れることも避けてください。

メス同士の複数飼育であれば問題ありません。温度管理の必要のない種類であっても、直茶日光の当たらない30度以下の場所にケースを置くようにして下さいね。

クワガタの飼育環境を整えるには、それほど初期費用と手間はかかりません。気軽にはじめられて、スペースをあまりとらないところもクワガタ飼育の魅力のひとつですね。

 

種類別の飼育の注意点は?

クワガタ

コクワガタ

コクワガタ

コクワガタは気温が下がると冬眠する習性があります。

十分な栄養を摂取しないまま冬眠してしまうと死んでしまうこともあるので、10月半ばになったら栄養価に優れたゼリーを与えることも忘れないようにします。

冬眠から目覚めた時に食事ができるように昆虫ゼリーを飼育箱に入れておくことも大切ですよ。

コクワガタについて詳しく知りたい方はこちら

ノコギリクワガタ

ノコギリクワガタ

冬を感じていない幼虫は夏になってもサナギにならないこともあります。

冬場になったら温度を10~15℃前後に保つようにすると、ノコギリクワガタの幼虫が冬を感じれるようになりますよ。

また、飼育に適した温度は20~30℃なので、30℃を超えないように温度管理に気をつけてあげてくださいね。

ミヤマクワガタ

ミヤマクワガタ

冷涼で湿潤な環境を好むので、温度管理が大切です。16~20℃前後で直射日光が当たらない部屋で飼育することがおすすめです。

幼虫の飼育に際しては、成長に合わせて餌を変更する必要があります。

最初は産卵時と同じ黒土マットで飼育しますが、半年を経過したら少しずつ黒土マットに栄養価の高いきのこマットを混ぜるようにします。黒土マット7に対してきのこマット3の割合から始め、徐々にきのこマットの割合を増やし最終的に5対5の割合になるようにすることがポイントですよ。

ミヤマクワガタについて詳しく知りたい方はこちら

ヒラタクワガタ

ヒラタクワガタ

ヒラタクワガタはメス殺しをするため、同じ飼育ケースで飼育する場合は注意が必要です。

大型のヒラタクワガタの飼育を考えている場合は、メスとは別の容器で飼育するようにしてくださいね。

 

オオクワガタ

オオクワガタ

オオクワガタの飼育に最適な温度は18~20℃です。

幼虫が成長する速度は温度に左右されるため、適温で飼育しなければ成長が鈍化しサナギから羽化することができなくなってしまいますよ。

 

産卵や冬眠時、幼虫の飼育の注意点は?

クワガタ

産卵

成熟していないオスとメスで交尾をさせても失敗することがほとんどです。

また、オスとメスを一緒のケースで飼育することも避けたほうがいいですね。オスがメスを殺してしまったり、卵の孵化率が低下するなど様々なリスクが高まってしまいます。

 

冬眠

全てのクワガタが越冬するわけではありません。

「オオクワガタ」「ヒラタクワガタ」「コクワガタ」などが越冬をするクワガタ種で、「ノコギリクワガタ」「ミヤマクワガタ」などは越冬をしません。

 

幼虫

0℃を下回る環境で飼育されたクワガタは、成虫にならない可能性が高まります。

0℃を下回る地域に住んでいるのであれば温度管理を徹底することが大切です。温度を15℃前後に保つこと、マットに十分な水分を含ませることを徹底するようにしてくださいね。

注意点

水分が多いマットだと発酵によって温度が高くなることもあります。発酵期間として3日ほどは幼虫を入れないようにすることをおすすめします。

クワガタの幼虫の育て方について詳しく知りたい方はこちら