腎臓病のケアにおすすめのキャットフードは?食事でできる対策は?

愛猫が腎臓を患ってしまった時、飼い主さんとしては「何かしてあげられることはないかな…」と思いますよね。

もちろん、病院で適切な治療を受けることが一番大切ですが、普段、おうちでもできることとして、腎臓病に最適なフードを選んで与えてあげることが有効です。

「腎臓病ケア用のフードの中から、どれを選べばいいのかわからない…」という方も多いと思いますので、この記事では、

腎臓ケア用フードとは?
腎臓ケア用のフードの選び方とは?
そもそも、猫の腎臓病って?

などについてご紹介しています。腎臓病ケアのおすすめのキャットフード4選もご紹介していますので、愛猫のフードに迷っている方は参考にしてくださいね。

 

結論

愛猫の腎臓病ケアにおすすめなキャットフードは「カナガンキャットフード」です。

猫の腎臓病とは?

猫 かわいい 素材

腎臓病の特徴

腎臓病には、大きく分けて「慢性腎臓病」と「急性腎障害」の2種類があります。

腎臓は尿をつくる器官です。腎臓に限らず、高齢になると様々な病気にかかりやすくなりますので、高齢になった猫の健康管理には、与えるフードや日々の行動の変化などに注意が必要です。

猫の腎臓病の発生率は、とても高いです。15歳以上の猫の約30%が慢性腎臓病になっているというデータもあります。一度腎臓病にかかってしまうと、治療をしても健康な頃のように戻すことが難しいと言われています。

慢性腎臓病

「慢性腎臓病」は、数ヶ月〜数年かけてゆっくりと腎臓の機能が低下していく病気です。進行がゆっくりのため、見ていてもなかなか気がつかないこともあるかもしれません。

「食欲低下」「痩せる」「多飲多尿」「骨が弱くなる」「貧血」「口臭」「毛艶が悪くなる」といった症状が見られることも多いですが、まったく症状がないのに慢性腎臓病になっていた、ということも起こり得ます。

慢性腎臓病が進行すると「尿毒症」になります。加齢や遺伝が主な要因ですが、水腎症や糖尿病などの病気から引き起こされる場合もあります。

猫の慢性腎臓病は4つのステージに分けられています。

ステージ1

ぱっと見の変化はなく、症状もほとんどありません。血液検査でも異常は出ませんが、尿検査で異常が見つかることがあります。

腎臓の機能は通常の30%程度まで落ち込みます。

ステージ2

症状はほとんどないか、症状が出ても「多飲多尿」程度です。腎機能が低下しているため、おしっこを大量に排出するようになります。

猫はもともと水をあまり飲まないので少量の濃いおしっこ出すのが通常ですが、腎機能が低下するとおしっこが大量に出てしまうので、体の水分が不足して水をたくさん飲むようになります。

他の症状はほとんど見られないので、この段階で気がつくのは難しいかもしれませんが、おしっこがいつもと違うと感じたら、ためらわずに病院へ連れていってあげてくださいね。

この段階で、腎機能は25%まで落ち込みます。

ステージ3

ステージ3になると食欲不振、嘔吐、脱水などの症状が見られるようになるため、このステージで異常に気がつく飼い主さんが多いようです。

老廃物、有害物質の排泄ができなくなるため、尿毒症も進行してしまいます。血液中を巡る尿毒素が粘膜を荒らし、口内炎や胃炎にもかかりやすくなってしまいます。

腎機能は10%まで落ち込みます。

ステージ4

ステージ4になると尿毒症が悪化してしまい、腎機能は5%ほどまで低下します。治療していないと生命維持が困難な状態です。

急性腎障害

「急性腎障害」は、「急性腎不全」とも呼ばれます。わずか1日で腎臓の機能が低下する病気です。

腎臓そのものに異常がある場合と、別の病気が原因で誘発される場合があり、急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、心不全、熱中症、下部尿路症候群などの病気が原因になることも多いです。

また、毒物を誤飲した急性中毒で発症することもあります。猫にとって、人間用の薬や百合などが毒物となります。百合は、花だけでなく茎などのどの部分でも猫にとっては有毒です。

中毒は急速に進行するので、まずは誤飲させないように気をつける必要があります。誤飲してしまった場合には、すぐに病院へ連れていきましょう。

急性腎障害の初期症状としては、食欲や元気がなくなり、水を飲む量が減ります。それから、おしっこの量が減ったり、全然出なくなったりします。

その後、脱水、嘔吐、体温の低下、痙攣などの症状が出てくるそうです。

1日で急速に症状が悪化する急性腎障害ですが、慢性腎臓病とは違って、初期段階で治療をすれば腎機能の回復も見込めます。

「なんか、いつもと違うな…」
「あれ?今日おしっこしてないな…」

など、異変に気がついたらすぐに動物病院へ連れていくようにしましょう。

腎臓病のサインとは?その対策法は?

腎臓病になってしまった猫には、以下のようなサインがあります。

水をいつも以上に飲むようになり、尿の量が増えた
体重が減った
尿のニオイが減った
毛並みが悪くなった、ぼそぼそになった
食欲がない
口臭や歯ぐきに白みが目立つ

もしこのような症状が出始めたら、腎臓病かもしれません。これに限らず、いつもと様子が違ったりおかしかったりしたら、動物病院に連れて行ってあげることをおすすめします。

腎臓病のケアには、愛猫にあげるフードに気をつける必要があります。

高タンパクのフードを避ける

体内での分解がうまくいかずに残ってしまったタンパク質は老廃物となり、腎臓機能を悪化させてしまう可能性があります。成分量の30%を大きく超えるようだと、タンパク質が多すぎるフードということが出来ます。

ただ、猫にとってタンパク源は最も重要な栄養素の1つです。タンパク質が少なかったり、粗悪なタンパク質(植物性タンパク質)が含まれるフードはおすすめできません。

もしかかりつけの獣医さんがいるのなら、獣医さんと相談して適切な成分量のフードを選ぶようにしてくださいね。

リンやナトリウム(塩分)の含有量が高いものは避ける

腎臓が弱っていると、リンやナトリウム(塩分)などを体内で分解・排泄することができず、不要物が身体にたまってしまいます。その結果、多飲多尿や高血圧などに陥りやすくなります。

リンやナトリウムの含有量が多すぎないフードを選んであげるのがおすすめですよ。

腎臓病ケアに適したキャットフード、選び方のポイントは?

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そもそも腎臓病ケア用のキャットフードとは?

猫 素材

腎臓病ケア用のフードとは、腎臓を患った猫に与える療法食のことを指します。

腎臓に負担をかけるリンの含有量を制限し、タンパク質や必須脂肪酸の含有量を調整していますよ。

ただ、療法食は猫の体に必要不可欠な成分を制限しているフードなので、飼い主さんの自己判断で選ぶのではなく、動物病院で診察を受けて獣医師の指導の下で療法食を与えるようにしてください。

腎臓病ケアに適したキャットフード、選び方のポイント

  • 1.肉が主体
  • 2. リン・ナトリウムの含有量が少ない
  • 3. オメガ3脂肪酸が含有されている

 

1. 肉が主体

腎臓病ケアで大切なことは十分な量のタンパク質を摂取することではなく、適切なアミノ酸バランスを保つことで使用されないアミノ酸が有毒物を生成しないようにすることです。

肉食動物である猫が必要とするアミノ酸は肉に多く含まれているので、肉を主原料に使用しているフードを選ぶようにしてください。

注意点

科学的な根拠はありませんが、腎臓病を患っているとタンパク質を消費した時に出る老廃物や毒素などを尿に排出する機能が低下するという報告もあります。

必要以上にタンパク質を摂取すると体内で上手に分解できなかったタンパク質が老廃物となり、腎臓機能をさらに悪化させることになります。タンパク質の摂取量には注意するようにしてください。

2. リン・ナトリウムが少ない

リン(AAFCO最低基準)

  • 子猫:0.8%
  • 成猫:0.5%

ナトリウム(AAFCO最低基準)

  • 子猫:0.2%
  • 成猫:0.2%

腎臓病になると、体内の水分バランスやミネラルバランスを調整する機能が低下します。

不要なリンやナトリウムなどの電解質をうまく排出できなくなるので、過剰摂取になりやすく高血圧などの原因になります。腎臓病を悪化させないためにも、リンやナトリウムが少ないフードを選んであげることが大切ですよ。

ただし、AAFCOの定める最低摂取量を下回るようなフードは望ましくありません。これは猫の必要な栄養の最低限度を示すものであり、基準に満たないと健康に支障が出る可能性が高くなります。

3. オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸はリノール酸・DHA・EPAとも呼ばれます。

高血圧の対策や酸化ストレスを低減する働きがあり、腎機能障害の進行抑制が期待できますよ。

サーモン・サーモンオイル・イワシやサバなどの青魚・亜麻仁油・エゴマ油といった食材に多く含まれます。

腎臓病のケアにおすすめキャットフード

1:カナガン

カナガンキャットフード
メイン食材 乾燥チキン、骨抜きチキン生肉
酸化防止剤 ビタミンE
人工添加物 不使用
穀物 不使用
賞味期限 開封後1ヶ月半
内容量 1.5kg
価格 4356円(税込)

カナガンは、チキンを主原料としている肉主体のキャットフードです。日本よりも猫を飼う歴史の長いイギリスで、エリザベス女王より表彰されたことがあるほどの高品質フードです。

腎臓をいたわるためには「リンやナトリウムの含有量が高くないこと」が重要となります。その点カナガンは、それぞれ「1.40%」「0.36%」と控えめなので、腎臓を患っている子にも適したフードです。

腎機能の健康維持を期待できる「オメガ3脂肪酸」も含まれている、腎臓ケアという点でおすすめです。

香料、着色料不使用でグレインフリーなので、尿毒症で消化器に症状が出ている子にも、安心して食べさせられます。ヒューマングレードの高品質な食材を使用していて、安全性が高いのも特徴です。

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
通常購入時(円) 72 121 164 203 240 275 309 341 473 403 546 678 919 1140 1347
定期購入時(円) 58 97 131 163 192 220 247 273 298 323 437 542 735 912 1078
※成猫期を想定した場合

 

2:オリジン

メイン食材 新鮮鶏肉
酸化防止剤 ローズヒップ
人工添加物 不使用
穀物 使用
賞味期限 開封後1ヶ月
内容量 1.8kg
購入価格 6930円(税込)

オリジンは新鮮骨なし鶏肉をはじめ、原材料の80%に肉を使用している高タンパクキャットフードで、本来猫が摂取すべき栄養を効率よく摂ることができます。

腎臓のケアに役立つとされている「オメガ3脂肪酸」が配合されている他、リンの含有量は「1.25%」、ナトリウムは「0.4%」と低く抑えられているので、主食として安心して食べさせることができますよ。

アメリカやカナダで様々な賞を受賞しているフードでもあり、製造の全てを自社でおこなっていることも特徴です。

グレインフリーではないものの、炭水化物はレンズ豆やひよこ豆など低GIのものが使用されています。GIとは、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示しています。つまり、食べ物の血糖値の上がりやすさを示す数値です。

血糖値が急激に上がるのは体に負担がかかります。低GI食品は糖質の吸収が穏やかになり、インスリンの過剰分泌を防いでくれます。

糖尿病の猫が腎臓病を併発することも多いので、そういう子にもおすすめです。

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
価格(円) 79 132 179 221 262 300 337 372 406 440 596 739 1002 1243 1469
※成猫期を想定した場合

 

 

3:ファインペッツ

FINEPET'S ファインペッツ キャットフード
メイン食材 アヒル肉、ニシン
酸化防止剤 ビタミン
人工添加物 不使用
穀物 使用
賞味期限 開封後3ヶ月
内容量 1.5kg
通常購入価格 3772円(税込)
お試し価格 1000円(税抜)

ファインペッツは、アレルギー性が低い動物性タンパク質であるアヒル肉とニシン肉が主原料で、全体の85%も含まれています。

リンの含有量が「0.68%」、ナトリウムが「0.004%」と低く抑えられているだけでなく、「オメガ3脂肪酸」も配合されているので腎臓病のケアを考えた主食としておすすめです。

ヒューマングレードの原材料を使用し、合成添加物不使用で消化吸収率が高く、酸化防止剤には天然由来のビタミンが使用されています。

どんな年齢の猫にも適したフードとして作られていて、小さく、かじりやすい形状をしているのも特徴です。

合成添加物を使用していないため、賞味期限が短めに設定されています。購入される場合は、並行輸入品ではなく、正規輸入品を探すようにしてくださいね。

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
価格(円) 58 97 132 163 193 221 248 275 300 324 440 545 739 917 1084
※成猫期を想定した場合

 

4:ジャガー

catfood_jagar ジャガー
メイン食材 骨抜きチキン生肉、鴨生肉、生サーモン、生マス
酸化防止剤 ビタミン
人工添加物 不使用
穀物 不使用
賞味期限 開封後3ヶ月
内容量 1.5kg
通常購入価格 4,708円(税込)
初回半額価格 2,354円(税込)

ジャガーは新鮮なチキンや鴨肉、サーモン、マスなど動物性タンパク質が80%以上含まれたキャットフードです。いずれも高タンパク質でありながら消化にいい食材で、愛猫の体に負担をかけにくい原材料が使用されています。

リン含有量は「1.58%」と低いので、毎日の食事で腎臓をいたわってあげたいという方におすすめです。どんな年齢の猫にも適したフードとして作られていて、香料、着色料、穀物不使用となっています。

スーパーフードとして知られるアサイー、マルベリーや、滋養源として知られる朝鮮人参など、キャットフードに使用されるのは珍しい高級食材が使用されています。栄養豊富なキャットフードなので、多くの飼い主さんに支持されていますよ。

原材料ひとつひとつを品質テストにかけ、生産ラインへ回します。パッキングまで完了したキャットフードは、パッケージそれぞれに製造番号が振られ、生産日がわかるのはもちろん、原材料のロットまで特定できるようなシステムとなっています。

安全性もかなり高いフードなので、健康な猫にも食べさせてあげたいですね。

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
通常購入時(円) 79 133 180 223 263 302 339 375 409 443 600 744 1009 1251 1479
定期購入時(円) 63 106 144 178 211 242 271 300 327 354 480 595 807 1001 1183
※成猫期を想定した場合

\キャンペーン実施中 /
ジャガーの初回購入価格が半額に!

初回50%OFF!
¥4,280(税抜)¥2,140(税抜)
※定期購入の初回価格が半額になるキャンペーンです。

詳しくは、「ジャガー公式サイト」をご確認ください。

腎臓病ケア用のキャットフードまとめ

名称 メイン食材 賞味期限 1gあたり価格
カナガン 乾燥チキン
骨抜きチキン生肉
開封後1ヶ月半 2.85円
オリジン 新鮮骨なし鶏肉 開封後1ヶ月 3.24円
ファインペッツ アヒル肉
ニシン
開封後3ヶ月 2.29円
ジャガー 骨抜きチキン生肉
鴨生肉
生サーモン
生マス
開封後3ヶ月 3.08円

事前に防げる原因はあらかじめ取り除いておこう!

猫 かわいい 素材

腎臓病はシニア期に入ってからの病気と思われがちですが、飼い主さんのミスで発症してしまうこともあります。

「急性腎障害」の原因のひとつに急性中毒がありますが、これは不凍液として使われる「エチレングリコール」の誤飲が大半ですよ。冬の凍結防止用や夏の暑さ対策用の保冷剤として使われているものですが、甘い味がするために愛猫が間違って口にしてしまうのです。

危険を回避できるよう、飼い主さん側で事前に取り除いておくことをおすすめします。