市販の有名キャットフードおすすめ4選!値段と安全性の関係は?

市販のキャットフードは、ホームセンターやペットショップ、量販店などで購入でき、実に100種類以上あります。値段も安いものから高いものまでさまざまですが、どのキャットフードが安全なのでしょうか。

安全かつ栄養バランスのとれたキャットフードについて、さまざまな角度から調査しました。

この記事では有名なキャットフード10種類を比較し、値段と安全性についてまとめてみました!愛猫に合いそうなキャットフードがどれか、参考にしてみてください。

ピックアップした市販のおすすめキャットフードは、スーパーやホームセンター、ドラッグストアなど店舗で買えるものを基準に選定しています。

全100種類のキャットフードをいくつかの基準をもとに徹底調査、検証!
愛猫にあったキャットフードの選び方、探し方を以下の記事でご紹介しています!

おすすめといえるキャットフードの条件は?

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市販のキャットフードで確認するべきポイント

  • 良い原材料を使用
  • 栄養バランスが完璧

市販のキャットフードを選ぶときに「TVCMで見かけたから」「パッケージ買い」「健康に良さそう」など、曖昧なイメージで選んでいませんか。

確かに値段が安いキャットフードはお財布に優しいですが、健康を害する原材料がたくさん使われている可能性があります。品質の良し悪しは、使用されている原材料や成分をきちんと見極めて判断する必要がありますよ。

pepy編集部が調査、評価してみました

pepy編集部では、原材料の品質を100点満点で評価しています。

・原材料
・合成化学物質
・人工添加物
・タンパク質
・粗脂肪

それぞれの項目を考慮し評価しています。「評価した点数」と「値段」がどのように関係するのかを以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。

キャットフードの値段の差はどうして生まれるの?

猫 素材

値段の差が生まれる理由

  • 原価の安い原材料を使用
  • 酸化防止剤で賞味期限を延長

「原価の安い原材料を使用」「酸化防止剤による賞味期限の延長」が、値段の差が生まれる主な理由です。

穀物やビートパルプなどの原価の安い原材料を主原料に使う事で、コスト削減も可能にしていています。

また、強力な酸化防止剤などで賞味期限を延長することで大量生産・大量保管が可能になったことも背景にあります。

そもそも猫にとって危険なものは販売できない

「穀物は危険!」「ミールは猫が食べられない部位も使っている!」などの意見もありますが、日本には犬や猫を守るペットフード安全法があります。

安全なペットフードの流通のため、守るべき基準や規格などを定めており、事業者はそれらの基準と規格を守らなければ製造・輸入・販売できません。法律に違反している場合は、国は対象となるペットフードの廃棄や回収などの命令を行うことができるのです。

穀物は猫が消化できるように加熱処理されており、消化できないわけではありません。また、ミール自体法律の基準規格を満たしていなければ製造・出荷すらできない原材料です。

猫にとって危険なものだというのは誤解であり、必ずしもキャットフードはグレインフリーでなければいけないというのも間違っています。

安心安全なキャットフード選び、確認したいポイントは?

猫 素材

確認したいポイント

  • 理想は主原材料が動物性タンパク質源
  • 人工添加物を使用していないか

安全だといえるキャットフードを選ぶにあたって、最低限チェックしたいポイントはこの4点です。

口コミや評判で「おすすめ」といわれているものでも、原材料表を注意深く確認してみたらあまり良いとはいえないものも少なからず存在します。

評判を参考にすることも大事ですが、十分な知識を持って飼い主さん自身の目で本当に「安全」なキャットフードを見極めることが最重要です。

主原材料が動物性タンパク質源か

主原材料とは「キャットフードの中で最も多く使用されている原材料」のことを指し、原材料表の先頭に記載されているものが該当します。

犬の成長に欠かせない「動物性タンパク質」を効率的に摂取できるよう、肉が主原材料に使われているキャットフードがおすすめです。

人工添加物を使用していないか

  • BHA
  • BHT
  • エトキシキン
  • ソルビン酸カリウム
  • 調味料
  • ○色□号

これらは全て、猫の体に悪影響を及ぼす可能性があるとされる、科学的に合成された添加物です。

中には染色体異常や発がん性をもつといわれているものもあります。

猫の健康に悪影響のない程度の使用に抑えられているとは思いますが、天然由来の酸化防止剤を使用しているキャットフードもありますので、これらの人工添加物が使われていないものを選ぶことをおすすめします。

酸化防止剤って危険?

BHAやBHTは脂溶性の酸化防止剤です。酸化したドライフードは味が落ち、食べた猫に悪影響を与える可能性があるため、長期間の保存をするためにも酸化防止剤は必要なのです。

ただ「BHAには発がん性がある」「危険だから避けなきゃいけない」など、心配になる情報が出ているのが事実ですが、試験の意図を正しく知らなければいけません。

ラットやマウスを使った試験にて酸化防止剤の有毒性が確認されていますが、害が出るだけの大量摂取した場合の話です。「どれだけの量を大量に投与したら健康被害が出るのか」という試験であるため、摂取しても無害といえる数値を探し出すために行われました。

使用できる基準が決まっている

現在日本のペットフード安全法で、酸化防止剤(エトキシキン)、BHA、BHTの合計量が設定されていますが、無害と確認された量の100分の1程度しか使われていません。

毎日摂取しても健康被害が出ない量が使われていますが、気になる方はローズマリーなど自然由来の酸化防止剤を使用したキャットフードがおすすめです。

引用元:ペットフード安全法|基準規格等

そのほかの添加物

二酸化チタン

白い食べ物の着色料として使われています。日本では一部の食品に使われていますが、キャットフードに添加して長期的に摂取した場合の安全性、危険性については明らかになっていません。

プロピレングリコール

少量でも摂取したら貧血に陥る可能性がありますが、現在はペットフード安全法によって使用が禁止されています。

ソルビン酸

保存料として使われている指定添加物の一つです。日本ではチーズやケチャップなどの加工食品に使われています。ペットフードに対して使用量は決められておらず、毒性や発がん性の可能性は確認されていません。

着色料

石油製品を化学合成して生成される物質で、「タール色素」ともいわれます。「赤色40号」「黄色4号」「黄色5号」「青色1号」「青色2号」などが該当します。

赤・青・黄色など色の種類によって猫の体に与える影響は違いますが「発ガン性」や「病気のリスク」を高める危険があるとも言われています。

猫はご飯をにおいで判断しているので、わざわざ着色料が使われているものを選ばなくて良いでしょう。

香料

食品添加物を使用することで減った香りを補うために使われます。

猫の身体にどうのような影響を与えるのかについては正確には分かっていないですが、本来必要のないものです。不使用に越したことはありません。

市販のおすすめキャットフード4選!

ピュリナワン グレインフリー チキン 1歳以上

ピュリナ ワン キャット グレインフリー チキンの商品画像

価格と内容量

価格 内容量
1,882円(税込)
※Amazon価格
1.6kg(400g×4)

おすすめポイント

  • グレインフリー
  • ブランドの信頼性が高い
  • スーパーでもAmazonでも購入できる

スーパーやホームセンターでも見かけることがある青緑のパッケージが特徴的な「ピュリナワン」シリーズ。

アメリカ原産のピュリナワンは、「30日間で健康に違いが見えてきます」とコピーがついており、優れた動物性たんぱく質源で嗜好性も高い「新鮮な肉や魚」を主原料に、厳しい品質基準をクリアした食材だけを使用しています。

本フードは穀物が苦手なねこちゃんのためのグレインフリーで、チキンがメインの総合栄養食です。

肉食のねこちゃんが本能的に好きなレシピなだけでなく、2種の異なる食感の粒が使われていることで食欲もそそると同時に食事の時間の満足度をアップ。

1.6kgで1,882円と極端に安いわけではありませんが、品質や栄養面を考えるとコスパが優れているキャットフードだといえます。穀物が苦手な愛猫のために検討してみてください。

ビューティープロ キャットフード 下部尿路の健康維持

ビューティープロ キャットフード キャット 下部尿路の健康維持の商品画像

価格と内容量

価格 内容量
1,336円(税込)
※Amazon価格
1.4kg(400g×4)

おすすめポイント

  • ストルバイト結石の形成に配慮
  • 天然食物繊維が毛玉ケア
  • 室内飼育での適切な体型維持に

赤いパッケージが目印のビューティープロシリーズ。販売する日本ペットフード株式会社は、60年を超える歴史があり、研究と商品作りで培った高い技術を持っています。

そんなビューティープロの下部尿路の健康維持に配慮した本フードは、マグネシウム0.075%(標準値)とミネラルを調整しており、ストルバイト結石の形成に配慮したキャットフードです。

主原料は穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、パン粉、小麦粉)と穀物が多めではありますが、キャットフードに含まれている穀物はちゃんとねこちゃんが消化できるよう加工されています。私たちがお米を炊いて食べているのと同じです。

ビューティープロは1.4kgで1,336円とコスパが良いフードです。スーパーやホームセンターで手軽に購入できるのも魅力的。

ヒルズ サイエンス・ダイエット 避妊・去勢後~6歳 チキン

ヒルズ サイエンス・ダイエット 避妊・去勢後~6歳 チキンの商品画像

価格と内容量

カロリー 脂質
2,200円
※Amazon価格
2.8kg

おすすめポイント

  • 太りやすくなる避妊・去勢後の体重管理と健康をサポート
  • ヒルズ成猫用に比べ脂肪分約50%オフ・カロリー約13%オフ
  • 返金保証サービスあり

ヒルズ独自の獣医学×栄養学で、太りやすくなる避妊・去勢後の健康維持をサポートしてくれるキャットフードです。

高品質なタンパク質を含むおいしさにこだわった自然な原材料を使用しており、体重維持だけでなく健康にも配慮されています。

科学的に証明されている抗酸化成分を配合しているため、猫が本来持っている免疫力をサポート。

タンパク質源はトウモロコシ、トリ肉(チキン、ターキー)となっているため、トウモロコシが苦手なねこちゃんにはおすすめできません。

ピュリナワンは主原料が動物タンパク質源ですが、価格と内容量を考えるとヒルズのほうが優れています。穀物は苦手でなければ優れたエネルギー源であるため、抵抗がない飼い主さんにはヒルズをおすすめします。

また、ヒルズであれば全額返金保証サービスが利用できるため試しやすいかもしれません。

モンプチ 毛玉ケア 5種のブレンド

【Amazon.co.jp限定】 モンプチ キャットフード バッグ 毛玉ケア 5種のブレンド 2kgの商品画像

価格と内容量

カロリー 脂質
1,574円(税込)
※Amazon価格
2kg

おすすめポイント

  • ピュリナワンを販売する「ピュリナ」が開発
  • 5種の味がブレンドされているので嗜好性◎
  • 毛玉ケアのために食物繊維配合

ピュリナが販売する「モンプチ」シリーズから、合成着色料・香料が無添加の毛玉ケアドライフードをピックアップしました。

かつお・まぐろ・鯛・海藻・大麦味の5種の風味がブレンドされたドライフードで、食欲をそそる香りと風味が魚が好きなねこちゃんにぴったり。

主原料は穀類(小麦、コーングルテン、米、大麦、小麦たんぱく 等)となっており、魚や肉など動物性タンパク質源にこだわりたい飼い主さんには、ピュリナワンシリーズのグレインフリーが適しています。

苦手ではない子であれば、穀物は炭水化物の主要な供給源となります。炭水化物はエネルギー源として重要であり、猫の日々の活動や代謝に必要です。

価格は2kgで1,574円。600gの小さいサイズが528円で購入できるので、まずは600gから試すのも良いかもしれません。

今回紹介したほかのドライフードと比べ、味のバリエーションが豊富にあるので食いつきが落ちてきたときのトッピング用としても活躍しそうです。

番外編!通販限定で購入できるプレミアムキャットフード3選

モグニャン

モグニャンキャットフード
※2021年6月頃にパッケージの変更あり

得点
(安全性)
100点
内容量 1.5kg
価格 通常:4,708円(税込)
定期:2,354円(税込)※初回に限り半額に!
主原材料 白身魚
穀物 不使用
人工添加物 不使用

モグニャンは原材料の65%に高タンパク・低脂肪で消化吸収の良い白味魚を使用した、グレインフリーのキャットフードです。

低脂肪の白身魚をメインとしているので、カナガンに比べて粗脂質が若干抑えられています。そのため体重管理が必要な愛猫やシニア猫への給餌にも適していますよ。

原材料には厳選された高品質の素材のみを使用、愛猫の体に害を及ぼす可能性のある不要な添加物は一切使用されていないので、安全性も高いです。

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
通常(円) 75 126 171 212 250 287 322 356 389 421 570 707 958 1189 1405
定期(円) 60 101 137 169 200 230 258 285 311 336 456 566 766 951 1124
※成猫期を想定した場合
pepy見た方限定!

今なら定期利用で初回1個が半額に!

\高級品質のキャットフード/

モグニャンの詳細は下記記事をチェック
モグニャン キャットフードは安全?原材料を徹底評価!口コミや評判もチェック

犬猫生活キャットフード 国産の生鶏肉

得点
(安全性)
100点
内容量 1.5kg(750×2)
価格 通常:6,908円(税込)
定期:5,258円(税込)
主原材料 生肉(鶏肉(日本)、牛肉(ニュージーランド、オーストラリア、日本)、金沢港の朝獲れ魚(日本)、鶏レバー(日本))
穀物 不使用
人工添加物 不使用

犬猫生活キャットフードは穀物を一切使用していない、グレインフリーのキャットフードです。新鮮な肉と魚をふんだんに使用しており、産地も明記されているので安心できます。

基本的に国内で作られた食材をメインに使用しており、どれも人間が食べられる品質のもの。自分たちが口に入れて問題ないものを愛猫に与えられるのは嬉しいですよね。

さらに食物繊維が豊富で消化吸収の良いオリゴ糖やサツマイモ、リンゴなどが配合されており、お腹にも優しいキャットフードです。

今回紹介したのは鶏肉メインのフードですが、魚好きな子におすすめな「金沢港の朝獲れ魚」もあるため、愛猫の好みに合わせて選ぶこともできます。ぜひお試しください。

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
通常(円) 74 124 168 208 246 282 317 350 383 414 561 696 943 1170 1383
定期(円) 59 99 135 167 197 226 254 280 306 331 449 557 754 936 1106
※成猫期を想定した場合
キャンペーン実施中!

今なら定期利用で通常価格から23%オフに!

\こだわりぬいたキャットフード/

犬猫生活キャットフードの詳細は下記記事をチェック
犬猫生活キャットフードオールステージ 国産の生鶏肉(レガリエキャットフード)は安全?原材料を徹底評価!口コミや評判もチェック

カナガン

カナガンキャットフード
※2021年7月頃にパッケージリニューアル

得点
(安全性)
100点
内容量 1.5kg
価格 通常:4,708円(税込)
定期:2,354円(税込)
主原材料 乾燥チキン
穀物 不使用
人工添加物 不使用

カナガンは、愛猫の健康な体作りに必要な動物性タンパク質源70%使用しています。

そのほか食物繊維やミネラル、ビタミンを多く含む野菜やハーブ30%配合し、栄養バランスにこだわった愛猫の体に優しいキャットフードです。

原材料には高品質な素材のみが使用されています。またグレインフリーかつ無添加でもあるので、安全性も問題ありません。

モグニャンが魚をメインのタンパク質源にしているのに対し、カナガンはチキンがメインのタンパク質源のため、魚を苦手とする愛猫への給餌にも適したキャットフードです。

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
通常(円) 72 121 164 203 240 275 309 341 473 403 546 678 919 1140 1347
定期(円) 58 97 131 163 192 220 247 273 298 323 437 542 735 912 1078
※成猫期を想定した場合
キャンペーン実施中!

今なら定期利用で初回1個が半額に!

\愛猫が喜ぶおいしさ/

安全なキャットフードほど値段が高い傾向に

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市販のキャットフードを比較した結果、上位の製品ほど値段が高く、下位の製品ほど値段が安いことが判明しました。

あまりにも低価格なキャットフードには穀物がメインに使われており、猫に必要な動物性タンパク質が補え切れない場合があります。

一概に「安かろう悪かろう」とは言えませんが、愛猫には安全なキャットフードを与えるべきです。

今回の記事を参考に、90点以上の高評価なキャットフードを選んでみてください。同じ点数でもコスパに優れたフードもあるので、ぜひ参考にしてくださいね。