キャットフード「プロパック」は安全?原材料を徹底評価!口コミや評判もチェック

「プロパック」は、アレルゲンとなる穀物類を一切使用せず、自然素材を多用し健やかな発育と健康維持をサポートする総合栄養食としておすすめなキャットフードです。

この記事では「PROPAC アダルトキャット インドアフォーミュラ」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子猫(離乳~1歳)」と「成猫(1歳以上)」に分けて、それぞれ行っています。

キャットフード「プロパック」の基本情報は?

プロパック アダルトキャット
赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。

商品名 PROPAC アダルトキャット インドアフォーミュラ
分類 総合栄養食
価格
(税込)
8,250円
内容量 6kg
カロリー 370cal/100g
賞味期限 開封後:1ヶ月前後
生産国 アメリカ
販売元 株式会社ATSU.Trading
対応年齢 成猫用
メイン食材 魚粉
穀物 不使用
酸化防止剤 不使用
人工添加物 不使用

キャットフードの安さの秘密や、コスパの良い食品の見抜き方はこちらの記事にまとめています。

 

キャットフード「プロパック」の良い口コミは?

キャットフード「プロパック」を使用している方の口コミを見ていきましょう。ここでは良い口コミを集めてみましたので、参考にしてみてくださいね。

美味しいにゃ~
こちらの商品は毎度の購入です。
品質は人間よりネコがよく知っておりまして、せがまれ代理で人間が注文する次第です。
量とのコストパフォーマンスは平均以上です。
ネコがそのように言っております。悪しからず!
SAFARI CATさん
出典:楽天市場「【成猫用】PROPAC アダルトキャット インドアフォーミュラ 6kg ホリスティックキャットフード(プロパック アルテイメット)送料無料」

良い口コミのまとめ

全体的に口コミが少ないフードではありますが、良い口コミでは「食いつきは上々」「主食として与えている」「リーズナブル」「毎回完食」といった内容が見られました。食いつきに関しては良い印象を感じます。

キャットフード「プロパック」はアメリカ原産のフードであり、トウモロコシ・小麦・大豆といった原材料を使用しないグレインフリーのフードです。その点を評価して利用している様子も見られますね。

また、6kgで8,000円程と比較的リーズナブルな価格設定についても良い口コミが見られます。継続するためには品質やレシピの内容だけでなく、価格も重要なポイントですよね。

日本ではあまり馴染みがないフードのようですが、世界では30ヶ国以上に販売されているペットフードですよ。

キャットフード「プロパック」の悪い口コミは?

良い口コミがある一方で、悪い口コミ内容も見られました。多くはありませんがその一部を紹介するとともに、見直しポイントを解説します。

食いつきは微妙

一部の口コミでは「プロパックは微妙」といった声が見られました。猫にも好みの味というものがありますので、食いつきに関する問題はどんなキャットフードにも発生します。そのため、この商品が悪いというわけではありません。

食いつきが悪い場合は、好きなトッピングの追加や他フードを混ぜて味を変えてみましょう。ぬるま湯でふやかして、香りを立たせる方法もオススメ。食欲を刺激することができますよ。

急に全てのフードを新しいものに変えたことで、警戒心からまったく食べてくれない場合もあります。切り替え時はゆっくり時間をかけることが大切です。また、途中から食べなくなってきてしまった場合は体調が悪くなっている可能性も。変わった様子や便の状態を確認し、必要であれば病院で診てもらいましょう。

見直しポイント

  • 他のフードに混ぜて与える
  • 好きなトッピングを追加する
  • ぬるま湯でふやかして香りをたたせる

 

キャットフード「プロパック」の特徴は?


ここではキャットフード「プロパック」の3つの特徴を解説していきます。

3つのポイント

  • アレルギーに配慮
  • 多くの自然食材を使用
  • 合成着色料・香料・保存料は不使用

アレルギーに配慮

キャットフード「プロパック」は、穀物不使用のグレインフリーのキャットフードです。小麦・とうもろこし・大豆といったアレルゲン物質を含む穀物を使用していないので、アレルギー持ちの愛猫に安心して与えることができますよ。代わりに、エンドウ豆やヒヨコマメといった豆類が使用されています。

多くの自然食材を使用

「プロパック」は、野菜や果物が豊富に含まれているレシピ内容となっています。肉食動物の餌となる雑食・草食動物は、野草や実・穀物を主食として生きています。これらの原料に含まれる栄養素を間接的に摂取していると考えると、肉食動物である猫にとっても必要な栄養素と言えます。そのため、豊富な野菜や果物を使ったレシピ内容は魅力的な特徴と言えます。

合成着色料・香料・保存料は不使用

「プロパック」には合成着色料・香料・保存料といった余計な添加物は含まれていません。商品によっては、見た目や食いつきを良くするためだけに使用されるフードが存在します。たとえ基準をクリアしていても、猫の健康には何のプラスにもなりません。長期摂取による影響も気になるので、避けたいと考える方は多いでしょう。本フードであればそのような心配をすることなく、安心して与えることができますよ。

 

キャットフード「プロパック」の詳しい原材料と成分一覧は?

猫 キャットフード

PROPAC アダルトキャット インドアフォーミュラの原材料

赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。

主原料 魚粉
その他
原材料
エンドウ豆エンドウタンパク、キャノーラ油(天然ビタミンEのミックストコフェロールにて保存)、卵、ヒヨコマメ、タピオカ、ビートパルプセルロース、天然香料、リンゴ、ブルーベリー、ニンジン、ほうれん草、クランベリー、タウリン、メチオニン、ベータカロチン、L-カルニチン、ユッカ、ローズマリー、ビタミン類(A、B1、B6、B12、C、D3、E リジン、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、リボフラビン、葉酸)、ミネラル類(Cl、K、S、Mn、Cu、Zn、I、Ca、Mg、Ma、Na)

クランベリーには「キナ酸」という成分が豊富に含まれており、膀胱炎のケアに役立つと期待されている食材です。避妊後の愛猫にもおすすめされていますよ。膀胱炎におすすめのキャットフードはこちらの記事、避妊後のおすすめキャットフードはこちらの記事にまとめています。

PROPAC アダルトキャット インドアフォーミュラの成分分析値

成分名 成分含有率 乾燥重量比
粗タンパク質 32.0% 35.6%
粗脂肪分 15.0% 16.7%
粗繊維 6.0% 6.7%
粗灰分 8.2% 9.1%
水分 10.0%
乾燥重量比…フード中に含まれる水分量を除外した、残りの部分に対する成分値の割合のこと。AAFCO栄養基準は乾燥重量比に基づいている。

粗脂肪量は15%と控えめなキャットフードです。おすすめの低カロリーキャットフード・ダイエット用キャットフードはこちらの記事にまとめています。

 

キャットフード「プロパック」の評価の内訳は?

猫 素材

主原料評価

動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。

本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「魚粉」を使用していますが品質面に不安があります。

魚の種類については特に情報が見当たりません。複数の魚が使用されていた場合、アレルギーを発症した際に特定しにくくなるデメリットを感じます。

その他原料の評価

粗悪な原材料を1つも使用していないかどうかを評価しています。

本フードの場合、粗悪原料である「エンドウ豆」「エンドウタンパク」「ビートパルプ」「セルロース」「ほうれん草」を使用しています。

「エンドウ豆」には嘔吐や下痢に繋がる可能性がある成分が含まれていると言われ、意見が分かれる原材料でもあります。また、「ほうれん草」には尿路結石を引き起こす「シュウ酸」が含まれています。それぞれの原料が気になる方は、避けてみてもいいかもしれませんね。

「ビートパルプ」には便を固める効果があるので、下痢や軟便気味には良い影響を与えてくれますが、便秘気味の子には注意が必要です。便秘を悪化させる可能性があります。

本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「プロパックの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。

合成酸化防止剤

合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。

本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。

人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)

猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。

ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。

そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。

本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした

タンパク質

AAFCO最低基準

  • 子猫:30.0%以上
  • 成猫:26.0%以上

AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。

本フードの場合「35.6%」と、子猫・成猫の各基準を満たしています。

粗脂肪

AAFCO最低基準

  • 子猫:9.0%以上
  • 成猫:9.0%以上

AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。

本フードの場合「16.7%」と、子猫・成猫の各基準を満たしています。

 

キャットフード「プロパック」のメリットとデメリットは?

メリット
  • グレインフリー
  • 複数の自然食材が含まれている
  • 合成着色料・香料・保存料は不使用
  • コスパが良い
デメリット
  • 原材料についての情報がない
  • 口コミが少ない
  • 近くの店舗で購入できない

メリットとデメリットを比較した結果

「プロパック」のメリットは、コスパが良いグレインフリーのキャットフードであることです。アレルギーとなりやすい小麦・とうもろこし・大豆といった気になる原材料は含まれていません。

また、合成着色料・香料・保存料といった余計な添加物も不使用。健康のプラスとならないものは含まれていないので、猫に寄り添って作られたフードと言えます。

6kgで8,000円程のコスパの良さもメリットです。特に多頭飼育の環境では利用しやすいフードかもしれませんね。

デメリットは、原材料の産地やグレードといった情報がないこと。海外のサイトを確認しましたが「原料の調達から製造までを自社工場で行っている」という情報しか記載されていません。もっと掘り下げた情報があると安心度が高まるなと思いました。

「プロパック」は世界30ヶ国以上の地域で販売実績のあるペットフードではありますが、日本では知名度が低いのか口コミが少ない印象です。口コミの情報を参考にしてから購入を決めたい方には、手が出しにくい商品だと感じました。

 

キャットフード「プロパック」はどんな猫と飼い主におすすめ?

おすすめの猫は?

おすすめの猫

  • 穀物にアレルギーがある猫
  • 食いつきが悪い猫
  • 下痢や軟便をしやすい猫

穀物不使用のグレインフードなので、穀物を含んだフードを食べることができない子や相性が悪い子にオススメできます。

口コミでは食い付きが良い印象なので、食べムラや食いつきが悪い猫にもオススメ。主原料がお魚なので、お魚好きの子には向いているかもしれませんね。

原材料に使用されている「ビートパルプ」で、下痢や軟便の不調を抑える効果が期待できそうです。本フードの利用の際は、体調の変化に変わりがないか確認しながら与えてくださいね。

おすすめの飼い主は?

おすすめの飼い主

  • グレインフリーのフードを与えたい人
  • 果物や野菜を含んだフードを与えたい人
  • 多頭飼育の人
  • Amazonや楽天市場で購入したい人
  • コスパの良いフードを探している人

穀物アレルギーの愛猫を飼育している方には利用できるフードです。6kgと大容量なので、多頭飼育されている方にもオススメできます。

原材料には果物や野菜も含まれているので、様々な食材から栄養を与えたいと考える方にも相性が良いでしょう。

Amazonや楽天市場で購入できるので、よくサイトを利用する方もオススメです。実店舗での販売情報が見当たらなかったので、お店での購入は難しいかもしれません。商品を実際に目で確認してから購入したい方には、利用しにくいフードと言えます。

キャットフード「プロパック」の賞味期限は?

猫 素材

賞味期限

  • 開封後:1ヶ月前後

キャットフードの賞味期限は、あくまでも目安です。

保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。

 

キャットフード「プロパック」の保管方法は?

猫 素材

キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。

また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。

詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。

 

キャットフード「プロパック」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?

猫 素材
体重 目安給餌量 1日あたりの価格
1kg 23g 31円
2kg 38g 52円
3kg 52g 71円
4kg 64g 88円
5kg 76g 104円
6kg 87g 120円
7kg 98g 134円
8kg 108g 148円
9kg 118g 162円
10kg 128g 176円
15kg 173g 238円
20kg 215g 295円
30kg 291g 400円
40kg 361g 497円
50kg 427g 587円

目安給餌量は「避妊・去勢済の成猫のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。

キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛猫に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。

フードをうまく切り替える方法は?

現在食べさせているフードから切り替える場合、いきなり全てを新しいフードに変えてはいけません。急に新しいフードになると、腸内環境が慣れずに下痢や嘔吐してしまう場合があるからです。

また、愛猫が新しいフードに警戒してまったく食べてくれないということもあります。せっかく健康を考えて購入したのに食べてくれないのは悲しいですよね。

方法としては、従来のフードに少しずつ混ぜて増やしていく方法になります。5日~10日間の時間をかけて、徐々に混ぜる割合を増やしながら移行していきましょう。

お腹やニオイに慣らしてあげる期間を作ることが大切です。

 

キャットフード「プロパック」の最安値はどこ?公式サイト・Amazon・楽天市場で比較

キャットフード「プロパック」はどこのサイトで買うのが一番安いのか、気になっている方もいるのではないでしょうか?

そこで、各サイトでの販売と価格を調査しました。

公式サイト amazon 楽天市場
8,250円(6kg) 8,250円(6kg)

価格はどこも同じ!

今回は公式サイト・amazon・楽天市場の3サイトで比較を行いました。その結果、キャットフード「プロパック」はどこも同じ価格であるということがわかりました。

販売元である株式会社ATSU.Tradingでは、オンラインストアのリンク先が楽天市場になっていますので、安心して購入するなら楽天市場を利用した方がいいかもしれませんね。

 

編集部まとめ

猫 かわいい funny

穀物不使用のグレインフリーではあるものの、原材料のグレードや産地などの情報が無く品質に不安を感じるため、積極的にはおすすめしにくいフードです。

グレインフリーについてはこちら、無添加についてはこちらの記事から詳しい説明を確認いただけます。

穀物や人工添加物は愛猫の目ヤニや涙やけの原因にもなります。詳しい理由はこちらの記事から確認できます。

主原料の「魚粉」はどの魚のどの部位が使用されているのかわかりません。複数の肉類が使用されているフードでアレルギーを起こしてしまった場合、どの肉類がアレルゲンとなっているのか判断することが難しくなってしまいます。

その他原料に含まれる「エンドウ豆」「エンドウタンパク」はアレルギー性が高い原材料、「ほうれん草」は尿路結石の原因となる物質を含む原材料です。

これらは少量であれば問題ないとされますが、実際にどれくらいの量が本フードに使用されているのかわからないため危険性はゼロではありません。

また「ビートパルプ」「セルロース」は栄養価が全くない繊維質です。猫の健康のためというよりは、フードのカサ増しによるコストダウンのために使われていると推測できますね。

こちらの記事では同じ評価基準で高評価のフードを紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

プロパック以外のアメリカ産のキャットフードはこちらの記事から確認できます。