実は知らない蟻(アリ)の種類まとめ。日本最大は?羽アリは?

本記事ではさまざまな蟻の種類をご紹介します。身の回りで頻繁にみかける蟻から、日本最大の蟻、羽アリを特徴とともにまとめました。

チェックして蟻の魅力に触れてみてくださいね。


 
 

 

日本でみられる蟻の種類は?

Q&A

種類

  • アシナガアリ
  • クロオオアリ
  • クロヤマアリ
  • ムネアカオオアリ
  • ミカドオオアリ

日本には、273種の蟻が生息しているといわれます。その中でも特に日常的に見られる種は「アシナガアリ」「クロオオアリ」「クロヤマアリ」の3種です。

蟻は平地だけでなく山にも多く生息していますが、山間部で発見できる蟻の代表種は「ムネアカオオアリ」「ミカドオオアリ」の2種です。

それぞれ大きさと特徴、生息地をまとめました。

 

アシナガアリ

アシナガアリ 蟻
大きさ3.5~8mm
特徴長い足
生息地森林など

アシナガアリは、日本で見かける代表的な蟻の一種で、名前の通り長い足が特徴的です。平地や山地の林縁などに生息し、林内の土中や石下などの湿っぽい場所に営巣する習性があります。

 

クロオオアリ

クロオオアリ 蟻
大きさ7~12mm
特徴光沢のない黒い体、腹部の剛毛
生息地庭、公園、里山

クロオオアリは日本全土の平地に分布する蟻で、公園や家の庭などでよくみかけますよね。特徴は光沢のない黒い体と腹部に生えている薄い褐色の剛毛です。

平地や人工物周辺、林道などに生息して日当たりのよい乾燥地に営巣する習性があります。日本国内では最大の大きさを誇ります。

 

クロヤマアリ

クロヤマアリ 蟻
大きさ4.5~6mm
特徴光沢のない灰褐色の体
生息地低地や山地など明るい場所

クロヤマアリは日本の山地で多くみられる蟻です。他にもあらゆる環境で見つけることができますよ。光沢のない濃い灰褐色の体が特徴的で体長は比較的小さいです。

日本全国の低地や山地の明るい場所に生息し、日当たりのよい乾燥した土壌に深さ1~2mほどの垂直に伸びた巣を作ります。

後ろから掴むと「膝を抱く」ような姿勢をとっておとなしく運ばれる習性があります。住宅地でもよくみかける小さくて黒いアリといえば「クロヤマアリ」を指すことが多いですよ。

 

ムネアカオオアリ

ムネアカオオアリ 蟻
大きさ7~12mm
特徴赤い胸部と腹部
生息地木の腐朽部など

ムネアカオオアリはクロオオアリと同じく日本最大のアリの一種です。頭部と脚が黒く胸部と腹部の前方付近が赤褐色をしているのが大きな特徴です。

森林性で木の腐朽部に営巣する習性があり朽木の多い山などによく生息しますよ。標高2000m以上の山岳地帯でもみつけることができます。

 

ミカドオオアリ

ミカドオオアリ 蟻
大きさ8~11mm
特徴光沢のある体と、長い脚
生息地竹林

ミカドオオアリはコロニー規模が大きくなってくると巣別れする、変わった習性を持つ蟻です。光沢のある濃い黒色をした体に褐色のスラリとした長い脚が特徴的ですよ。体長も大きめです。

竹林の枯れ竹や朽木の中によく営巣します。夜行性ですが、薄暗いところであれば昼間でもみつけることができます。

 

日本最大の蟻と最小の蟻は?

蟻 まとめ

日本最大の蟻

  • ムネアカオオアリ

日本最小の蟻

  • コツノアリ

日本で最も大きい蟻は前述した「ムネアカオオアリ」のメス(女王)です。体長18mm程度で人間の小指の第一関節ほどの大きさです。

一方、日本で最も小さい蟻とされているのが「コツノアリ」です。コツノアリの働きアリは体長1mm程度にしか成長せず、目で確認するのがやっとの大きさです。

ちなみに世界最大の蟻は体長4cm程度まで成長する「サスライアリ」の女王とされています。

 

日本の蟻、羽アリとは?

羽アリ

羽アリ

  • 繁殖の役目をする蟻

羽が生えた蟻を見かけたことはありませんか。「羽アリ」といって春になるとよく見かけますが、羽アリという種の蟻が存在するわけではありません。

羽アリはどの蟻の種類でも「繁殖」をする役目をもっている特別な蟻なのです。巣が成熟してくると女王アリは年に羽アリを産み、新しい巣を築くために羽アリを巣の外へ飛び立たせるのです。

子孫繁栄を効率良く行うために、新たな巣は遠くに作る習性があるといえます。

 

蟻の観察にハマる人が増加中!

アリ

蟻は人間のように社会生活を営んだり、家族の繁栄のために働くという珍しい行動をとる昆虫です。興味をお持ちの方は、一度自宅付近に生息する蟻をじっくり観察されてみてはいかがでしょうか。

種類も豊富ですし、じっと見ていても意外と飽きないかもしれませんよ。