近頃は海外でも日本犬の人気が高まってきています。忠実で頭が良く、国内でも昔から大人気の日本犬ですが、その中でも一番人気は柴犬です。
室内で飼育したい人が増えていたり、マンションなどの集合住宅でも飼いやすいという理由から、小さい柴犬である豆柴が注目されていますよ。
この記事では、豆柴について悪徳なブリーダーや偽の血統書についてまとめました。
豆柴ってどんな犬種?
豆柴は小さめの柴犬同士を掛け合わせてできた犬種です。
犬種といってもJKC(ジャパンケネルクラブ)などでは公式な犬種として認められていません。公式な区別のある犬種ではありませんが、「豆柴」として広く知られていますよ。
豆柴の悪徳ブリーダーとは?
豆柴専門のブリーダーは多数存在しますが、中には悪徳ブリーダーと呼ばれるような業者も存在します。
利益ばかりを追及し、無理な近親交配で生まれた体の弱い子を販売したり、ポメラニアンと掛け合わせたミックス犬を豆柴と偽り販売する業者までいるのです。
他にも食餌量を制限して大きくさせない、虐待のようなことを平気でしている業者もいるのが実状です。
豆柴の血統書!偽物に注意
先ほどご紹介したように、「豆柴」は公式な犬種として認められていないので「柴犬」の血統書になります。ただ、KCジャパン(日本社会福祉愛犬協会)でのみ、2008年から血統書の発行を始めています。
「豆柴」という血統書はKCジャパン以外はすべて偽物なので注意してくださいね。
大きくなるトラブル頻発!
「豆柴を購入したのに成長とともに大きくなってしまった」「普通の柴犬ほどの大きさになってしまった」というトラブルが頻発しています。
これらは「成長を無理矢理ストップさせている」「生まれてすぐの子犬を豆柴として販売している」ためであり、購入時は豆柴に見えても子犬だから小さいというだけで成長とともに大きくなってしまうのです。
豆柴のはずが柴犬の大きさになってしまう理由は関連記事もご確認ください。
失敗しない豆柴ブリーダーの選び方
豆柴選びのポイント
- 犬舎号を確認
- 質問にしっかり答えてくれる
- 値段で判断しない
- 親犬を確認する
犬舎号を確認する
豆柴を選ぶときには犬舎号を確認することが重要です。
理想の大きさ・姿の犬を作るには長い年月が必要だといわれています。犬舎の歴史が古いところを選ぶとトラブルの確率は下がりますよ。
豆柴の犬舎では初めて豆柴の研究を始めた「樽井荘」、その樽井荘から受け継いで50年以上経つ「宝山荘」の流れを組んでいる犬を選ぶのがおすすめです。
質問にしっかり答えてくれる
良いブリーダーは上記で紹介した他にも、病気やしつけなどに関するアフターケアがしっかりしています。
「こちらとのコミュニケーションを面倒そうにしている」「質問や相談に対する受け答えが冷たい」「犬に対する愛情が感じられない」などおかしなところがあれば、その場で購入するのはやめて、じっくりと検討してみてください。
値段で判断しない
公式な犬種として認められていない豆柴は、値段の相場が定まりにくいという特徴があります。
基本的には小さいほど高く、また被毛の色や健康状態、しつけ有無によっても値段は変わります。
しかし、高いから良いというわけでは決してありません。豆柴の健康面や、購入先は信頼できるのかなど様々な側面から見極めてくださいね。
親犬を確認する
親犬を確認すれば、将来的な大きさや性格、健康面などをある程度予測することができます。
体調不良などの理由を除き、親犬を見せてくれない場合は見せることができない後ろめたさがあるのかもしれません。しっかり確認するようにしてくださいね。
悪徳ブリーダーを見分けるポイント
上記で紹介した「コミュニケーションをしっかり取ってくれる」「質問や相談に親身になってくれる」以外にもチェックしたいポイントがあります。
犬舎の見学を申し入れ、臭いや衛生面についても確認することが大切です。良いブリーダーは管理がしっかりしているので、明らかに臭い・汚い場合は信頼できない可能性が高いですよ。
信頼できるブリーダーから迎え入れよう!
良い豆柴のブリーダーを見つけるには、本当に信頼できるのかを見極めるスキルが必要になります。良いブリーダーは、豆柴が公式な犬種として認められてはいないこと・豆柴とは小さな柴犬だということをしっかり説明してくれますよ。
また、きちんとしたブリーダーはサイズや色・顔つきなどにこだわりがあり、掛け合わせた親犬を公開してくれます。健康な犬を生み出すために「無理な交配をしていない」「3代以上前の血統を公開している」ことがとても大切なポイントです。
そして、疑問に思ったことはすべて質問し、解決するまでしっかり説明してくれるところは信頼できるブリーダーといえますね。
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