チンチラに多い病気まとめ!症状や治療法、予防法は?

ペットとして人気の小動物であるチンチラ。手のひらに乗るサイズでとても愛らしいですよね。そんなチンチラですが、かかりやすい病気がいくつかあります。

この記事では、チンチラがかかりやすい病気と治療法や予防法をまとめました。

チンチラに多い病気:不正咬合

チンチラ

見られる症状

  • 前歯が必要以上に伸びる
  • 嚙み合わせが悪い

不正咬合(ふせいこうごう)は、前歯が伸び続けてしまう病気で、げっ歯類全般がかかりやすい病気です。げっ歯類の前歯は一生伸び続けますが、通常は前歯がうまく嚙み合って自然に削れていくので問題ありません。ところが、不正咬合は嚙み合わせが悪く、自然に削れることがないので前歯が伸び続けてしまうのです。

 

治療法は?

治療法

  • 歯をカットする

治療法としては伸びた歯を定期的に切るという処置が必要です。自宅で切ることも可能ですが、動物病院で切ってもらう方が安心ですよね。

 

予防法は?

予防法

  • 干し草を与える
  • 不正咬合の個体を繁殖させない

よく噛まなければならない干し草を与えることが不正咬合の予防になります。また、遺伝的な病気でもあるため、不正咬合になっている個体は繁殖させないことが大切ですね。

 

チンチラに多い病気:熱中症

チンチラ

見られる症状

  • 食欲がない
  • 倒れる
  • 息切れ、脈が速い
  • 痙攣
  • よだれ

高温多湿な日本の夏はチンチラにとって厳しく、温度管理ができていないと熱中症の心配があります。発症すると食欲がなくなり、立っていられず横に倒れてしまいます。

耳の内側や舌、唇は赤くなり、息切れや脈が速くなるといった症状が見られます。ひどい場合は痙攣を起こし、よだれを垂らすようになります。熱中症は、脳や心臓、腎臓などに後遺症が残ることがあり注意が必要です。

治療法は?

治療法

  • 冷やす
  • 病院へ連れていく

チンチラが熱中症になってしまったら、まず応急処置を行います。冷たいタオルで体を包んで体を冷やし、落ち着かせます。落ち着いて動けるようになったら、スポイトを使って少し水を飲ませます。

その後、濡れタオルで体を包んだまま動物病院へ運びます。体を冷やすときには、急激に冷やせばいいというわけではありません。氷水ではなく水道水で冷やしたタオルが良いですよ。

予防法は?

予防法

  • 温度管理
  • 湿度管理
  • 冷却グッズ

熱中症予防のためにケージを置く部屋の温度や湿度の管理をしっかり行うようにしてくださいね。15~25℃がチンチラにとっての適温なので、これを超えないよう気を付けます。エアコンや扇風機を使って、調節してくださいね。湿度は60%を超えると危険です。

基本的には夏の間はエアコンをつけっぱなしにすること良いですよ。扇風機を使用してもいいですが、チンチラに直接風が当たらないよう気を付けてください。水分が奪われてしまい脱水症状になることがあります。ペット用のアルミプレートなど冷却グッズを利用するのもおすすめです。

 

チンチラに多い病気:皮膚糸状菌

チンチラ

見られる症状

  • 脱毛
  • フケ
  • 炎症
  • かさぶた

皮膚糸状菌(白癬菌)の感染による皮膚疾患です。鼻や耳、手足の先などに起こりやすく、脱毛やフケといった症状がみられます。

ひどくなると、患部が炎症を起こし、かさぶたができてしまいます。飼育環境やストレスによる免疫低下で感染しやすくなり、小さい頃に多く見られる病気です。

治療法は?

治療法

  • 抗真菌薬
  • 掃除

治療は抗真菌薬の投与を行います。症状が現れた時は動物病院に連れて行ってくださいね。

また、ケージ内の掃除も大切です。砂の交換は毎日行うようにして、砂浴びの回数を減らします。多頭飼育している場合は、同じケージに入れないようにしてくださいね。

予防法は?

予防法

  • ストレスをなくす
  • 飼育環境を整える
  • 食餌管理

皮膚糸状菌症は免疫力の低下によって起こりやすくなります。ストレスの少ない環境、適切な食餌を心がけることが予防につながりますよ。飼育環境を清潔に保ち、ケージ内はできるだけ単独にするなど、過密飼育にならによう気を付けます。

 

チンチラに多い病気:脱毛症

チンチラ

見られる症状

  • 部分的な脱毛

チンチラは子供で3か月ごと、大人は春と秋に換毛期があります。それとは別で、部分的な脱毛が起こることがあります。脱毛症では、主にわき腹や尻尾などに部分的、まだらな脱毛が見られ、地肌が見えるようになります。

原因としてはストレス、栄養不足、ホルモン異常、遺伝的要因、環境などがありますが、特に多いのはストレスによる毛噛みです。ストレスで自分の毛を噛んでしまい、毛がまだらに抜けたり、皮膚を傷つけてしまうことがあります。

治療法は?

治療法

  • 原因を取り除く
  • エリザベスカラー

まずはストレスの原因を取り除くことが大切です。毛を噛んでしまわないよう、エリザベスカラーを着用することも症状を悪化させないために有効です。傷や炎症がある場合は動物病院で診てもらい、治療を受けるようにしてください。

予防法は?

予防法

  • ストレスをなくす
  • 栄養のある食事
  • 環境を整える

予防のためには、ストレスの少ない環境作りが大切です。十分に動ける広さのケージを静かな部屋に設置してあげます。温度や湿度を適切に維持することも大切です。

また、栄養不足でも脱毛症を起こすことがあるので、食餌管理にも気を付けてくださいね。

 

チンチラに多い病気:下痢

チンチラ

見られる症状

  • 水っぽい便

チンチラはさまざまな原因で下痢になることがあります。食べ物や水によって起こすこともあれば、急激な温度変化が原因になります。また、下痢は熱中症の症状のひとつでもあります。

治療法は?

治療法

  • 食餌管理

チンチラが下痢をしてしまったら、ケージを掃除して傷んだ餌や汚れた水を取り除きます。症状が治まるまでの間は、牧草を少しずつ食べさせるようにします。

熱中症や有害なものを食べてしまったなど、心配な原因がある場合は動物病院に連れていくことがおすすめです。

予防法は?

予防法

  • 食餌管理
  • 環境管理

チンチラが下痢にならないためにも、ケージ内は常に清潔に保ちます。傷んだ食べ物や汚れた水は体調を壊す原因になるので、常に新鮮な水と食べ物を用意してあげてくださいね。

温度や湿度の管理も大切です。急激な変化や高温多湿にならないよう、適切な環境を維持してくださいね。

 

チンチラに多い病気:便秘

チンチラ

見られる症状

  • 便の量が減る
  • 便が小さい
  • 便が硬い

便秘はチンチラがなりやすい病気です。症状としては、便の量が少なくなり、出たとしても普段に比べて固く小さいものになります。便秘は重症化すると、腸閉塞や腸破裂を引き起こすこともあるので、早めに対処する必要があります。

治療法は?

治療法

  • 食餌管理

チンチラが便秘になってしまった場合は、食物繊維の多い食餌を与えます。ニンジンやレタスなどの野菜類や果物は、食物繊維が多く、水分豊富なので便秘の改善に役立ちます。改善されないときや、明らかに苦しそうで重症化している場合は速やかに獣医師酸に相談してくださいね。

予防法は?

予防法

  • 食餌
  • 運動

便秘予防には適度に食物繊維を含む餌を与えます。常に新鮮で清潔な水も用意してあげることも重要です。

また、運動不足が原因になる場合もあります。ケージのレイアウトを工夫したり、定期的に外に出して遊んであげることが大切ですよ。

 

普段からのケアやチェック大切

チンチラ

比較的丈夫と言われるチンチラも、飼育環境や食事をきちんと管理していないと病気になってしまいます。ストレスの少ない環境を整え、普段から体調をチェックしてあげるのが肝心です。様子がおかしいと感じたら、動物病院に連れて行ってあげてくださいね。