チワックスは、チワワの愛らしい瞳とダックスフンドの胴長短足なボディが特徴的な犬種です。
かかりやすい病気については不明な部分も多いですが、両親から連想してしっかりと対策しておくことが大切ですよ。
この記事では、チワックスがかかりやすい病気や対処法についてまとめました。
この記事でまとめたこと
チワックスがかかりやすい病気は?
両親であるチワワとミニチュアダックスフンドから推測すると、「ヘルニア」「関節疾患」「外耳炎」などの病気に注意が必要だといえます。
以下の項目では、かかりやすい病気について詳しく紹介します。
かかりやすい病気1:椎間板ヘルニア
椎間板とは背骨の骨の間にあるゼリー状のクッション材のことです。
椎間板物質が背骨内の脊髄(せきずい)にはみ出ることで椎間板ヘルニアを発症してしまいます。
「抱っこを嫌がる」「足を引きずるように歩く」「排便・排尿がうまくできない」などの症状が見られたら、ヘルニアの疑いがありますよ。
かかりやすい病気2:外耳炎
「外耳」と呼ばれる耳の中の音の通り道で炎症が起きた状態のことをいいます。
チワックスは両親のどちらに似るかにもよりますが、垂れ耳の場合に起こりやすいですよ。
「耳をしきりに掻く」「床に耳をこすりつける」「首を振る」といった仕草がみられたら外耳炎の可能性が高いので病院で診察を受けるようにしてください。
かかりやすい病気4:てんかん
てんかんは、脳の神経に異常なまでに興奮が起こってしまい、体や心のコントロールを失ってしまう症状です。
数日から数週間のペースで発作が起こるのが特徴で、「硬直」「手足をバタバタさせる」「大量のよだれ」「発作時の失禁」「大声で鳴く」などの症状がみられます。
原因は遺伝や脳腫瘍によるものなどが考えられていますが、発症原因は現在でも解明には至っていません。
クかかりやすい病気5:クッシング症候群
クッシング症候群は副腎皮質機能亢進症ともいい、副腎皮質ホルモンの過剰分泌により引き起こされる病気です。
食欲が旺盛になりますが、体重が減少します。水を多量に飲むと同時に排尿量も増える多飲多尿になったり、落ち着きがなくなり活発に動きまわったりします。
また身体的な症状として、皮膚の石灰化や毛質の荒れ・脱毛・筋肉の萎縮などがみられます。
かかりやすい病気1:膝蓋骨脱臼
小型犬に多く、後ろ足の膝の骨がずれる・外れてしまうといった病気です。
原因としては形成異常がある先天性のものや、打撲や落下がきっかけとなり骨が変形してしまう後天性のものがあります。
歩き方の異常や足を上げたまま歩くなどの仕草がみられたら、早期に病院へ連れて行くことをおすすめします。
かかりやすい病気6:水頭症
チワワに多い病気で、脳の中に水が溜まって頭が膨らんでしまう病気です。脳の奇形による先天性の場合もあります。
症状として「視力が落ちる」「異常な攻撃性」「過食」「てんかん」などが起こります。脳の成長が妨げられたことによって、運動・知覚障害になってしまうこともありますよ。
遺伝の場合は対処が難しいですが、早めに見つかれば見つかるほど、治療後の経過はよくなります。
チワックスがかかりやすい病気の対処法は?
対処法
- 食事
- 運動
- 環境づくり
- 前触れに気づく
病気には先天性のものと後天性のものに大きく分けられます。
先天性は遺伝によるものが多いですが、後天性のものであれば日々のケアによって管理することができますよ。
食事
ドッグフードを切り替える、適切な給餌量を守るなどして、毎日の食事を徹底的に管理するようにします。
身体に悪影響を及ぼす「穀物」「添加物」などが含まれていないドッグフードを選ぶと、なお良いですよ。
運動
ダックスフンドは元来狩猟犬です。
運動不足はストレスになるだけでなく、肥満の原因にもなるので定期的に外に連れ出してあげるといいですよ。
腰や関節に負担をかけすぎないように気をつけながら運動を楽しませてあげてください。
環境づくり
足腰の関節トラブルが多いため、負担がかからないような環境を整えます。
たとえばフローリングは犬にとって非常に滑りやすく、ふとした拍子に関節を痛めてしまうことが多くあります。カーペットを引くなどして滑りにくくしておくと良いですね。
前触れに気づく
てんかんや骨のトラブルなどは、歩き方や日常行動に異常が出るので判明しやすいです。
早期に通院することにより未然の防止や初期症状で治療ができます。日頃のブラッシングなどと併せて、健康チェックを怠らないようにしてくださいね。
まとめ
チワックスが発症しやすい病気は、常に健康チェックや環境を整えてあげることによって気づけるものが多いです。
愛犬が過ごしやすく病気になりにくい生活を飼い主さんの手で作ってあげてくださいね。
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