成犬になると長くて、大変美しい被毛になるヨークシャテリア。綺麗さを保ってあげるための、お手入れは気を遣ってあげたいですよね。
今回の記事では、ヨークシャテリアの飼育に欠かせない日々のブラッシングや健康チェックについてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
ヨークシャテリアの日々のお手入れはどうする?
今回の記事でまとめたお手入れ
- ブラッシング
- シャンプー
- 爪切り
- 肛門しぼり
- 耳掃除
- 目の手入れ
- 歯磨き
ブラッシング
ヨークシャテリアの美しい被毛をケアするためには、小まめなブラッシングが欠かせません。
シングルコートで抜け毛は少ないですが、長毛なので脇の下の内側などに毛玉ができやすいです。獣毛ブラシで全体を整えつつ、付着したゴミやホコリを除去します。その後、スリッカーで被毛をかき分け、地肌に軽く当ててブラッシングをしてあげてください。
コーミング
ブラッシング時に、もつれや毛玉を発見したらピンブラシで整え、コームをかけてほぐしてあげてくださいね。
ブラッシング時だけでなく、シャンプー前にも行うとより美しい毛並みになりますよ。
シャンプー
サロンにいくこともおすすめですが、事前のブラッシングを入念に行えば自宅でも簡単にシャンプーができます。
お湯をかけるときはお尻から徐々に十分に濡らしてシャンプーを付けてあげます。顔を洗う際は、眼や鼻にお湯やシャンプーが入らないように気を遣ってあげてくださいね。洗い流すときは顔を一番、最初にしてあげるのも大切ですよ。
シャンプー後は、ドライヤーとタオルドライでしっかりと乾かしてくださいね。
爪切り
ヨークシャテリアは、骨格が弱くカーペットなどに爪が引っかかり転んだだけで骨折してしまうことがあります。約2週間に1度くらいの頻度で爪を切ってあげてくださいね。
爪を光で透かし確認しながら、神経や血管を切ることがないように少しずつ切っていきます。爪を一直線に切ると危険ですよ。爪の中央部分を頂点にして、山の形になるように外側から徐々に切っていくことがポイントです。
肛門しぼり
ウンチをした際に一緒に分泌液を肛門嚢(こうもんのう)に溜める性質があります。
これは大昔の野生時代の名残なのですが、放置すると細菌の繁殖で炎症を起こし「肛門嚢炎(こうもんのうえん)」を引きおこすリスクがありますよ。
シャンプーの時に一緒に肛門しぼりをやるのがおすすめです。肛門しぼりは、肛門に対し4時と8時の位置にそれぞれ指を置いて強く押し込みながら持ち上げるとできますよ。茶色い液が出てくるので注意してくださいね。
耳掃除
耳の中の掃除を怠ると中耳炎や外耳炎などの病気にかかってしまうリスクがあります。やりすぎは禁物ですので、だいたい2週間ぐらいを目途にしてあげてくださいね。
特にヨークシャテリアは毛が多い犬種ですので、しっかりと耳の中の毛をカットや毛抜きしてあげてくださいね。毛抜きをした後は、イヤーローションとコットンを使って丁寧に軽く拭いてあげるとよいですよ。
目の手入れ
目ヤニや涙が出ている時は、すぐにふき取ってあげてください。
個体差がありますが、顔の毛がゴールドの毛色の子が多いです。特に薄い毛色の場合は、涙ヤケを起こすと毛が茶色くなってしまう場合がありますよ。
涙ヤケもこまめにふき取ってあげることをおすすめします。拭き取る時には、専用のローションをガーゼやコットンにしみ込ませて拭き取ればOKです。
歯磨き
ヨークシャテリアは、虫歯になることはありませんが、歯石が原因で歯周病になったり老犬まで経過したときに歯が抜けてしまうリスクがあります。毎日歯を磨いてあげると、よりよい口内環境にしてあげることができますよ。
やり方は簡単で、まず歯磨き用のガーゼに歯磨きペーストを塗ります。歯の表面は軽めにブラッシング、上あごの一番奥の歯は念入りに行うことをおすすめします。
ヨークシャテリアの健康チェック、やり方は?
日々の生活のなかでスキンシップをしながらしっかりと健康チェックを行ってください。日々触れていると異常がある際に、すぐわかるものや未然に防げるものもわかってきますよ。
体全体の健康チェック
背中や胸など、犬が気持ちよいと感じているところを触ってあげながら、被毛や皮膚の状態をチェックします。
足先は触れられるのを嫌がる部分ですが、散歩後は足の裏が傷ついていないか欠かさずに確認してあげてください。同時に爪の伸びもチェックしてあげると効率的です。
お尻付近やしっぽの周辺は声をかけながらチェックをします。ヨークシャテリアが地面にお尻を擦り付ける仕草をした時は、肛門しぼりをそろそろしてあげると良いですよ。
顔の健康チェック
元気な時はとてもイキイキとした顔をしています。特に目の輝きを見てあげてください。
炎症が起きたり、目をまぶしそうにしているときや痛がる様子がある場合、早急に動物病院に受診してください。涙ヤケにもなりやすい毛並みなので、涙が出ている場合は丁寧に拭き取ってあげてくださいね。
耳やお口も確認して、異常を見てあげると良いですよ。また健康な犬の鼻は適度に湿っています。もし乾いてしまっていた場合や鼻水が出てしまっていた場合は、体調不良になっているケースがあります。早急に動物病院へ受診してくださいね。
毎日のふれあいの中でのケアを大切に
ヨークシャテリアは、その気品ある立ち姿や毛並みから「動く宝石」と呼ばれ親しまれていました。
日々のケアをしっかりと行って、その姿を保ってあげたいですよね。毎日、触れ合って常におかしなところがないかを見てあげてくださいね。
ヨークシャテリアの寿命やかかりやすい病気は関連記事をご確認ください。
まとめ
ヨークシャテリアとの生活をより充実した濃密なものにするためには、日々の小まめなケアが欠かせません。
無理をせず、できることから少しづつ始めて見てくださいね。
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