猫の去勢後、性格は変化する?発情はする?排泄や生活の注意点は?

愛猫に対して飼い主が考えなければならないことのひとつに、去勢・避妊手術ががあります。きちんと育てられる貰い手のいない子猫をむやみに増やさぬように、選択は必要ですよね。

この記事では、猫の去勢について、性格の変化や、発情、肥満など、去勢後の注意点についてまとめました。

 

 

猫の去勢手術とは?メリットは?

猫_伸び

去勢手術について

  • オス猫の生殖器を切除する手術のこと

オス猫の去勢手術と、メス猫の避妊手術を併せて不妊手術と呼びます。様々な事情で、子猫が生まれても飼うことができない場合、思わぬ妊娠を避けるために手術を行うことが一般的です。

諸説ありますが、オスメスともに生後6ヶ月前後で手術を受けることが推奨されています。

去勢手術のメリット

  • 望まぬ妊娠を避けられる
  • ストレス軽減・解消
  • 特定の病気の予防
  • 長生きする

オス猫が去勢手術を行うメリットは、「望まぬ妊娠を避けられる」「さかりの時期の鎮静・ストレス軽減」「特定の病気の予防になる」「長生きする」などがあります。

一方で、術後の変化として注意すべきこともあります。

 

猫は去勢後、性格の変化は?

猫_添い寝

去勢後の性格の変化

  • 甘えたがる
  • 攻撃性が和らぐ

オス猫は去勢手術をすると、大人に変化していくための「成長ホルモン」が分泌されなくなります。性格は成長ホルモンに依存して形成されるので、去勢をすると子猫のときの性格が引き継がれることが多いです。

特に1歳を迎えるまえに去勢手術を受けた場合は、飼い主を親だと思って甘えたがる性格が強まりますよ。

また男性ホルモンの分泌量が減るため、中性的な性格になるともいわれています。オス猫は攻撃性が和らぎ、人間との共同生活における問題行動が目立たなくなりますよ。

性格の変化が大きく出ると、「本当に自分の飼い猫か」と驚いてしまうかもしれませんが、愛猫が自分を頼りにしてくれるようになると、嬉しいですよね。

 

オス猫の去勢後、発情する?

猫 寝転ぶ ゴロゴロ

去勢後の発情

  • 発情期前の去勢なら、発情はしない
  • 発情期後の去勢なら、発情の回数が減る

去勢手術を受けたオス猫は発情しなくなります。生殖にかかわるストレスから解放され、性的な欲求不満からくるストレスを感じなくなります。

そのため、発情期に起こる「マーキング」「叫び声」「他の猫への攻撃」などの問題行動がみられなくなります。

「発情期を経験したあと」のオス猫が去勢手術を受けた場合は、手術後もこのような行動をみせることがあります。ただ、生殖機能は失われているため、去勢手術を受ける前に比べて少なくなりますよ。

猫の生殖器の病気は、発見が遅れやすく命に関わるケースも多いですが、去勢手術で生殖器が除かれたあとはその心配もなくなりますよ。

去勢後は心身ともに穏やかに過ごせるため、長生きする傾向にあります。

 

猫は去勢後、肥満になりやすい

猫 肥満 草原

猫に去勢手術後に気をつけたいのは肥満です。術後のオス猫はホルモンバランスが崩れて、体重維持に必要な消費カロリーが減っています。

手術前に比べて太りやすくなっているといえますので、同じ量の食事を与えるとすぐに太ってしまいますよ。

オス猫は発情すると、とにかく走り回って性欲を発散させることがあり、ある程度の運動量が確保されている状態にあります。

去勢手術で生殖機能にかかわるストレスがなくなることで運動量が減るので、術前と同じ量の餌をあげ続けるだけで肥満になってしまうのです。

太った猫もかわいらしいですが、肥満は「糖尿病」や「関節の疾患」など生活習慣病につながります。

去勢手術を受けた後は愛猫の肥満を防ぐために、「低カロリーのキャットフードに切り替える」「一緒に遊ぶ時間を増やして運動させる」など、意識してあげてください。

去勢手術後におすすめなキャットフードは、関連記事に紹介しているフードを参考にしてみてくださいね。

 

猫の去勢、手術直後の注意点?

猫 かわいい

去勢手術後の注意点

  • 警戒心からトイレの場所を守らなくなる

去勢手術を受けた直後の猫は、排泄にまつわるトラブルを起こすことがあります。デリケートな性格の猫が手術でストレスを感じた場合、一時的な警戒心からトイレ以外の場所に排泄をしてしまうためです。

猫はきれい好きなので「においが付いているところ」に排泄する習性があります。トイレ以外の場所で排泄した場合、においを完全に消してあげないと、新しくトイレの場所として認識してしまうこともありますよ。

排泄物は早いうちに片付けて、においを残さないようにしてくださいね。また、手術後に動物病院に数日以上泊まっていた場合は、家でのトイレの方法を忘れてしまっているケースもあります。

時間が少しかかりますが、一から根気よく覚えなおさせてください。

手術後3日ほどは排泄物の量や回数が少なくなりがちですが、手術前に食事や水を控えていたために起こることなので、心配は必要ありませんよ。

しばらくして元気を取り戻し、食欲が復活すれば元通りになります。猫のトイレのしつけについては関連記事を参考にしてくださいね。

 

去勢手術はメリットが大きいが、デメリットもある

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去勢手術には、メリットもデメリットもあります。大きなメリットがあっても、可愛い愛猫が全身麻酔で手術をするのですから、リスクも当然あります。

日々愛情を注いでいるからこそ、飼い主にとっては悩む選択かと思います。猫の去勢・避妊手術には様々な考え方がありますが、家族のライフスタイルを踏まえて、じっくり時間をかけて考えてあげてくださいね。

長い目でみて、飼い主も愛猫も双方が幸せになれるような決断をしてください。