日本の冬鳥であるツグミですが、その分布や生息地は日本だけにとどまりません。また日本でも様々なところに巣を作り、住んでいますよ。
この記事では、ツグミの分布や生息地についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
この記事でまとめたこと
ツグミの分布
- ロシア東部
- 日本
- 中華人民共和国
- 台湾
- ミャンマー北部
ツグミは、夏にシベリア中部から東部、カムチャッカ方面で繁殖しています。
越冬の時期になると中華人民共和国の南部や日本に飛来してきますよ。
また日本の南側にある八丈島でも確認されていて、広い範囲に分布していますよ。
日本での生息地は?
生息地
- 山地
- 広々とした背の低い草地
- 市街地・住宅街
ツグミは、平地から山地にかけての森林・草原・農耕地に生息していますよ。秋ごろは山地に群れでおり、冬になると平地側に散らばり、背の低い草地や水田の刈跡、畑地、芝生や河原に生息をしていますよ。
市街地・住宅地でもバードテーブルやナナカマドにいることがありますよ。
生息地の中には、ツグミを食べる文化がまだ残っているところもあります。現在では鳥獣保護法によって捕獲することは禁止されています。しかし、残念ながらいまだに密猟を行っている人もいるそうです。ツグミの数を減らさないために、見守ってあげることが大事ですね。
ツグミは巣をどこに作る?
ツグミは、生垣や木・藪や壁・納屋などに小ぎれいな巣を作りますよ。
巣材としては、草・藁・糞や枝などで構成され、動物の糞や唾液を混ぜ合わせ、堅牢な粘性の下地でできていますよ。
さらにコケや木片で内貼りしてあり、丈夫になっていますよ。
ぜひ探してみてください!
ツグミは冬のはじまりから春のおわりのころまで、全国で見ることができます。生息地も人の生活圏に近いので目にする機会が多い鳥です。
餌探しなどで活発になる春には、たくさん見つけられるかもしれませんね。