ドッグフードの代わりに残飯をあげてもいい?

昭和40年代にドックフードが一般的に流通し始めるまでは、飼い犬たちは人間の食べ残し(残飯)を食べて暮らしてきました。

残飯からドックフードへと食事が変化した理由に、飼い主の犬に対する健康志向の高まりがあります。家族として迎え入れる犬には、少しでも体に良いものを食べさせてあげたいですよね。

この記事では、ドックフードの代わりに残飯をあげてもいいのか、犬種による違い、残飯をあげるメリットとデメリットについてまとめました。

犬種による違いがある?

素材 疑問
日本人は農耕民族で、番犬として暮らしてきた日本犬は、肉食よりも穀物を中心とした食生活に順応しています。

一方、欧米人は狩猟民族で、狩猟や牧畜のパートナーとして暮らしてきた欧米犬は、肉食中心の食生活に順応しています。

日本犬は欧米犬に比べ大腸が長く、穀類が消化できるような体をしていまが、欧米犬は日本犬よりも大腸が短く、肉類の消化に適した体をしています。

犬種の歴史を知ることで、その犬に合ったドックフードを選ぶことができますよ。

 

ドッグフードの代わりに残飯をあげるメリットは?

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日本人が飼い犬に与えてきた残飯は、食べ残した白いご飯に味噌汁をかけて肉や魚をほぐし入れるものでした。

白米に含まれる主要な栄養素は糖質、たんぱく質、ビタミンB1、食物繊維、鉄分、カルシウムと豊富です。味噌汁は発酵食品で、腸内環境を整える働きがあります。

そこに肉、魚、野菜の栄養素がプラスされた、いわゆる総合食となります。

残飯を与えるメリットとして、豊富な食材からさまざまな栄養素を摂取することができる、食事のたびに匂いや食感、味が変わるため飽きがこないことが挙げられています。

 

ドッグフードではなく人間の残飯をあげない方がいい理由は?

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残飯をあげない方が良い理由

  • 味が濃い、塩分が多い
  • 肥満になりやすい
  • 犬が食べると危険な食べ物がある

残飯をあげるデメリットとしては、上記の3つが挙げられます。

その具体的な内容をまとめました。

 

味が濃い、塩分が多い

人間の食事は、香辛料・塩・砂糖などの調味料で味付けがされています。調味料の中には、犬に与えてはいけない「タマネギ」や「ニンニク」が使われているものがあるので、人間が食べる食事をそのまま犬に与えるのは、好ましくないですよ。

人間の食事には塩分、糖分が多く含まれています。高血圧や腎臓疾患、肥満を引き起こすリスクを高めてしまい、犬の体に負担がかかってしまいますよ。

 

肥満になりやすい

残飯の白米には糖質が多く含まれています。糖質を大量に食べることで、急激に血糖値が上がってしまいます。

血糖値の上昇が続くと、すい臓のインシュリンの分泌が不足してしまい、糖尿病を発症するリスクが高まります。砂糖やブドウ糖を多く含む果物の与えすぎにも注意してくださいね。

犬が食べると危険な食べ物がある

ねぎ・玉ねぎ・にら・ニンニクには、犬の赤血球を破壊する物質が含まれており、貧血・下痢・嘔吐・血尿・黄疸・肝臓肥大などの症状を引き起こします。

エビ・イカ・タコ・カニなどの甲殻類は、与えすぎによる消化不良や急激なビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があります。

ソーセージ、ハムなどの加工品には、塩分や香辛料が使われているため、犬の心臓、腎臓、胃腸に負担がかかります。

煮干し、鰹節、のり、ミネラルウォーターには、マグネシウムが豊富に含まれており、下痢、尿道結石、泌尿器症候群になるリスクが高まります。

鶏の骨や魚の骨などの硬いものは、喉に刺さりやすく消化器管を傷つける恐れがありますよ。

愛犬に与えるべきは?

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家族の一員である、愛犬には健康に良いものを与えたいですよね。ただ、人間にとっては良い食べ物でも犬にとっては毒となるようなものがあるのも事実です。砂糖や塩分は摂り続けると、病気になってしまうこともあります。

そのため残飯を、愛犬に与えるのはおすすめすることはできません。愛犬の健康の維持のためにも栄養バランスの整ったドッグフードを与えてあげるようにしてくださいね。

 

本記事作成にあたり、参考にしたサイト
  • https://dogfoodschool.net/
  • https://qoon.jp/
  • http://www.royal-grey.com/