ウーパールーパーの繁殖方法まとめ。産卵から幼生の育て方まで

ウーパールーパーを繁殖させたいなら、繁殖行動を促す方法を知っておくのがおすすめです。

孵化した幼生を育てるのにも知識が必要です。ウーパールーパーの繁殖に挑戦してみたい方向けに、産卵や幼生の育て方に関する知識をまとめました。

 

ウーパールーパーが繁殖を始める時期は?

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ウーパールーパーは、冬から春への季節の移り変わりを感じて繁殖行動を始めます。冷たかった水温が上昇するのを感知して、繁殖期に入るのです。

積極的に繁殖させたい場合、上記の習性を利用して季節の移り変わりを感じられるように水温をコントロールしてやると産卵を促すことができます。

 

ウーパールーパーの繁殖を促す方法は?

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産卵を促すには、まずはウーパールーパーに冬の到来を感じさせることです。

具体的な方法としては、水温を5~10℃に保ち、その中で2週間~1ヶ月程度過ごさせます。低い水温で生活することで、冬が来たと感じさせることができるのです。メスのお腹とオスの総排出口が膨らめば産卵の準備は完了です。

この状態のオスとメスをひとつの水槽に入れて徐々に水温を上げてやると、繁殖行動が始まります。繁殖行動の流れは以下の通りです。

 

1.オスによる精包排出

繁殖の最初のステップは、発情したオスによる精包排出です。精包は、透明なゼリーを山型に固めたようなものです。

排出のタイミングは一瞬で、ずっと観察していないと観測は難しいです。立ち合いたい場合は根気よく観察を続けるのがポイントです。

 

2.メスによる精包取り込み

オスの発情に合わせてメスも無精卵を抱えて発情していると、オスが排出した精包をメスが取り込みます。

取り込みが終わると、数時間~48時間以内にメスの体内の無精卵は受精卵に変わり、産卵が始まります。

 

3.メスによる受精卵の産卵

メスの産卵は時間をかけて行われます。水槽中を動き回りながら、受精卵1つずつを後ろ足を使いながら丁寧に産み付けていきます。

産卵は早くて24時間、遅くても72時間以内には完了します。産卵の際は、水草などに卵を産み付けます。卵を見つけたら、水草ごと取り出して別の容器に移してください。卵は水流や衝撃に弱いので、丁寧に扱ってくださいね。

 

卵の孵化と稚魚の飼育に使う容器にもエアレーションは必要です。

産み付けられた卵の中には、無精卵も多く混ざっています。無精卵には水カビが発生するので、発見したら速やかに卵ごと取り除くようにしてください。

 

ウーパールーパーの卵の孵化と幼生の飼育方法は?

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産卵後2週間程度経過すると幼生が卵から出てきます。産まれたての幼生は1cm程度の大きさしかありませんが、すぐに餌を求めて泳ぎはじめます。

産まれたての幼生に与える餌にはブラインシュリンプが最適です。ただ、幼生の体は小さいので、与えたブラインシュリンプを食べ残してしまうこともあります。食べ残しの餌は水質悪化につながるので、速やかに取り除いてくださいね。

順調に幼生が育てば、孵化した1週間後には体長が2cmほどになり、前足が形成されます。その後さらに1週間を経過すれば赤虫を食べられる程度に成長しますよ。

この時期になると個体の大きさに差が出てきて、ウーパールーパー同士で共食いを始めることもあります。注意してくださいね。

 

計画的な繁殖が大切!

ウーパールーパーは一度に200個以上の卵を産み、かなりの数が孵化します。

共食いを防ぐために水槽を分けるのは大変ですし、餌代もかかります。産卵で産まれる個体をちゃんと育てられるように、ウーパールーパーの繁殖は計画的に行うようにしてくださいね。