人の犬アレルギー、投薬の目的は?種類や副作用まとめ

犬アレルギーではくしゃみや鼻水、咳、目のかゆみなど様々な症状が現れます。辛い症状を緩和するためにも、病院を受診して薬をもらうのが大切ですよ。

この記事では犬アレルギーに使う薬の種類や副作用についてまとめました。

 

犬アレルギーに使う薬、目的は?

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アレルギーは、免疫反応が異物ではないものも異物と認識してしまい過剰に反応する事で起こる反応です。一度アレルゲンと認識してしまうと毎回反応するようになるため、アレルギーは不治の病といわれています。

犬アレルギーも完治する病気ではないため、治療には症状の緩和を目的としたものが行われます。

 

犬アレルギーに使う薬、種類別まとめ!

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犬アレルギーで処方される薬には様々なものがあり、薬のタイプもいろいろありますよ。具体的には飲み薬や注射薬、外用薬、点眼薬、スプレー剤などがあります。

犬アレルギーの症状を緩和するために使われる飲み薬は、抗ヒスタミン薬や気管支拡張薬、ステロイドの3種類あります。

抗ヒスタミン薬

アレルギー症状はヒスタミンという体内物質がヒスタミン受容体と結合することで発症します。抗ヒスタミン薬はヒスタミン受容体をふさぐことで、ヒスタミンが結合できないようにする薬です。
アレルギー症状の他にも、ヒスタミンが結合する事で起こる蕁麻疹やかゆみを伴う皮ふ疾患にも使用される薬です。

気管支拡張薬

気管支拡張薬とは名前の通り気管支を広げる役割があります。咳や息苦しさなどの症状は気管支が狭くなり、空気の通りが悪いために起こります。
気管支拡張薬により気管支が広がると空気の通りがよくなり、咳や息苦しさなどの症状が緩和されます。気管支喘息や急性気管支炎、肺気腫などの病気にも使用される薬です。

ステロイド

ステロイドは抗炎症作用が有名ですが、免疫抑制や抗アレルギー作用があります。免疫システムの異常により起るアレルギーですが、ステロイドは免疫に関わるリンパ球の作用を抑えてくれます。
リンパ球の作り出す抗体の量が減るため、アレルギーの症状が緩和する働きがあります。アトピーや皮膚炎、気管支喘息などの病気にも使用される薬です。

 

犬アレルギーに使う薬、それぞれの副作用は?

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薬には主作用と副作用の二つの作用があります。
主作用とは病気を治したり、症状を緩和するための作用を指し、副作用とは本来の目的以外の作用を指します。

薬には副作用ができる限り起きない為に用法用量が決められており、薬同士の相性も考えて処方されています。
お薬手帳や初回問診表などを利用して、自分の体質や病状、副作用経験、服用中の薬の情報をしっかり医師や薬剤師に伝える事が大切です。

抗ヒスタミン薬

抗ヒスタミン薬は脳内のヒスタミンの活動も抑制してしまうため、集中力や活動力の低下や眠気などの副作用があります。
第二世代抗ヒスタミン薬では、脳での作用を抑えて上記の副作用を軽減できるよう改良されています。

気管支拡張薬

気管支拡張薬には、発疹やふるえ、吐き気、動機、頻脈、頭痛、倦怠感などの副作用があります。

ステロイド

ステロイドは薬の種類により、作用の強さや作用時間が異なるため、症状により処方される薬が違います。
感染症や糖尿病、高血圧、骨粗鬆症、不眠、いらいらなどの副作用が報告されています。

 

用法、用量を守ることが大切!

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薬は症状を緩和する大事なものですが、服用量をしっかり守る事が大切です。自分の判断で服用を中止する事も危険で、症状が悪化する可能性があります。

副作用ができるだけ出ないように用法、用量が定められていますのでしっかり守ってくださいね。