猫がかかりやすい病気4選!治療法・対策まとめ

Pet Clinicは愛玩動物の専門相談所。アニはAnimate(生命)、Animation、(命をあたえる)など生命との関わり。さらに、ホスは、Hospitality(親切なもてなし)、Hospitable(手厚くもてなす)といった意味が込められ、一貫したコンセプト"命に対する真剣な対話"と"心のこもったふれあいを"を意味しています。

愛猫との楽しい時間をより長く過ごしたいですね。

愛猫が突然病気になって死んでしまった、そんな悲しい事態を避けるためにも、飼い主が健康状態を把握することが大切ですよ。

この記事では、猫がかかりやすい4つの病気の治療法と対策についてまとめました。

 

猫がかかりやすい病気とは

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猫がかかりやすい病気

  • ガン
  • 腎臓病
  • てんかん
  • 風邪

猫がかかりやすい病気には、「ガン」「腎臓病」「てんかん」「風邪」などがあげられます。

命に関わる病気も多いですが、飼い主さんが注意することで対策できる病気も多いです。

 

猫がかかりやすい病気①腎臓病

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腎臓病の治療法

  • 食事療法

腎臓病の対策

  • 食生活の対策
  • 新鮮な水の用意
  • 定期検診

腎臓病で広く知られる腎不全は、腎臓の濾過機能が低下することによって発症します。

進行具合によって症状は変わりますが、「多飲多尿」「脱水」「食欲不振」「嘔吐」「体重減少」「痙攣発作」などの症状がみられます。

 

治療法

腎臓病は不治の病なので、病気の進行を遅らせることはできても完治する事はありません。

「機能低下をできるだけ遅くする」「腎臓に負担を掛けない食事療法をする」という2点が、主な治療法になります。

 

腎臓病の治療法に光明!

東レが開発した猫の慢性腎臓病治療薬「ラプロス」が、2017年1月13日付で製造販売承認を取得したことが発表されました。

ラプロスは「腎機能低下の抑制」の働きを国内で初めて承認された薬剤で、共立製薬を販売元として4月から販売が開始されます。

「血管内皮細胞保護作用」「血管拡張作用」「炎症性サイトカイン産生抑制作用及び抗血小板作用」の薬理作用によって腎臓の虚血および低酸素状態の対策につながると考えられています。ラプロスの使用により腎機能の低下を抑制し臨床症状を和らげます。

 

対策

腎臓に負担をかけない食事を与えることが大切です。

塩分の高い食事(人間の食べ物など)は与えず、新鮮な水がいつでも飲めるようにしておく事も忘れないでくださいね。

腎臓病は無症状の期間があるので、高齢になったら症状が現れていなくても腎臓機能の検査は必ず受けるようにしてください。7歳以上の猫は年に1回、10歳を過ぎたら半年に1回の検査を受けるのが理想的です。

 

猫がかかりやすい病気②てんかん

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てんかんの治療法

  • 原因となっている病気の治療
  • 抗てんかん剤の服用

てんかんは、いきなり発作がおこる病気で0.3~1%の確率で発症します。

神経が興奮することで発作が繰り返し起こり、「四肢の硬直」「けいれん」「口から泡を吹く」「失禁」などの症状がみられます。

 

治療法

内臓病などの疾患が原因の場合は、その病気を治療することでてんかんは治りますが、突発性のてんかんで原因が不明な場合は抗てんかん薬を処方します。

投薬はてんかんの発作を減らしていく治療なので、長期的な服用が必要になることがあります。

 

注意点

愛猫に発作が起こった時は、発作がおさまるのを待つ必要があります。

発作による嘔吐が見られた場合は、嘔吐物が気管に詰まらないように処理してください。また、発作の前触れがみられた場合は、倒れても安全な場所に移動させる事が大切ですよ。

 

対策

てんかんは、原因となる病気が多いので完璧に対策することは困難です。

しかし、感染症が原因のてんかんの場合は「子猫のうちに予防注射を受けさせる」「室内飼いを徹底する」ことで対策できますよ。

定期的な健康診断は、てんかんを引き起こす原因となる病気の対策・病気の早期発見ができる可能性が高まります。飼い猫が元気であっても半年に1度は定期的に通院することをおすすめします。

 

猫がかかりやすい病気③風邪

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猫風邪の治療法

  • 原因に合わせた投薬

猫風邪の対策

  • 予防接種

猫風邪には、ヘルペスウイルスによる「猫ウイルス性鼻気管炎」、カリシウイルスによる「猫カリシウイルス感染症」、クラミジア(細菌)による「猫クラミジア症」の3種類があります。

原因になるウイルスや細菌に感染する事で発症し、「鼻水」「くしゃみ」「流涎」「流涙」「口内炎」「元気喪失」「目やに」などの症状がみられます。2~3ヶ月の子猫に多く発症し、複合感染した場合には重症化しやすいため注意が必要ですよ。

 

治療法

それぞれの原因となるウイルスや細菌に合わせた投薬が、主な治療法です。

ヘルペスウイルスには抗ウイルス剤の投与、Lリジンを含むサプリメント、カリシウイルスにはインターフェロンという薬の注射や点眼、クラミジアでは抗生物質の投与が行われます。食欲がなく栄養が摂取できない場合には、同時進行で輸液による栄養補給をすることがあります。

自然治癒はあまり望めないので、放置しておくだけでは症状は悪化するだけです。早めに病院で投薬治療を行い、家では保温や保湿をしてあげてください。通常であれば治療を始めてから約2週間ほどで回復します。

 

対策

対策にはワクチン接種が有効なので、獣医師に相談して予防接種を行ってください。

多頭飼いの場合、1匹が猫風邪に感染するとすぐにまわりも感染してしまいます。猫から猫への感染を避けるためにも定期的なワクチン接種を欠かさないようにする事が大切です。

 

猫がかかりやすい病気④ガン

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ガンの治療法

  • 外科療法
  • 放射線療法
  • 化学療法
  • 免疫療法

ガンの対策

  • 避妊・去勢手術
  • 肥満防止

悪性腫瘍であるガンは、無規律な増殖・浸潤性・転移性を特徴とする細胞の異常増殖を指します。

 

治療法

ガンの治療法は主に4つです。

外科療法

外科療法は手術のことで、ガン治療における最大有効とされる治療法です。

ただ、腫瘍が大きすぎるなど切除ができない場合や転移をしている場合は外科手術を行うことができません。

 

放射線療法

放射線療法は放射線をあてて腫瘍を縮小させますが、腫瘍の種類によっては思うような結果が出なかったり、逆に腫瘍が大きくなってしまうこともあります。

また、放射線治療は全身麻酔が必要になることが多いので、状態が悪い場合は放射線治療ができない場合もあります。

 

化学療法

抗がん剤を使用する治療法です。

従来の抗がん剤は全身の正常な細胞にも影響を及ぼしていましたが、分子標的薬はガン細胞の分子に特異的な役割を発揮するので全身への影響が少ないというメリットがあります。ただし、分子標的薬は未だ限られたガンにおいての治療です。

 

免疫療法

免疫療法には、特異的免疫療法(がん抗原認識型活性化リンパ球療法・樹状細胞療法)と非特異的免疫療法(活性化リンパ球療法・BRM療法)などがあります。

副作用が少なく他の治療との併用も可能なので、ガンに対する第4の治療法として注目されていますよ。

 

対策

明確な対策はありませんが、ガンの種類によっては「避妊・去勢手術」や「肥満防止」によってガン発症の箇所を減らすことができます。

 

早期発見の重要性

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愛猫が病気にならないためには、普段から体調管理を行い、適切な飼育を行う必要があります。また、体全体を触るなどスキンシップも早期発見に役立つことがあります。

普段には見られない異常な行動や症状があらわれたら獣医師に相談する事が大切ですよ。愛猫の大切な命を守るためにも、病気の早期発見を心がけてくださいね。