ボノボはどこに住んでるの?動物園で会える?餌は?

ボノボはチンパンジー属に分類される霊長類で、ピグミーチンパンジーとも呼ばれています。

体長はオスが78~83cm・メスが70~76cmほどで、手足が長く全体的に細身なのが特徴ですよ。チンパンジーよりも2足歩行が上手だといわれています。

この記事では、ボノボの分布域や生息域、会える動物園、食べている餌についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

ボノボはどこに住んでいる?分布は

ボノボ
分布域 コンゴ民主共和国
生息域 熱帯雨林

ボノボは、アフリカにあるコンゴ民主共和国の固有種です。

1928年に動物学者のエルンスト・シュヴァルツによって発見されましたが、不思議なことに発見地は生息地ではないヨーロッパでした。

コンゴ民主共和国にある「熱帯雨林(ジャングル)」で、50~120頭前後の群れを作って生活していますよ。

 

絶滅の危機に瀕している

野生下のボノボは、生息数が減少しており絶滅の危機に瀕しています。

食用としての狩猟や、生息地である森が以前と比べて80%近く伐採されたことなどが原因ですよ。

 

ボノボは動物園で会える?

ボノボ
残念ながら、日本でボノボを見ることは出来ません。

海外だと、アメリカの「サンディエゴ動物園」「コロンバス動物園」、イギリスにある「トワイクロス動物園」などで飼育されていますよ。

ボノボは、他のチンパンジーとは違って女性支配の社会で生活していると考えられています。

オス同士の力比べにはメスは見向きもせず、移動する時もメスの後ろを静かにオスが付いて行きますよ。母親に頭が上がらない息子のような姿は、人間のようで親近感を感じますね。

 

ボノボの餌は?何を食べる?

ボノボ
飼育下での餌 野菜
果物
鉱物混合物
野生下での餌 木の実・果実
葉・芽・枝
昆虫
小型爬虫類・哺乳類
蜂蜜

動物園ではレタス・キャベツ・カブ・セロリ・ジャガイモなどの「野菜」、リンゴ・オレンジ・バナナなどの「果物」を食べています。ビタミンの補給のために、ビスケット型の「鉱物混合物」を与えることもありますよ。

雑食性なので、野生下では様々なものを食べます。

「果実」「葉・芽・枝」などを主に食べますが、「昆虫」「小型爬虫類」「小型哺乳類」「蜂蜜」などを食べることもありますよ。

 

ボノボの理解力

ボノボ
ボノボに人間の言葉を覚えさせるというプロジェクトが過去に行われました。

英語で「薪を集めてマッチで火をつけ焚き火をする」「焚き火でマシュマロを焼く」など様々な指示を与えて検証した結果、カンジとパンバニーシャという2匹のボノボが英語を理解していることが判明しました。

この記録は、「カンジとパンバニーシャ 天才ザルが見せた驚異の記録」としてNHKで放送されました。