うずらの特徴は?飼育に必要なグッズや餌は?飼い方や注意点は?

胴が丸々としていて、可愛らしいウズラ。小さい卵が販売されているのを見たことがある方は多いのではないでしょうか。

ウズラは成長しても大型にならないので、ペットとして飼う難易度は高くありません。

この記事では、ウズラをペットとして飼育する際の飼い方や気必要なグッズ、気をつけるポイントをまとめました。

ウズラってどんな鳥?特徴は?

ウズラは鶏やペンギンなどと違って飛ぶこともできますが、あまり飛ぼうとはしません。空を飛ぶよりも地面を歩いている時間の方が長いのが特徴の一つです。

移動時にはジャンプをすることが多く、野生のウズラは1mの高さを軽々ジャンプします。

自分の体長の5倍は跳ぶことになりペットとして飼育する場合、ケージが低いと頭を天井に打ちつけてしまうので注意が必要です。

性格は?人になつきやすく、かわいい?

ウズラは基本的に「臆病」な性格をしています。

ただ、幼鳥の頃から触れあいなどのコミュニケーションを十分にとってあげると、懐くまで根気が必要ですが飼い主さんを仲間と認識して懐いてくれます。

羽毛の生え替わりの時期などは神経質になることも。攻撃的になってしまうこともありますが、1〜2週間で元に戻りますので安心してくださいね。

体長、大きさや重さは?

ウズラは、キジ科ウズラ属に分類される鳥類です。日本やモンゴル、中国など東アジア付近に生息しています。成熟した個体で全長20cm、翼長は10cmほどになります。

寿命は?

ウズラの平均寿命はおよそ7~8年です。10年以上生きた個体もいますが、生活環境や体質などに左右されるでしょう。

オスとメスの違い

ウズラは、オスとメスの見分けが難しいと言われています。

主に体格に差があり、卵を産むメスの方が体格が良いと言われています。

なりやすい病気は?

ウズラに「ニワトリのエサ」などを与え続けている場合、肝障害が出る可能性があります。

痩せていたりくちばしが薄い気がする時は要注意です。肝障害の疑いがあるので獣医さんに連れて行きましょう。

また、心配されるものとしては「寄生虫」です。ウズラが庭で何か食べてしまったりした場合に寄生虫を体内に取り込んでしまう場合があります。

部屋飼いでない場合はそういった面にも気をつけてくださいね。

ウズラの飼育に必要なグッズは?

ウズラの飼育に必要なグッズは、飼育かご、砂遊び用の砂と容器、餌、餌入れ・水入れ、の4つです。

ヒナ鳥から育てる場合は保温が大切なので、ペットヒーターと床材も併せて必要です。これらを揃えたらウズラの飼育が開始できます。

飼育かご、飼育小屋、ゲージ

ヒナを育てる場合と大人のウズラを育てる場合で、適切な飼育かごの大きさは異なります。ヒナを育てる場合は幅30cm程度のガラス水槽がおすすめです。およそ2,000円程度で購入できます。

大人のウズラを育てる場合は鳥かごがオススメです。ウズラは歩き回る鳥なので、底部についている金網を外してあげる必要があります。代わりに底部に新聞などの床材をしいてあげてください。

前述のとおり、ウズラはジャンプ力があります。天井にはスポンジやタオル、エアクッションなどの緩衝材をつけて、ウズラが頭をぶつけたときの衝撃をやわらげてあげてくださいね。

砂遊び用の砂と容器

ウズラは砂遊びが大好きです。もともと、羽や体についた害虫を落とすための行為ですが、ストレス解消になるためか、綺麗な飼育環境でも好んで砂遊びをします。

砂遊び用の砂は、何でも良いというわけではありません。ウズラは砂を食べて消化の助けにするので、食べてしまっても問題ないようなものが物が好ましいです。

どんな土が適している?

園芸用の土ではなく、ペットショップなどで「焼き砂」や「チンチラサンド(チンチラの砂遊び用)」を用意するのがおすすめです。

2週間を目安に、定期的に交換してあげてくださいね。全量を一気に交換しても問題ありません。

砂を入れる容器は深めのものが適していて、プラスチックの昆虫飼育ケースや、大きめのタッパーなどが良いでしょう。

孵化器

ウズラが卵を産んだ場合、孵化器が必要です。

卵の孵化には一定のの温度と湿度、1日に数回卵を転がす「転卵」など、様々なことが必要になります。

自動孵化器があれば、卵をセットしておくだけで孵化させることができます。

ペットショップやネット通販で購入でき、安いものは5000円くらいから販売しています。

ウズラ用の餌はペットショップなどで専用のものが売られています。主食は専用の餌を与えるようにしてください。注意点として、メスの場合は更にカルシウムを多めに与える必要があります。

ウズラのメスは生涯にわたって卵を産み続ける性質をもっており、オスが居なくても無性卵を産み続けます。カルシウム不足になると途端に体が弱ってしまい、危険です。

メスのウズラを飼育する場合

メスのウズラを飼育する場合は、ペットショップに売っているカキの殻や、サプリメントなどを餌に混ぜ、充分にカルシウムを補給させてあげるのがポイントです。

詳しいことは店舗のスタッフに直接質問してみてください。

餌入れ・水入れ

ウズラに与える餌や水を入れるための容器です。100円ショップなどで売っている小さめのタッパーで構いません。

ヒナを飼育する場合、水入れをひっくり返して水を被ってしまう事故に注意が必要です。水入れの底面を両面テープやガムテープを使って固定するなどの工夫をしてあげてください。

ペットヒーター

ヒナを飼育する際に必要です。ヒナは自分で体温調節がしにくいため温めてやる必要があります。

飼育環境内を35~39℃を目安にキープしてあげると良いです。ヒーターは、ペットショップショップなどで市販されている「ヒヨコ電球」が最適です。およそ2,000~4,000円で購入できます。

床材

床材は、ヒナを飼育するときはワラやタオルが適当です。大人のウズラであれば、新聞紙やおがくずが適しています。

消臭剤

ウズラを飼育していると部屋に臭いがついてしまうことがあります。

普通の消臭剤はペットに害のある成分が使用されていることがあるのでペット用を選択しましょう。

ウズラを飼う際のポイント、注意点は?

ペットショップだといくら?里親にもなれる?

ペットショップであれば、雛は1000〜3000円で買うことができます。

また、ウズラは里親募集サイトなどでも里親を募集しています。

ただ、成長したウズラを懐かせるのは大変なので、なるべく生まれたばかりに近い状態のウズラを迎えいれるのがおすすめです。

ウズラを孵化させる方法

ウズラの孵化に必要なこと

  • 温度を37℃〜38℃に保ち、温める
  • 湿度を50%〜70%に保つ
  • 一日数回卵を転がす(転卵)

ウズラの孵化には上記の要素が必要です。

これを自動孵化器なしで用意することもできますが、なかなか手間がかかります。

自動孵化器は通販などんで5000円くらいから販売しているので、自動孵化器を購入することをオススメします。

臭いや鳴き声は?飛ぶの?

ウズラは鳴き声が大きいです。非常に大きな声量で早朝に鳴き続けることもあるので、特に集合住宅での飼育には注意が必要です。

防音対策は必須で、場合によっては専用のアクリルケースなどを購入した方が良い場合もあります。

ウズラをペットとして飼育するのは珍しいですが、飼いにくい鳥ではありません。

ジャンプ移動と鳴き声に注意が必要ですが、対処ができれば可愛らしいペットになってくれます。