ガウメルマウスオポッサムは、有袋目オポッサム科マウスオポッサム属に分類される哺乳類です。
英語でグレイッシュマウスオポッサム(Grayish mouse opossum)といわれるように、全身が灰色がかった柔らかい毛に覆われていますよ。全長は20~35㎝ととても小さく、体長の約半分を占める11~16㎝の長いしっぽと目の周りにある黒いラインが特徴的です。
この記事ではガウメルマウスオポッサムの分布域や生息域、飼育されている動物園や食べている餌についてまとめました。
ガウメルマウスオポッサムはどこに住んでいる?分布は?

分布域 | 太平洋沿岸 |
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生息域 | 砂漠にある雑木林 |
広葉樹林 |
ガウメルマウスオポッサムは、メキシコの太平洋沿岸・ユカタン半島中央部の一部地域とマリアス島に分布しています。
主に標高2100m以下の熱帯地域にある「砂漠の雑木林」「乾燥した広葉樹林」などに生息していますよ。
ガウメルマウスオポッサムは動物園で会える?
残念ながら、ガウメルマウスオポッサムを飼育している日本の動物園はありません。
海外の動物園での飼育例も聞いたことが無いため、見たいのであれば生息地の森林などへ行く必要がありますよ。
ガウメルマウスオポッサムの餌は?何を食べる?

餌
- 昆虫
- 小型爬虫類
- 果実類
ガウメルマウスオポッサムの食性は雑食性です。
カメムシ・蛾・甲虫類などの「昆虫」を主に食べていますが、「小型のトカゲ」やイチジク・ココナッツ・オレンジなどの「果実」、「サボテン」を食べることもありますよ。
夜行性なので、日中は巣で過ごし夜になってから採食を行います。
自然との共存について、考え直そう!
ガウメルマウスオポッサムは生息地が限られている珍しい動物なので日本で名前を聞くことは滅多にありませんが、環境破壊による絶滅が危惧されています。
人間による身勝手な理由によって住処を追われた動物が絶滅するといった悲しい結末を迎えないように、自然との共存について考え直す必要がありますよ。