テングザルはどこに住んでるの?動物園で会える?餌は?

テングザルは、霊長目オナガザル科テングザル属のサルです。「テング」の名の通り長い鼻と妊婦さんのようなぽっこりとしたお腹が特徴的で、どこかアンニュイな風貌が非常にかわいらしいサルですね。

この記事では、テングザルの分布域や生息域、会える動物園、食べている餌についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

テングザルはどこに住んでいる?分布は?

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テングザルの生息域ボルネオ島
テングザルの分布域水辺の林

テングザルは、インドネシア、ブルネイ、マレーシアの3カ国の領土にあるボルネオ島に分布する固有種です。

オナガザルの仲間で、マングローブ林、湿地林、河辺林などの水辺の林に生息し、樹の上で生活しています。一部の個体は、標高245mもある川沿いの上流部にも生息していますよ。

 

テングザルは動物園で会える?

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日本でテングザルに会える動物園

  • よこはま動物園ズーラシア(神奈川県)

テングザルは非常に珍しく、日本では神奈川県の「よこはま動物園ズーラシア」でのみ飼育されています。2015年の12月には、3年ぶりにメスの赤ちゃんが生まれました。

テングザルは赤茶色をしていますが、赤ちゃんは黒色です。1年半から2年ほどで顔の黒色は消えます。

 

テングザルに会える海外の動物園

海外では、シンガポールにある「リバーサファリ」で会うことができます。テングザルは、オスを中心に複数のメスでハーレムを作って行動します。リバーサファリでは3~6つの群れに分かれてテングザルが活動していますよ。

またマレーシアにある「ロッカウィ・ワイルドライフ・パーク」でもテングザルに会うことが出来ます。餌の時間帯には、食事している姿を近くで見ることができます。

テングザルの生息地であるボルネオ島では、「ラブック・ベイ・テングザル保護区」でテングザルを見ることができます。ここでは、野生のテングザルを餌付けしており、動物園では見ることができないほどの近距離で観察することができます。

 

テングザル の餌は?何を食べる?

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飼育下での餌木の葉
野生下での餌マングローブの葉
果実

よこはま動物園ズーラシアでは、テングザルに「木の葉」を与えています。

野生のテングザルはマングローブの若葉を好んで食べますが、果実を食べる事もありますよ。

テングザルが通常食べている木の葉は、大量に食べると消化機能に障害を引き起こす成分が含まれています。しかし、テングザルの胃の中には有害物質を無毒化する微生物が共存しているため、問題なく消化することができますよ。

また霊長類としては唯一、反芻(はんすう)行動をとる動物です。一度食べたものを胃で分解し、繊維質の部分のみを口の中に戻します。それを細かく噛み直して、再び飲み込みます。

テングザルの最大の特徴でもある長い鼻は食事の邪魔になることもあり、片手で押し上げながら食べ物を口に運ぶ事もありますよ。

 

立派な鼻はオスだけ?

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テングザルの鼻が大きく成長するのはオスだけです。長生きするほど大きく立派な鼻になります。

鼻が大きい理由は2つの説があります。ひとつはオスからメスへのセックスアピールという説で、もうひとつは仲間に危険を知らせる時の共鳴器の役割があるという説です。