虎(トラ)まとめ!大きさや特徴、生態は?

プロ野球チームのマスコットや、様々なアニメキャラクターとしてもよく使われている虎(トラ)。古くから人間と関わりがある動物で、「虎」を使った故事成語やことわざもたくさんありますよ。

この記事ではトラの大きさや特徴、生態についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

虎(トラ)ってどんな動物?

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トラの祖先は、5500~6000万年前に出現した「ミアキス」という体長30cmほどの動物ですよ。

 

人間との関わり

生息地開発などによって居場所を失った結果、家畜を襲う害獣として駆除され生息数は激減しています。

現在では、動物園などで飼育され我々を楽しませてくれているほか、サーカスなどでも人気の高い動物として活躍していますよ。

 

虎(トラ)の大きさや特徴は?

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トラの大きさ 体長:140~280cm
体重:90~300kg
トラの特徴 しま模様

トラの大きさは体長140~280cm・体重90~300kgほどで、ネコ科の中で最も大きい動物です。

最大種はアムールトラで、体長240~370cmの体重100~306kg、最小種はスマトラトラで体長215~255cm・体重75~140kgほどですよ。

 

トラの特徴

トラといえば、オレンジ色の体色に黒と白のしま模様が特徴的ですね。

この模様は生息地によって太さや明るさがかなり異なりますよ。北の地域に生息しているトラほど毛の色が淡く、南の地域に生息しているほど毛の色が濃くなる傾向があります。

寿命は野生下だと15年前後で、飼育下の場合は20年ほどです。

 

虎(トラ)の生態は?

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生態

  • 暮らし
  • 食事
  • 繁殖

虎(トラ)の生態は大きく分けて「暮らし」「食事」「繁殖」の3つです。

 

暮らし

トラは、単独生活が基本なので発情期や育児期以外は一頭で生活しています。

主な生息域は「落葉・針葉樹林」「乾燥林」で、ライオンやチーターとは違って背の高い草むらなどの見通しの悪い場所に住んでいますよ。

 

食事

トラの食性は動物食です。

「イノシシ」「シカ類」「ウシ類」などの哺乳類を捕食することが多いですが、対象とする獲物は小型~大型動物・草食動物・肉食獣・家畜と幅広いですよ。

1日の食事量は平均6~7kgほどですが、一晩で25kg食べることもあります。

 

繁殖

トラは生後3~4年ほどで、繁殖可能な成獣になります。

発情している2日ほどの間に100回以上の交尾を重ね、約100日の妊娠期間を経て体重1kgの赤ちゃんトラを3~4頭出産します。

ちなみに、トラの繁殖期は生息している地域によっても異なりますよ。インドでは梅雨明け、寒い地方だと冬が繁殖期になります。

 

人気者も絶滅危惧種

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生息環境の悪化や密猟などによって、トラの生息数は減少しています。

世界各国でトラの保護活動が行われてはいるものの、環境問題に関しては一人ひとりが真剣に考え取り組もうとしていない実情もあります。

動物のみならず人間や地球まで滅ぼしていまわないように、しっかりと向き合っていく必要がありますよ。