シカは、鯨偶蹄目シカ科に属する哺乳類です。シカという名前は、食肉を意味する「シ」と毛皮を意味する「カ」が合わさったものと考えられていますよ。
この記事では、シカの生息地や会える動物園、食べている餌についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
鹿(シカ)はどこに住んでいる?分布は
鹿(シカ)の分布域 | 世界中 |
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鹿(シカ)の生息域 | 森林 |
草原 |
シカは世界中に分布しています。
日本ではシカというと、「ニホンジカ」を指すことが一般的ですね。
ニホンという名前がついてはいますが、日本固有種というわけではなく中国やロシアなどにも分布していますよ。
ちなみに、ニホンジカは「エゾシカ」「ホンシュウジカ」「キュウシュウジカ」「マゲシカ」「ヤクシカ」「ケラマジカ」「ツシマジカ」の7亜種に分類されており、日本全国の森林や草原に生息しています。
北に生息している個体ほど体が大きいという特徴もあります。北海道に住むエゾシカは140kgほどですが、沖縄県の慶良間諸島に住むケラマジカは30kgほどしかありませんよ。
鹿(シカ)は動物園で会える?
関東近郊で鹿に会える動物園は?
- 東武動物公園(埼玉県)
- 野毛山動物園(神奈川県)
- 上野動物園(東京都)
シカは、日本全国の動物園で飼育されています。
関東近郊だと「東武動物公園」「野毛山動物園」「上野動物園」などで会うことができますよ。
関東近郊以外だと、「奈良公園」が有名ですね。天然記念物に指定されているホンシュウジカに会うことができますよ。
奈良公園のシカは人懐っこいので手で餌をあげることもできますが、突然攻撃的なることもあります。9~11月の繁殖期は特に気をつけるようにしてくださいね。
海外で鹿(シカ)に会える動物園は?
シカを飼育している動物園は、海外にもたくさんあります。
数ある動物園の中でも、おすすめなのがアメリカのカリフォルニアにある「サンディエゴ野生動物園」です。
園内に岩場や草原・池などが整えられており、400種3000匹の動物が放し飼いにされていますよ。野生にいるかのようにのびやかに暮らしている光景は壮観なので、機会があればぜひ訪れてみてくださいね。
鹿(シカ)の餌は?何を食べる?
飼育下での餌 | 乾草 |
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青草 | |
ペレット | |
果物 | |
野生下での餌 | 葉っぱ |
木の実 | |
草 |
動物園で飼育されているシカの餌は、「乾草」「青草」「草食獣用ペレット」「野菜(ニンジンやさつまいも)」「果物」などです。
鹿には前歯がないので、かまれてもあまり痛くないですよ。鹿の餌やりを体験したことがない方は、怖がらないでぜひ挑戦してみてくださいね。
野生下での餌は?
野生のシカは、「草」「葉っぱ」「木の実」などを食べています。
1000種類を超える植物を餌としているためシカによる食害も多く、土壌流失や土砂災害を引き起こす原因にもなっていますよ。
世界最小のシカ、プーズーを見に行こう!
2016年12月4日に、「プーズー」が日本で初公開されました。
「プーズー」はアルゼンチンやチリ南部などの南米に生息する体長80cm・体重9kgほどの世界最小のシカで、サンティアゴメトロポリタン公園から寄贈されましたよ。
埼玉県東松山市の県こども動物自然公園で一般公開されているので、可愛らしいオスの2頭「サイ」「リオ」とメス2頭「スミレ」「ピナ」を見に行ってみてくださいね。