カピバラまとめ!大きさや特徴、生態は?

オニテンジクネズミの和名でも知られるカピバラは、げっ歯目テンジクネズミ科カピバラ属に分類されるげっ歯類最大の種です。

冬になると、露天風呂に浸かってリラックスしている様子がニュースなどでも放映されますよね。

この記事では、カピバラの大きさや特徴、生態についてまとめました。ぜひ参考にしてください。

 

カピバラってどんな動物?

カピバラ5

カピバラは、原産地のブラジル南部やアルゼンチン北部などでは毛皮や肉を目的として飼育されています。

飼いやすく人に馴れやすいことから国内でも多くの動物園で飼育され、我々を楽しませてくれていますね。

 

カピバラの大きさや特徴は?

カピバラ6
大きさ 体長: 106~134cm
体重: 35~65kg
外見の特徴 5cm以上のタワシのような硬い体毛
鼻面に卵状に盛り上がった毛で被われない臭腺(オスのみ)
前肢の指は4本、後肢の指は3本
指の間にある水かき
下あごにある4本の大臼歯

カピバラの大きさは、体長106~134㎝、体重が35~65kgほどです。

現生のげっ歯類の中では最大の大きさで、体長20~40cm・体重0.5~1.5kgのモルモットと比べるといかに大きいかがわかりますね。

 

カピバラの特徴は?

カピバラはずんぐりむっくりした体つきをしていて、5㎝以上あるタワシのような硬い体毛に覆われています。

体色は背中側が褐色(やや黒みがかった茶色)~赤褐色(赤みがかった茶色)・灰色などで、お腹側は黄褐色(黄色みがかった茶色)などの淡い色合いをしていますよ。四肢は後ろ足の方が長く、前肢の指は4本、後肢の指は3本です。指の間に水かきがあるのも特徴的ですね。

下顎の左右にある大臼歯は、他のテンジクネズミ科の動物とは違って左右に1本ずつ多い4本ありますよ。また、臭腺(鼻面に卵状に盛り上がった毛で被われない部分)がオスのみに見られる(メスはほとんど発達しない)という特徴もあります。

 

カピバラの生態は?

カピバラ7

生態

  • 河辺にある開けた草原や熱帯雨林などに生息
  • 10~20ヘクタール内で生活
  • 昼間は水中で休む

カピバラの生態は大きく分けて「河辺にある開けた草原から熱帯雨林などに生息」「10~20ヘクタール内で生活」「昼間は水中で休む」の3つです。

 

河辺にある開けた草原や熱帯雨林などに生息

カピバラは、南アメリカ東部アマゾン川流域を中心とした「河辺にある開けた草原」や「熱帯雨林」など様々な環境に生息しています。

 

10~20ヘクタール内で生活

カピバラは10~20ヘクタール内を生活拠点としています。

そのため行動圏が重複することもあり、2つ以上の群れが同じ場所で採食を行うことも少なくないですよ。

水の少なくなる乾季には水場を求めて群れ同士が集まって大きな群れ(100頭近くなることもある)を作りますが、雨季になると優位のオスと複数頭のメス・幼獣・劣位のオスからなる10頭前後の小さな群れになって生活をします。

 

昼間は水中で休む

カピバラは昼間は水中で休んでいることが多いです。

鼻先だけを水上に出して眠っていることも多く、採食は午後遅くから夕方にかけて行います。夜間は休憩と採食を繰り返しますよ。

カピバラは群れを形成して泳ぎますが、危険を感じると鳴いて群れの仲間に危険を知らせ水中へと逃げます。その際、成獣は幼獣を取り囲んで「イヌ科の動物」「コンドル類」「ワニ類」などの捕食者から守りますよ。

 

見ているだけで癒されるカピバラ!

カピバラ8

カピバラには、見ているだけで癒される不思議な魅力がたくさんあります。

最近ではキャラクター化もされ、今まで以上に幅広い年齢層から愛されていますよ。これからも、様々な形で我々を楽しませてくれると嬉しいですね。