アカマタの繁殖まとめ。交尾や産卵の時期、幼ヘビは?

アカマタは、爬虫綱有鱗目ナミヘビ科マダラヘビ属に属するヘビです。黄色がかった茶色の体に、こげ茶色の楕円形の横しまがある、派手な見た目のヘビですよ。

この記事では、アカマタの交尾や産卵時期、幼蛇についてまとめました。

 

アカマタの繁殖、交尾の特徴は?

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交尾の特徴

  • お互いに絡みつく
  • 野生下では見られない

アカマタの交尾は、胴体をお互いに絡みつかせながら行います。

夜行性のヘビであるので、野生下での交尾を観察する事は難しいですね。

 

アカマタの繁殖準備は?

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事前準備

  • 水入れの撤去
  • 産卵床の用意

メスヘビが間違って水入れに産卵してしまうと幼蛇が溺れてしまうので、水入れを撤去して産卵床を用意します。

産卵床は成蛇が余裕を持ってとぐろを巻ける大きさのタッパーに、湿らせた「ミズゴケ」や「バキュームライト」を敷いてあげれば十分ですよ。

産卵が終わったら親に卵を食べられてしまわないよう、卵を産卵床に移すことも忘れないでくださいね。

 

アカマタの産卵時期や場所は?

産卵時期 6月
産む卵の数 3~16個
孵化期間 40日
産卵場所 土の中

産卵時期

アカマタは3~5月にかけて交尾を行い、6月頃に産卵しますよ。一度に3~16個の卵を産みます。孵化期間は40日程度で、7~8月にかけて孵化します。

 

産卵場所

アカマタは自然下では、土の中に卵を産みます。

 

アカマタの幼蛇、餌や成長スピードは?

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幼蛇の餌(野生下) 小型の哺乳類
爬虫類
カエル
幼蛇の餌(飼育下) ピンクマウス
幼蛇の成長スピード 2~3年で成蛇になる

幼蛇の餌

アカマタの野生下での餌は「小型の哺乳類」「鳥類」「爬虫類」「カエル」「魚類」などです。幼蛇は成蛇と同じもので、小さいサイズを食べていますよ。

飼育下では、ピンクマウスを与える場合が多いですよ。ただ、中には偏食する個体もいてピンクマウスを食べないこともあります。その時にはアジアウキガエルを与えてみてください。

大きくなると、冷凍のヒヨコを餌として与えることもありますよ。

 

幼蛇の成長スピード

アカマタの幼蛇は、2~3年で成蛇へと成長します。

 

幼蛇の特徴

幼蛇は成蛇よりも赤と黒がはっきりしており、コントラストが美しい姿をしていますよ。

 

繁殖は難しい

アカマタは飼育する事ができるヘビの一種ですが、繁殖は難しいといわれています。飼育する際も攻撃性の強いヘビであるため、十分な注意が必要です。

初めてヘビを飼うことを考えている場合には、アカマタではない別のヘビを飼うことをおすすめしますよ。