猫にまたたび、効果や与え方は?危険性はある?

「猫はまたたびが大好き」と良く聞きますが、実際どのような効果があるのか、また与えることによる危険性や、注意点は曖昧な方が多いのではないでしょうか。今回はマタタビの効果や危険性などについてご紹介します。

猫にまたたび、理由は?

またたび のようなもの 猫

猫はまたたびに近づくと、またたびから発されるフェロモンを感知し、ハイな状態になります。「ハイな状態」と一言でいっても猫によってどうなるかは異なり、ある実験によると、「泥酔状態」になった猫が20%、「適度に嬉しそう」になった猫が60%、合計で全体のおよそ8割の猫がまたたびで喜んでいる様子を示したそうです。人間でいうと「適度にお酒を飲んだ状態」が近いようです。

しかし、人間の飲酒と大きく違うのは、「少量であれば健康に良い」というわけでもない点です。あくまでも「一時的に興奮した状態になる」「酔っ払いのように恍惚とする」だけなので、リラックスやストレス解消、快楽を与える道具だと思ってくださいね。また、またたびの効果は一時的なもので依存性はありません。

 

猫はなぜまたたびで興奮する?

猫 かわいい

またたびにはその木や葉、実に含まれる有効成分として「β-フェニルエチルアルコール」「マタタビラクトン」「アクチニジン」が含まれています。「β-フェニルエチルアルコール」という成分はバラの香りの本体としてよく知られており、催涎作用(よだれを促進する作用)があります。またたび特有の成分として「マタタビラクトン」「アクチニジン」がありますが、この2つの成分が猫の上あごにあるヤコブソン器官で感知され、中枢神経を麻痺させて、性的興奮を覚えるという仕組みになっています。

しかし、この中枢神経を麻痺させるという効果には注意が必要です。また、飼い主が与えるつもりはなくても、またたびの在りかを見つけ出し、近寄ってしまう可能性もあるので、またたびの管理には気をつけましょう。

 

猫にまたたびを与える際の注意点!どんなリスクがある?いつから与えて良いの?

猫 寝転ぶ ゴロゴロ

またたびには中枢神経を麻痺させる作用があり、麻痺の度合いが強すぎると呼吸ができなくなってしまう可能性があります。与え過ぎると、最悪の場合、愛猫の死を招くというリスクがあることを理解しておきましょう。

人間に強い酒をどんどんと飲ませてはいけないように、ねこにも適度なまたたび量があります。また、お酒とは異なり、何歳になったら与えても良い、というような年齢制限はありませんが、成猫と子猫は体の大きさが異なるため、同量のまたたびを与えても効果が変わってきます。最初に与えるときは、少なすぎるくらいの量から試してみましょうね。

 

またたびは与える部分や状態によって効果の強さが異なる

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またたびは、与える部分や状態によって効果の度合いが異なり、液体状のもの、またたびの実、枝、葉の順に効果が強くなります。またたびの効果には個体差があるので、最初に与えるときは少なすぎるくらいの量から試して、おねだりされても大量に与えるないようにしましょう。またたびは猫にとって快感を引き起こすものでしかないため、我慢や警戒心などは薄れていってしまいます。猫のことを考えて、飼い主が徹底管理してあげましょうね。

●リファレンス:株式会社フード・ペプタイド