アザラシは鰭脚類(ききゃくるい)に含まれる海棲哺乳類で、アザラシ科もしくはアザラシ科アザラシ亜科に分類されます。
2002年に多摩川に姿を現したタマちゃんや、少年アシベに出てくるゴマちゃんが有名ですね。
この記事ではアザラシの住んでいる場所、会える水族館、餌についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
アザラシはどこに住んでいる?分布は
アザラシは、北極圏~熱帯・南極まで幅広い海域に生息しています。
日本の近海には「ワモンアザラシ」「アゴヒゲアザラシ」「ゴマフアザラシ」「クラカケアザラシ」「ゼニガタアザラシ」の5種のアザラシが生息していますよ。
ワモンアザラシは氷や流氷の多い地域に多く、アゴヒゲアザラシは流氷の移動する浅い海域を好みます。ゴマフアザラシとクラカケアザラシは上記2種より南に分布し、冬から春にかけては流氷上で出産します。流氷期が終わるとゴマフアザラシは分散して沿岸で生活、クラカケアザラシは外洋で回遊します。
ゼニガタアザラシはさらに南に分布し、流氷のあまり来ない北海道から千島列島の結氷しない地域で暮らしていますよ。
アザラシは水族館で会える?
関東近郊でアザラシに会える水族館
- しながわ水族館(東京都)
- 鴨川シーワールド(千葉県)
- 横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県)
- 新江ノ島水族館(神奈川県)
関東近郊でアザラシに会える水族館は、「しながわ水族館」「鴨川シーワールド」「横浜・八景島シーパラダイス」「新江ノ島水族館」などがあります。
関東近郊ではないですが、北海道旭川市の「旭山動物園」も有名ですね。動物を野生に近い状態で飼育しているのが特徴的で、ゴマフアザラシの習性を利用したチューブ水槽で観察を楽しめますよ。
同じく北海道にある「おたる水族館」ではショーだけでなく、柵越しのエサやり体験もできます。餌の入ったバケツを持って餌を与えることができるので、アザラシのつぶらで大きな瞳を独占できますよ。
海外でアザラシに会えるテーマパークは?
ハワイのオアフ島にある「シーライフパーク・ハワイ」では、アザラシの曲芸を楽しむこともできます。
また、アザラシのプールでは、人が来ると直立してお愛想を振りまくアザラシがいるそうですよ。訪れる機会があったらぜひ確かめてみてくださいね。
アザラシの餌は?何を食べる?
飼育下での餌 | 魚類 |
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野生下での餌 | 魚類 |
軟体動物 | |
オキアミ | |
カニ |
アザラシに与える餌は水族館によっても異なりますが、「ホッケ」「オオナゴ」「チカ」などの魚類が多いです。
離乳期の赤ちゃんには魚の稚魚やホッケの三枚おろしを加工して与えたりしますよ。
野生化での餌は?
アザラシの種類によっても違いますが、野性下では「魚類」「軟体動物」「オキアミ」「カニ」などを主食としています。
様々いるアザラシの中でも「ヒョウアザラシ」は肉食獣で、他のアザラシやペンギンを捕食しますよ。
愛嬌たっぷりの顔がかわいい!
多摩川に現れたタマちゃんは、当時大人気となりました。
タマちゃんがいたのは多摩川の河口付近の汽水域という海水と淡水が入り混じる流域で、餌となる魚やエビを豊富だったことから長居していたのではないかと言われていますよ。
最近では見かけることも少なくなりましたが、愛嬌たっぷりのアザラシは水族館でも見ることが出来るので恋人や家族と訪れてみてくださいね。