ドーベルマンの性格、歴史、特徴や体重、しつけや適切な運動量は?

ドーベルマンは、引き締まった体にかしこく優秀な頭脳を持ち合わせた人気の高い犬です。飼うには、しつけや飼育方法などである程度の経験と知識、技術が必要です。

この記事ではドーベルマンの性格、歴史、しつけの特徴、体重や運動量についてまとめました。参考にしてみてくださいね。

 

ドーベルマンの性格は?

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性格

  • 利口で警戒心が強い
  • 飼い主には忠実
  • 人懐っこく甘えたがり

見た目から怖いイメージがありますが、ドーベルマンの利口で警戒心が強い性格です。警戒心を解いた時にみせる、優しくて人懐っこく甘えん坊な一面に魅力を感じる方が多い犬種です。番犬には最適です。

噛み癖や引っ張り癖のしつけは早いうちから必要ですが、飼い主には忠実で好奇心も旺盛なので、飼いやすい犬種ですよ。実は人懐っこく、甘えたがりな一面もあります。

 

ドーベルマンの歴史は?

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ドーベルマンの歴史は浅く、1890年頃に「カール・フリードリヒ・ルイス・ドーベルマン氏」によってドイツのテューリンゲン州で生まれました。

税金徴収の仕事をしていた「ドーベルマン氏」が家々を回る際に、優秀な警備犬の必要性を感じたため生み出したとされています。

新たな犬種「ドーベルマン」はすぐに話題となり、1899年には早くも犬種クラブが設立され、翌1900年にはドイツのケネルクラブに公認されました。

警護能力に長け、現在でも「軍用犬」「警察犬」「麻薬探知犬」などとして活躍しています。

 

ドーベルマンの特徴、大きさや体重は?被毛の手入れは?

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特徴

  • 体高 オス68~72cm メス63~68cm
  • 体重 オス40~45kg メス32~35kg
  • 被毛 滑らかで短く硬い
  • 被毛カラー ブラック ブラウン

体高がオスは68~72cm、メスは63~68cmで、体重がオスは40~45kg、メスは32~35kgの中型犬に分類されます。

細くみえますが、犬のサラブレッドとも呼ばれるほど筋肉質で逞しい体つきをしています。

くさび形の頭部や直線的な口吻のラインが特徴的です。耳や尾がピンと立っているドーベルマンが印象的ですが、子犬のうちに断耳・尾されていた軍用犬時代の名残といわれています。

断耳・尾は家庭犬として飼う場合は必ずしも必要ではないため、最近では行わない飼い主さんも増えてきています。

被毛は体の表面全体に均等に密生していて、滑らか短く硬いです。カラーはブラックかブラウンで、マズル(口先)、両頬、眉上、のど、前胸、足、尾のに赤褐色の斑があります。

ドーベルマンの被毛の手入れは、運動後にブラッシングを行う程度で十分です。汚れが気になる場合には、固く絞ったタオルで全身を拭いてあげてくださいね。

換毛期には丁寧にブラッシングと一緒にコーミングを行い、死毛を取り除く必要があります。

ドーベルマンの種類は?ヨーロピアン?アメリカン?

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ドーベルマンの原産国はドイツで、「ヨーロピアンタイプ」と「アメリカンタイプ」の大きく2つに分けられます。

ヨーロピアンタイプ

ドーベルマンらしいがっちりした体つきをしている。大型犬で、筋肉も増長しやすい。

アメリカンタイプ

見た目はドーベルマンそのものですがサイズが小ぶりなもの。人懐っこくて育てやすいのが特徴。

ヨーロピアンは使役犬として高い能力を認められ繁殖されており、筋肉質で大型なのが特徴です。対してアメリカンタイプは、ショードッグや家庭犬として品種改良されており、ヨーロピアンに比べて小柄で、尻尾が長い傾向があります。現在、ヨーロピアンタイプの頭数はかなり少なく、混血タイプが増えていますよ。

血統書の犬種登録先がPD(日本警察犬協会)であれば「ヨーロピアンタイプ」、JKC(ジャパンけネルクラブ)であれば「アメリカンタイプ」の可能性が高いと考えられます。

 

ドーベルマンのオスとメスの違いは?おすすめの個体は?

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個体差はありますが、全体的な傾向としてオスはやんちゃで、一緒にアグレッシブに遊びたい人におすすめです。メスはオスに比べて穏やかで、落ち着いているといわれています。子犬を見て選ぶ場合は、好奇心が旺盛で元気な個体がオス、メスともに良いとされていますよ。

おもちゃを放さない、唸り声をあげるなどの行動が見られる場合には注意が必要です。警察犬には適していますが、家庭犬としてはしつけが難しい可能性が高いです。おもちゃを見て、臭いを確認してから尻尾をふってじゃれてくる子犬は、ペットとして飼いやすいですよ。

ドーベルマンに必要な運動量

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運動量

  • 1日2回1時間程度

ドーベルマンは活発な犬種なので、運動量はしっかり確保してあげてください。朝夕1日2回1時間程度が目安です。

自由に走らせてあげる時間も作ってあげると喜びますよ。「自転車の引き運動をさせる」「週末にドックランに連れて行く」などがおすすめです。

運動量が足らないと、愛犬のストレスが溜まりますので、気を使ってあげてくださいね。

 

ドーベルマンのしつけ、ポイントは?

ドーベルマン

しつけのポイント

  • 主従関係の徹底
  • 「まて」を覚えさせる
  • 食事を与え過ぎない

ドーベルマンは飼い主に忠実で訓練性が高いので、しつけしやすい犬種です。しつけをうまく覚えさせるポイントは主従関係の徹底、「まて」を覚えさせる、食事を与え過ぎないことです。

 

主従関係の徹底

主従関係を構築して飼い主をリーダーだと認めてくれれば、しつけをどんどん覚えていきます。

自分の方が立場が上だと勘違いさせてしまうと、飼い主のいうことを聞かないワガママな子に育ってしまうので、毅然とした態度で主従関係を教えてあげてください。

 

「まて」を覚えさせる

ドーベルマンは警戒心が強く、攻撃的になると思わぬ危険があります。他人や他の犬に攻撃し、ケガをさせてしまうことがありえます。

感情を押さえる「まて」の訓練をすることから始めることがポイントです。

何かに吠えたり問題行動を起こしたりしたときは、しっかりと目をみて、低い声で叱ってあげます。体を抑え込んだり、マズルを押さえたりする必要があることもあります。

愛犬の暴走をコントロールできる関係性が理想といえますね。

 

食事を与え過ぎない

飼い主心としてはご飯やおやつをたくさん与えたくなりますよね。しかし肥満は様々な疾患の引き金にもなるので注意してください。実際に栄養過多で皮膚病になった事例もあります。

ドーベルマンの筋肉質の美しいラインを保つため、関連記事に詳しくまとめたタンパク質やカルシウムも効率的に摂取できる良質のドライフードがおすすめです。

ご飯にも気を遣ってあげて、美しい体を保ってあげてくださいね。

食事の与え方のポイントは「1回の食事を数回に分けて与える」ことです。一度に全て器に出すのではなく、5~10分間隔でゆっくり与えることで、少量でも十分な満腹感を感じることができます。

 

ドーベルマン購入前の注意事項は?

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アメリカンタイプとヨーロピアンタイプの、どちらのドーベルマンが好みかを見極めてください。見た目と性格が大きく異なるので、まずはドッグショーなどを見てみるのがおすすめです。日本ではアメリカンタイプの方が一般的で、ペット向きです。アメリカンタイプは中型犬に分類されますが、ヨーロピアンタイプは大型犬に近いサイズになります。どれくらい大きくなるのか、実際の成犬を見て確認してくださいね。

健康維持の観点から、散歩のための時間を1日に2回、30分から1時間程度取れるかも大きなチェックポイントです。

また、ドーベルマンは小型犬に比べてしつけが難しいため、初心者には不向きな犬種です。賢く優秀だからこそ、飼い主を自分より下だと判断したときに、コントロールできなくなるリスクがあります。しつけに自信が無い場合は、専門のトレーナーの手を借りてしつけることも忘れずに。初めて飼う犬としては難易度が高いといえます。

 

ドーベルマンを選ぶポイントは?

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愛犬を家族に迎え入れるにあたってチェックすべきポイントは「健康状態が良好であること」と「犬種の特徴が目立っていること」の2つです。健康状態を確認するときは、子犬の場合必ず抱っこして体つきを確かめてください。詳細は関連記事にまとめています。「ドーベルマンの正しい選び方」を確認してみてください。

 

実は愛情深いドーベルマン

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ドーベルマンは凶暴というイメージをもっている方もいますが、本来は従順で飼い主にも甘える、愛情深い犬種なのです。攻撃的な一面もありますが、番犬として家族を守る役割を果たしてくれますよ。

しつけをおこなえば、家庭犬として飼い主を癒してくれる犬にもなります。飼い方をしっかり覚えて、かわいがってあげてくださいね。