猫の首輪は種類が多く、愛猫にどれがあうか迷ってしまいます。ずっと着けるものなので、気に入ったものを選びたいですよね。
この記事では猫の首輪の選び方についてまとめました。
この記事でまとめたこと
飼育環境の違いを考慮した首輪の選び方:「完全室内飼い」と「放し飼い」
完全室内飼いの猫は、そうでない猫に比べて安全な環境で暮らしているといえます。ですから、外に出かける猫より、ファッション性や飼い主の趣向で、自由に首輪を選んでも問題ありません。
一方、外に出かける猫にとって、時に首輪は命取りになる場合があります。例えば木に登るときに、首輪が引っかかってしまうことで事故につがるようなケースです。運良く首が抜けるか、首輪がはずれてくれれば良いのですが、自力で脱出することができないと最悪の場合、死に至る危険性もあります。放し飼いの猫には安全性の観点から、力がかかると外れるタイプの首輪を選んであげましょう。
猫の毛の長さを考慮した首輪の選び方:「短毛種」と「長毛種」
猫は被毛の長さから「短毛種」と「長毛種」の2種類に大別できます。短毛種の代表的な猫種は「アメリカンショートヘア」や「オシキャット」、長毛種の代表的な猫種は「ペルシャ猫」や「ラグドール」などです。一見無関係そうに見えますが、実は被毛の長さは、首輪の選び方に関係しています。
短毛種の猫に首輪をつけるときの注意点
短毛種の猫に首輪をつける際、サイズが合っていないと、その部分が禿げたり毛が分かれてしまったりします。猫の首輪は、首周りに指二本程度のゆるみを持たせるのが適当なサイズです。成長にしたがって首周りも変わりますし、太ってしまったときにもサイズは変わってきますので、猫とじゃれあうときに首輪のフィット具合もチェックしてあげると良いですね。
長毛種の猫に首輪をつけるときの注意点
長毛種は首輪によって毛がもつれることが原因で、被毛が毛玉になってしまうことがあります。これを防ぐために、まめに首周辺をブラッシングしてあげましょう。また、細めの首輪を選ぶことで摩擦が減り、被毛が絡みにくくなりますよ。
猫の性格を考慮した首輪の選び方
猫の性格の観点からも避けた方が良い首輪があります。猫の性格は猫種ごとに大まかに推測することが可能です。関連記事に種類ごとの性格も紹介していますので、参考にしてくださいね。
神経質な猫に首輪をつけるときの注意点
首輪には迷子防止のタグや鈴がついたものがありますが、神経質な猫はこれを嫌う傾向があります。食事のときに食器にカチカチ当たることや、動く度に音が鳴ることを嫌がっているのかもしれません。ストレスが溜まってしまいますので、完全室内飼いの猫であれば、嫌がるときは外してあげましょう。または首輪のチャーム部分の長さを調整すると嫌がらなくなることもありますよ。
臆病な猫に首輪をつけるときの注意点
完全室内飼いをしている猫を病院に連れて行くときなど、臆病な猫はちょっとしたことで驚いて駆けだしてしまうかもしれません。そんなときにはハーネスがおすすめです。猫の首輪は外れやすく作られた物が多く、制止するのに適しませんが、ハーネスなら体をしっかりホールドしてくれるので安心です。紐で出来たものや、ベスト型になったハーネスも市販されています。飼い猫にあったものを選んであげてくださいね。
猫の首輪は色々試してみよう
首輪は猫の種類や性格の観点から、できるだけ猫のストレスにならないようなもの選んであげましょう。性格的にどういう首輪が合っているかは、つけてみないとわからないものですから、色々試してみてピッタリ合う首輪をつけてあげてくださいね。