セイブシシバナヘビの特徴や毒性、生息地は?飼育例はある?

セイブシシバナヘビは、横幅のある顔と反り返った鼻が特徴的なヘビです。

動物の屍骸を食べたり、ピンチになるとひっくり返って口を開ける等の死んだふりをする習性でも知られていますよ。

この記事ではセイブシシバナヘビの特徴や毒性、生息地、飼育例などについてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

セイブシシバナヘビの特徴は?

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大きさ 40~80cm
外見の特徴 太くて短い体
褐色のまだら模様(35~40個程度)
イノシシのような鼻先
黒い腹板にある黄色いまだら模様

セイブシシバナヘビの大きさは40~80cmほどです。オスよりもメスの方が大きくなるヘビで、オスは最大でも66cmほどにしかなりませんよ。

クリーム色をした太くて短い体には約35~40個程度の褐色(黒みがかった茶色)のまだら模様が入っており、黒い腹板には黄色いまだら模様が不規則に入っています。

イノシシのような形をしている鼻先は、穴を掘りやすいように吻先(口あるいはその周辺が前方へ突出している部分)が反り上がるように進化したものですよ。

 

セイブシシバナヘビの毒性は?

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毒性

  • 神経毒(唾液に含まれる)

セイブシシバナヘビの毒性は神経毒です。

毒は唾液中に含まれているので、パッと噛まれただけで唾液に触れていないのであれば軽く出血がある程度の怪我で済みますよ。ただ、長時間噛まれてしまうと唾液に含まれる神経毒によって傷口が腫れてズキズキと痛むようになります。

一般的なヘビは獲物を捕まえたときに絞め殺したりしますが、セイブシシバナヘビの毒は獲物を痺れさせるので獲物を丸呑みしてそのまま捕食しますよ。

 

セイブシシバナヘビの生息地は?

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主な生息地

  • アメリカ合衆国

セイブシシバナヘビは、アメリカ合衆国に分布しています。

アリゾナ州やテキサス州、ニューメキシコ州など多くの地域に生息していますよ。

 

セイブシシバナヘビはペットとして飼育できる?

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セイブシシバナヘビは毒ヘビですが許可なしで飼育することができるので、日本にもペットとして多くの個体が輸入されています。

飼育に際しては、「ケージ」「床材」「水入れ」「シェルター」「サーモスタット」などを用意すれば十分ですよ。

床材は新聞紙やペットシーツ・ウッドチップ・ウッドシェイブ等を使用して、小まめに交換してあげてくださいね。水入れは体型に適したサイズを使用し、脱皮のとっかかりとなるシェルターやコルクの皮なども忘れずに用意します。また、脱走を防止するためにも蓋には必ず重石を乗せて四隅をガムテープで止めておくと安心ですよ。

 

特徴的な顔が人気!?

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セイブシシバナヘビは丸顔で、イノシシのようにちょこんと上を向いた鼻が愛嬌を感じさせるヘビです。

飼育もさほど難しいヘビではないので、これからヘビの飼育を楽しもうと考えていた方におすすめですよ。