ハヤブサをペットに?性格や特徴は?寿命や鳴き声は?

ハヤブサは、ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属に分類される猛禽類です。

昔から「鷹狩り」に使われている鳥としても有名で、猛禽類カフェではタカやフクロウと並んで勇ましい姿が多くの人を魅了していますよ。

この記事ではハヤブサの性格や特徴、寿命や鳴き声をまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

ハヤブサの性格は?

ハヤブサ4

 

性格

  • 飼い主に馴れやすい
  • 賢い
  • 攻撃的な一面もある

飼い主に馴れやすい

ハヤブサは他の猛禽類に比べて、飼い主さんに馴れやすいといわれています。

特にヒナから育てられた個体は、短時間で信頼関係を築ける場合が多いですよ。

 

賢い

ハヤブサは賢い鳥です。

調教を重ねていけば「フリーフライト(ひもを付けずに飛ばし、餌で誘導して自分の所に戻ってこさせること)」が可能になり、飼い主さんの掛け声やホイッスルなどで戻ってきてくれるようになりますよ。

 

攻撃的な一面もある

もともと攻撃的な一面を持ち合わせており、信頼関係を十分に築けていないとケージから出したとたんに襲われる可能性もありますので注意が必要ですよ。

調教の基本である「フリーフライト」をする際は、わざとハヤブサに餌を与えず空腹にしますが、その時は特に気性が荒くなってしまうことがあるようです。

 

ハヤブサの特徴は?

ハヤブサ5
大きさ 体長 オス: 42cm、メス: 49cm
外見の特徴 青みがかった灰色をしている頭部~体上面
胸以下にある横斑
眼~頬にかけてあるヒゲ状の黒斑
黄色い蠟膜(ろうまく)

ハヤブサの大きさはオス42cm、メス49cmほどで、翼開長(翼を広げた大きさ)は84~120cmほどです。メスの方が大きいという特徴がありますよ。

オスとメスは同色で、成鳥は頭から体上面にかけてが青みがかった灰色をしており、目から頬にかけてはヒゲ状の黒いまだら模様があります。

喉から体下面にかけては白いですが、お腹には黒い縦縞模様がありますよ。くちばしは黒っぽい灰色をしていて、蠟膜(上くちばしの付け根を覆う肉質の部分)は黄色です。

幼鳥は頭部から体上面にかけては褐色(やや黒みがかった茶色)をしており、蠟膜は青灰色をしています。成鳥とは異なり、腹部に黒い縦斑が並びますよ。

 

ハヤブサの寿命は?

ハヤブサ2

寿命

  • 15年

ハヤブサの寿命は約15年です。

与える餌や飼育環境などによっても変わってきますが、十分な健康管理と快適な飼育環境を整えてあげることが長生きさせるコツだといえますよ。

ちなみに、真偽はわかりませんがハヤブサの長寿記録は163年という記録が残っているそうです。

 

ハヤブサの鳴き声は?

ハヤブサ3
ハヤブサのオスは鋭い声で「キッキッ」と鳴き、メスは「ガッガッ」「ゲゲ」と鳴きますよ。

ただ、繫殖期以外はほとんど鳴かないといわれています。

巣立った直後の若鳥の鳴き声は「ギィー」と騒がしく鳴き、飛んでいく親鳥のあとを追いかけますよ。

 

生半可な覚悟では飼えない!

ハヤブサ1
ハヤブサには「チゴハヤブサ」や「チョウゲンボウ」といった様々な品種がありますが、日本でハヤブサを飼育するためには許可が必要です。

入手方法も輸入が主になるため、価格も十数万~数十万円と高価になることは知っておく必要がありますよ。

飼育を考えているのであれば、十分な資金的余裕・飼育設備・かかりつけの病院などを用意したうえで始めるようにしてくださいね。