カシラダカの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

カシラダカは、スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される冬鳥です。

カシラダカ(頭高)という名前は、興奮すると冠羽を高く立たせることに由来していますよ。

この記事では、カシラダカの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

カシラダカの特徴は?

カシラダカ4

大きさ

  • 15cm

外見の特徴

  • 褐色の体
  • オスの頭にある冠羽
  • 体の側面にある赤褐色の斑紋

カシラダカの大きさは全長15㎝、翼開長(翼を広げた大きさ)は24㎝ほどです。スズメとほとんど変わらないサイズで、ホオジロとよく似ていますよ。

オスの夏羽は頭部が黒く、眉斑と後頭中央が白くなっています。体上面は赤褐色で淡褐色と黒の縦斑がありますよ。喉から体下面は白く、胸には赤褐色の斑があります。

冬羽はオス・メスがほぼ同色をしていますよ。頭部は褐色で眉斑は黄白色、顎線の内側には黄白色の線があります。体下面は白く、胸から脇にかけて茶褐色の縦斑がありますよ。

 

類似種であるホオジロやホオアカとの見分け方は?

カシラダカと類似種であるホオジロやホオアカを判別するときは、お腹に注目してみてください。

カシラダカお腹は白色
ホオジロお腹は栗褐色
ホオアカ胸に黒と赤褐色の横帯がある

お腹が白ければ「カシラダカ」、お腹が栗褐色(茶色)をしていれば「ホオジロ」、お腹に黒と赤褐色の横帯があれば「ホオアカ」と判別できます。

冠羽に注目しがちですが、冠羽は危険を感じた時や警戒している時にしか立たないのでお腹を見た方が判断しやすいですよ。

 

カシラダカの生態は?

カシラダカ2

生態

  • 雑食性
  • 繁殖
  • 群れで生活

雑食性

カシラダカの食性は雑食性です。

他のホオジロ類と同じように地上を小刻みに跳ね歩いて移動しながら、落ちている「草の種子」や「昆虫」を採餌しますよ。

 

繁殖

カシラダカは日本では繁殖をしない鳥ですが、シベリアなどの繁殖地では湿地のある林の地上や地上近くの茂みに皿状の巣を作って営巣します。

一腹卵数は4~5個で、およそ12~13日のメスによる抱卵を経て孵化しますよ。

 

群れを作る

カシラダカは、十数羽から多い時には数百羽の群れを作って生活します。

ただ、群れのまとまりは弱いので驚いたりすると1羽づつバラバラな方向に飛んでいってしまいますよ。

 

カシラダカの分布は?どこに生息している?

カシラダカ3

カシラダカは、ユーラシア大陸の高緯度地域に広く分布しています。

ユーラシア大陸北部やアリューシャン列島で繁殖し、冬季になると中国や東南・中央アジアへ渡り越冬しますよ。

日本には冬鳥として九州以北に渡来し、明るい森林地帯や開けた河原・農耕地・草地などに群れで生息しています。

 

カシラダカの鳴き声は?

カシラダカ1

カシラダカは「チッ チッ」と高い声で地鳴きをします。

春先になるとヒバリに似た明るい声で複雑なさえずりをしますよ。木の枝先に止まったり、移動しながら鳴き交わすことが多いですね。

 

 カシラダカの観察は冬季がおすすめ!

カシラダカ4

カシラダカは、日本に渡ってくる冬鳥としてはツグミとともに数の多い鳥として知られています。

1~2月の冬季になったら、空を見上げてみてください。群れを作って渡りをしているカシラダカを観察できますよ。