クロアシアホウドリの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

クロアシアホウドリは、ミズナギドリ目アホウドリ科アホウドリ属の夏鳥です。

細く長い翼が特徴の海鳥で、一生の大半を海の上で生活していますよ。寿命が長い鳥としても知られています。

この記事では、クロアシアホウドリの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

クロアシアホウドリの特徴は?

クロアシアホウドリ1
大きさ68~74cm
外見の特徴細く長い翼
黒褐色の羽毛
黒い足

 

クロアシアホウドリの大きさは全長68~74㎝、翼開長は200cmほどです。アホウドリやコアホウドリに比べると一回りほど小さいサイズですよ。

「体に対して細く長い翼」「黒褐色の羽毛」「黒い足」が特徴的ですね。

成鳥はほぼ全身が黒褐色をしていますが、体下面はやや淡い色をしています。顔の全面と翼の先端にある風切羽根の軸は白くなっていますよ。

くちばしは黒褐色をしていますが個体差があり、肉色をしている個体もいます。足はクロアシという名前の通り黒色をしていますよ。

 

クロアシアホウドリの生態は?

クロアシアホウドリ2

生態

  • 動物食
  • 繁殖
  • 長寿
  • 海上で生活

 

動物食

クロアシアホウドリの食性は動物食です。

海上を飛びながら、「魚類」や「イカなどの軟体動物」「甲殻類」などを採食しますよ。

 

繁殖

クロアシアホウドリは、太平洋上の島々に集団繁殖地(コロニー)を作ります。

一度に生む卵の数は1個で、オスとメスが交代で行う65日前後の抱卵を経て孵化します。ヒナは4~5ヶ月で巣立っていきますよ。

 

長寿

海洋性の大型野鳥は長寿の個体が多いですが、クロアシアホウドリも平均寿命が約27年と長寿の鳥です。

性成熟にかかる期間も8~10年と長く、近年の調査によれば40年を超える個体も発見されているそうですよ。

 

海上で生活

クロアシアホウドリは海上で生活しており、繁殖以外は基本的に海の上を飛び回っています。

あまり羽ばたかず、追い風を受けながら海面近くを滑空するスタイルで移動していますよ。飛行距離も長く、2日ほど飛び続けることもできます。

 

クロアシアホウドリの分布は?どこに生息している?

クロアシアホウドリ4 出典:鳥見録

クロアシアホウドリは北太平洋全域に広く分布しています。

夏季はベーリング海やアリューシャン列島で生活し、冬季になるとハワイやマーシャル諸島周辺で繁殖を行いますよ。

日本では伊豆諸島・硫黄島・小笠原諸島・尖閣諸島などの離島で繁殖、主に太平洋岸・伊豆諸島および小笠原諸島の付近の海上に生息しています。

 

クロアシアホウドリの鳴き声は?

クロアシアホウドリ3

クロアシアホウドリは繁殖地で「ウーウォーウー」「ウウウウッ」などと鳴きます。

アホウドリに比べると甲高い声をしていますよ。

 

水面から飛び立つ瞬間をチェックしよう! 

クロアシアホウドリ5 出典:Gooブログ

クロアシアホウドリは日本近海であれば初夏頃を中心に1年中見ることができるため、フェリーなどで沖合に出ることがあれば観察のチャンスです。

名前の由来でもある黒い足は、水面から飛び立つ時が見やすいですよ。