コオリガモの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

コオリガモは、カモ目カモ科に分類される冬鳥です。

流氷のある水面に姿を現すことや、体の色が氷のように見えることから「コオリガモ(氷鴨)」と呼ばれていますよ。

この記事ではコオリガモの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

コオリガモの特徴は?

コオリガモ3
大きさオス:60cm
メス: 38cm
外見の特徴目の周りにある白いアイリング(オス)
とても細長いしっぽ(オス)
中央がピンク色になっている黒いくちばし(オス)
頬にある黒い円形斑(オス・メス)

コオリガモの大きさはオスが全長60cm、メスが38cmほどです。

オスはパンダのように見える白と黒の体色をしており、「目の周囲にある白いアイリング」「とても細長いしっぽ」「中央部がピンク色になっている黒いくちばし」「頬にある黒い円形斑」が特徴的です。

メスは頭頂部・頬・くちばしが焦げ茶色で、顔は白っぽくなっていますよ。胸から背中にかけての体上面は焦げ茶色で、お腹は白くなっています。

 

コオリガモの生態は?

コオリガモ4

生態

  • 食性
  • 繁殖
  • 非繁殖期には群れを形成

 

食性

コオリガモの成鳥は甲殻類や貝類・軟体動物などを好んで食べ、ヒナは夏の流氷で水生昆虫を食べます。

コオリガモは潜水を非常に得意としており、水深の深い沖合を好みます。15m潜水することは普通で、60m潜ることもありますよ。

 

繁殖

コオリガモは湿地や池沼の多いツンドラの中の凸部になった乾いたところに営巣します。

藪の茂みの下などにある窪みに植物や羽毛を使ってメスが巣を作りますよ。外敵を群れで防ぐ習性のあるアジサシのコロニーの中に営巣する個体もいます。

1回に6~7個の卵を産み、メスが行う約24~26日の抱卵を経て孵化しますよ。北極の短い夏に適応するためか成長は極めて早く、ヒナは生後35日ほどで飛べるようになります。

 

非繁殖期には群れを形成

非繁植期には、群れを形成します。

治岸から少し離れた洋上で休息している集団は、数百羽から時に数千羽の群れになることもありますよ。

 

コオリガモの分布は?どこに生息している?

コオリガモ1
コオリガモはユーラシア大陸北部や北アメリカ北部などの極北部で夏季に繁殖し、冬季になると中国東北部からアリューシャン列島・カムチャツカ半島・アメリカ西海岸の北部に渡って越冬します。

日本には冬鳥として10月~4月ごろに、北海道や東北地方北部の海上に渡来しますよ。北海道では道東をはじめ、全域の海岸や港湾で普通に見ることができます。

 

コオリガモの鳴き声は?

コオリガモは、1~2月の番(つがい)を形成する時期になると「アッアオーナー」と聞こえる特徴ある声で鳴きます。

鳴き声が非常に独特である事から、北海道の一部地域ではコオリガモのことを「アオナ」と呼んでいますよ。

 

独特の鳴き声は一聴の価値あり!

コオリガモ2
「海のスター」と呼ばれるほど美しい見た目をしているコオリガモの鳴き声は、一度聴いたら忘れられない声をしています。

また、オスだけに見られる細長いしっぽもバードウォッチングのもう一つの楽しみといえます。潜水するときに見られる、垂直に立ち上がった長いしっぽから垂れた水滴が描く放物線も一見の価値ありですよ。