ツルシギの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ツルシギはチドリ目シギ科に分類される鳥類の一種です。

ツルシギという名前は、くちばしと足が長く、鶴のように端整な姿をしていることに由来していますよ。

この記事ではツルシギの特徴、生態や分布、鳴き声についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

ツルシギの特徴は?

ツルシギ1
大きさ32cm
外見の特徴白いアイリング
細長く先端が下に曲がっているくちばし
黒っぽい体色で体上面に白いまだら模様(夏羽)
褐色の体色で体上面に白いまだら模様(冬羽)

ツルシギはオス・メス同色ですが、夏羽と冬羽で容姿が異なります。

夏羽は全身が黒っぽい体色をしており、体上面には白いまだら模様が散らばっていますよ。目の周りの白いアイリングは前後で途切れています。

冬羽は頭から体上面が褐色(黒みを帯びた濃い茶色)をしており、白いまだら模様が散在しています。体下面と眉斑が白くなっているのも特徴的ですね。

細長いくちばしは先端がやや下に曲がっており、下くちばしの基部(付け根)が赤くなっています。ツルのように細長い足は赤色ですよ。

 

アカアシシギとの見分け方は?

ツルシギのくちばし下くちばしの基部だけが赤い
アカアシシギのくちばし上下くちばしの基部が赤い

同じチドリ目シギ科クサシギ属であるアカアシシギに似ていますが、くちばしを見ることで見分けることが出来ますよ。

ツルシギは下くちばしの基部(付け根)だけが赤いのに対して、アカアシシギは上下くちばしの基部が赤くなっているという違いがあります。

バードウォッチングの際はぜひ参考にしてくださいね。

 

ツルシギの生態は?

ツルシギ3

生態

  • 動物食
  • 繁殖

 

動物食

ツルシギの食性は動物食です。

シギ類の中でも長い足をしているので、水深の深い場所でも積極的に移動をして「昆虫類」「甲殻類」「貝類」などを採餌しますよ。

 

繁殖

ツルシギは繁殖期である4月末~6月になると、林や藪がある沼沢の地上に営巣します。

繁殖形態は卵生で通常4つの卵を産みますが、メスは産卵すると巣を離れてしまうため抱卵や育ヒナはオスが行いますよ。

 

ツルシギの分布は?どこに生息している?

ツルシギ4
ツルシギはユーラシア大陸の寒帯やシベリアの北部で繁殖し、冬季になると地中海沿岸やアフリカ・中近東・アジア南部に渡って越冬します。

他のシギ同様に旅鳥として春と秋の渡りの時期に日本全国に渡来しますが、春に渡来する個体が多く秋にはごくわずかしか渡りをしません。

 

ツルシギの鳴き声は?

ツルシギは「チュイ チュイ」と止まっている時に澄んだ声で鳴きますよ。

繁殖地では飛びながら「チュィー、チュィー、チョッチョッ、チュィー」等と鳴き、縄張りを主張します。

 

ツルシギの生息地を守ろう!

ツルシギ2
日本におけるハス田や干潟などの減少に伴い、ツルシギの日本への渡来数は年々減少しています。

絶滅危惧種に指定されているツルサギのバードウォッチングをこれからも楽しめるように、我々は環境保全についてもう一度考え直す必要がありますよ。