キョウジョシギの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

キョウジョシギはチドリ目シギ科に分類される旅鳥です。

キョウジョシギという名前は、色彩豊かな背中の模様が和を感じさせることから京女になぞらえて名付けられました。

この記事ではキョウジョシギの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

キョウジョシギの特徴は?

キョウジョシギ3
大きさ22cm
外見の特徴赤褐色をした体上面
オレンジ色の足
顔から胸にかけての白黒のまだら模様
黒くて小さいくちばし

キョウジョシギの大きさは全長22cmほどです。シギ類に分類されますが、首も足も短くずんぐりむっくりした体型をしていますよ。

オスの夏羽は顔から胸にかけてが白黒のまだら模様をしています。体上面は黒と赤褐色(赤みを帯びた茶色)のまだら模様になっていて、体下面は白色をしていますよ。メスの夏羽は体上面が淡い赤褐色で頭頂部が褐色(茶色)をしています。

冬羽はオス・メスともに体上面のほぼ全部が褐色になりますよ。

 

キョウジョシギの生態は?

キョウジョシギ4

生態

  • 食性
  • 繁殖
  • 求愛ディスプレイ

食性

キョウジョシギは「小さな昆虫」や「甲殻類」「ゴカイ」などを捕食しますが、動物の死骸や生ゴミも食べます。

水辺の小石や海藻・木片などをくちばしで引っくり返しながらエサを探しますよ。

ちなみに英語名である「Ruddy Turnstone」は、キョウジョシギが小石をひっくり返して食べ物を探す様子から名付けられました。

 

繁殖

一夫一妻制であるキョウジョシギは、5~7月の繁殖期になると灌木がまばらに生えている草地に営巣します。

地上にある浅い窪みにヤナギなどの枯葉を使ってメスが巣を作りますよ。

一度に産む卵の数は3~5個で、オスとメスが交代で行う22~24日の抱卵を経て孵化します。ヒナは生後20日ほどで巣立っていきますよ。

 

求愛ディスプレイ

キョウジョシギは求愛するときに、グランドディスプレイをします。

オスが背を丸めたポーズで翼を下げ、しっぽを下げながらメスに近づいていきますよ。

 

キョウジョシギの分布は?どこに生息している?

キョウジョシギ1
ユーラシア大陸北部や北アメリカ北部などのツンドラ地帯で繁殖し、冬季になると南アジア・南アメリカ・アフリカ・オーストラリアなどに渡って越冬します。

旅鳥として春と秋の渡りの時期に日本に飛来しますが、南西諸島では越冬する個体もいますよ。越冬地などでは主に海岸に生息しています。

 

キョウジョシギの鳴き声は?

キョウジョシギは、数羽で食べ物を探し歩いているときに「ゲレゲレ」や「ケケケケ」と鳴きます。

ハワイ語名である「Akekeke」という名前は「ケケケケ」という鳴き声が由来になっているといわれていますよ。

 

渡りの時期に海岸に行ってみよう!

キョウジョシギ2
キョウジョシギは、4~5月の春と9~10月頃の秋に旅鳥として日本を訪れます。

単独でいることは少なく、数羽~数十羽の群れを作って生活していることが多いのでバードウォッチングが初めての方でも見つけやすいですよ。

春や秋の渡りの時期に海岸に行く機会があればぜひ探してみてくださいね。