オオアカゲラの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

オオアカゲラは、キツツキ目キツツキ科アカゲラ属に分類されるキツツキの1種です。

日本では亜種を含めて4種類が留鳥として生息しており、オオアカゲラという名前はアカゲラよりも大きい事に由来していますよ。

この記事ではオオアカゲラの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

オオアカゲラの特徴は?

オオアカゲラ1
大きさ25~30cm
外見の特徴淡紅色の下腹部
赤くなっている頭頂部(オス)
黒い縦紋がある体下面
暗灰色のくちばし

オオアカゲラの大きさは全長25~30㎝、翼開長(翼を広げた大きさ)は49㎝ほどです。

体は黒い羽毛に覆われていますが、背中には白い縞模様が入り、体下面には黒い縦紋が入ります。お腹やしっぽはやや赤みがかかっており、虹彩は暗赤色をしていますよ。3.7~4.3㎝とやや長めのくちばしは、暗灰色をしています。

オスとメスはほぼ同色ですが、オスの頭頂は赤い羽毛、メスの頭頂は黒い羽毛で覆われています。

 

アカゲラとの見分け方は?

オオアカゲラはアカゲラとよく似た外見をしていますが、背中と胸に注目すると判別しやすいですよ。

背中
オオアカゲラ黒い縦縞がある白斑はあるが、逆ハの字ではない
アカゲラ縦縞はない逆ハの字型の白斑がある

オオアカゲラは「胸に黒い縦縞がある」「背中に白い逆ハの字の斑がない」という特徴があるので、判別するときに注目してみてくださいね。

 

オオアカゲラの生態は?

オオアカゲラ5

生態

  • 雑食性
  • 単独行動
  • 繁殖

 

雑食性

オオアカゲラの食性は雑食性です。他のキツツキと同様に木の幹に垂直に止まって、幹の中や樹皮の下にいる「甲虫の幼虫」などを食べますよ。

木の上で餌を食べることが多いですが、冬になると地表で「果実」や「種子」を採食します。

 

単独行動

オオアカゲラは群れを形成することはせずに、基本的には単独か番(つがい)で生活しています。繁殖期になると縄張りを形成しますよ。

 

繁殖

オオアカゲラは繁殖期である4~6月になると、枯れ木や生木の幹に入口の直径6~7cm、深さ約40cmの穴を掘って営巣します。

一腹卵数は3~5個で、約11~16日のオスとメスが交代で行う抱卵を経て孵化します。孵化したヒナは24~28日で巣立っていきますよ。

 

オオアカゲラの分布は?どこに生息している?

オオアカゲラ4

オオアカゲラは、ヨーロッパ東部・スカンジナビア南部・中央ヨーロッパからシベリア南部・サハリン・日本にかけて広く分布しています。

日本での個体数は少ないですが、留鳥として北海道から奄美大島にかけて分布しており、落葉広葉樹林や針葉樹林・針広混合林に生息していますよ。

 

オオアカゲラの鳴き声は?

オオアカゲラ1

オオアカゲラは、アオゲラやアカゲラに似た「キョッ、キョッ」という声で鳴きます。

繁殖期に行うドラミングの音はアカゲラよりも大きいという特徴がありますよ。

 

ドラミングとは?

ドラミングとは鳴き声以外で音を立てる動作のことをいいます。

枯れ木を連続して叩いて大きな「タララララ・・・」と音を出しますが、これは他の鳥のさえずりに当たるもので同種の仲間に自己の存在を知らせる役割も果たしていますよ。

 

大きな採餌跡も忘れずにチェック!

オオアカゲラ3

オオアカゲラは餌を食べる時に木をつついて幹の中にいる幼虫を捕食しますが、クマゲラと同じくらい大きな採餌跡を残す事でも知られています。

観察する機会に恵まれたらオオアカゲラだけでなく、採餌跡も見てみてくださいね。